2021.12.09英語学習・フレーズ

between a rock and a hard place – 「rock」を使ったイディオム7選

  • Did you find yourself between a rock and a hard place?
    ― 窮地に陥った?


本日のGabbyトレーニングで英語表現学習は、Yes/No Questionsからの出題。

今回紹介するのは「between a rock and a hard place」というイディオム。

「岩と硬い場所の間」がこのイディオムの直訳。 岩と硬い場所というなかなか抜け出せない2つの間に挟まれている、というイメージから「窮地に陥る」「八方塞がり」という意味で使われますよ。また、2つの選択肢のなかからどちらかを選ばなければならなかったり、難しい状況に陥るというときにも使います。 “(be)caught”や”(be)stuck”などの動詞と一緒に使われることも多いので、覚えておきましょう。

さて、本日はこの「rock」を使った、一風変わっているけど意味を知るとなるほど!となるイディオムを見ていきましょう。


一風変わった「rock」を使ったイディオム


| have rocks in (one’s) head

ー 愚かだ、どうかしている


例:If you think you can get these tasks done by today, you must have rocks in your head.
- 今日中にこれらのタスクを終わらせられると思っているなら、君はどうかしているよ。

「頭の中に岩を持つ」という直訳の「have rocks in (one’s) head」。
この直訳から転じて、「愚かだ」「どうかしている」というふうに使われます。頭の中の岩=愚かなこと、というようなイメージですね。


| rock the boat

ー 事を荒立てる、波風を立てる


例:She kept her feelings to herself, not wanting to rock the boat.
- これ以上事を荒立てたくないという思いから、彼女は自分の気持ちを抑えていた。

直訳すると、「ボートを揺らす」となる「rock the boat」。
ボートを揺らすと波がゆらゆら立って荒れることから、「事を荒立てる」「波風を立てる」という意味で使われています。


| sleep like a rock

ー ぐっすり眠る


例:I didn’t notice the sound of thunder last night. I much have been sleeping like a rock.
- 昨晩の雷の音には気づかなかったな。かなりぐっすり眠っていたんだ。

直訳すると「岩のように眠る」となるイディオム「sleep like a rock」。
岩のようにどっしり動かず眠るというニュアンスから、「ぐっすり眠る」「熟睡する」という意味となります。他にも、「sleep like a log」(丸太のように眠る)という表現が同じ意味で使われることも。


| hit rock bottom

ー どん底まで落ちる、最悪の状況になる


例:Sales have hit rock bottom during the pandemic.
- パンデミック中に、売上はどん底まで落ちた。

「hit rock bottom」で「岩の底に突き当たる」という直訳になります。
ここで指す「rock bottom」は、海底の地層のこと。これに突き当たると、それ以上先に進むことができないことから「どん底まで落ちる」という意味となりました。


| live under a rock

ー 世の中の動きを知らずに過ごす


例:Didn’t you know Saito quit the company? What, have you been living under a rock?
- 斉藤が会社を辞めたことを知らなかったって?おいおい、あり得ないだろ?

そのまま訳すと「岩の下で暮らす」となる「live under a rock」は、自分の周りで起こっていることについて何も知らなかったり、世の中の動きや流行に鈍いことを意味します。実際に使われるシーンでは「知らないなんてあり得ない」「知っているはずでしょ?」というように反語的なニュアンスで使われることが多いです。


| Let’s rock and roll!

ー さあ、始めよう!


例:It’s time for the event to start. Let’s rock and roll!
- イベント開始時刻になりました。それでは、始めましょう!

ロックバンドやロック音楽を連想しそうな「Let’s rock and roll!」。
ロックバンドが演奏をする際の始まりの合図に使われていたフレーズですが、今では何か始める際の掛け声として使われるようになりました。「Let’s do this!」「Let’s get started!」のように「やるぞ!」や「さあ始めよう!」というように使えますよ。



いかがでしたか?
直訳すると全く意味が分からないけど、本当の意味を知ると面白い「rock」のイディオムを使いこなしてみましょう。


Gabbyでは、随時無料トライアルを受付中!
既に知っている英語表現や知識が会話内で自然と口から出てくるようなトレーニングを行います。

お申込みはこちらからいつでも受け付けています。

© Gabby All rights reserved.