- Did you find yourself between a rock and a hard place?
― 窮地に陥った?
本日のGabbyトレーニングで英語表現学習は、Yes/No Questionsからの出題。
今回紹介するのは「between a rock and a hard place」というイディオム。
「岩と硬い場所の間」がこのイディオムの直訳。
岩と硬い場所というなかなか抜け出せない2つの間に挟まれている、というイメージから「窮地に陥る」「八方塞がり」という意味で使われますよ。また、2つの選択肢のなかからどちらかを選ばなければならなかったり、難しい状況に陥るというときにも使います。
“(be)caught”や”(be)stuck”などの動詞と一緒に使われることも多いので、覚えておきましょう。
さて、本日はこの「rock」を使った、一風変わっているけど意味を知るとなるほど!となるイディオムを見ていきましょう。
一風変わった「rock」を使ったイディオム
| have rocks in (one’s) head
ー 愚かだ、どうかしている
例:If you think you can get these tasks done by today, you must have rocks in your head.
- 今日中にこれらのタスクを終わらせられると思っているなら、君はどうかしているよ。
「頭の中に岩を持つ」という直訳の「have rocks in (one’s) head」。
この直訳から転じて、「愚かだ」「どうかしている」というふうに使われます。頭の中の岩=愚かなこと、というようなイメージですね。
| rock the boat
ー 事を荒立てる、波風を立てる
例:She kept her feelings to herself, not wanting to rock the boat.
- これ以上事を荒立てたくないという思いから、彼女は自分の気持ちを抑えていた。
直訳すると、「ボートを揺らす」となる「rock the boat」。
ボートを揺らすと波がゆらゆら立って荒れることから、「事を荒立てる」「波風を立てる」という意味で使われています。
| sleep like a rock
ー ぐっすり眠る
例:I didn’t notice the sound of thunder last night. I much have been sleeping like a rock.
- 昨晩の雷の音には気づかなかったな。かなりぐっすり眠っていたんだ。
直訳すると「岩のように眠る」となるイディオム「sleep like a rock」。
岩のようにどっしり動かず眠るというニュアンスから、「ぐっすり眠る」「熟睡する」という意味となります。他にも、「sleep like a log」(丸太のように眠る)という表現が同じ意味で使われることも。
| hit rock bottom
ー どん底まで落ちる、最悪の状況になる
例:Sales have hit rock bottom during the pandemic.
- パンデミック中に、売上はどん底まで落ちた。
「hit rock bottom」で「岩の底に突き当たる」という直訳になります。
ここで指す「rock bottom」は、海底の地層のこと。これに突き当たると、それ以上先に進むことができないことから「どん底まで落ちる」という意味となりました。
| live under a rock
ー 世の中の動きを知らずに過ごす
例:Didn’t you know Saito quit the company? What, have you been living under a rock?
- 斉藤が会社を辞めたことを知らなかったって?おいおい、あり得ないだろ?
そのまま訳すと「岩の下で暮らす」となる「live under a rock」は、自分の周りで起こっていることについて何も知らなかったり、世の中の動きや流行に鈍いことを意味します。実際に使われるシーンでは「知らないなんてあり得ない」「知っているはずでしょ?」というように反語的なニュアンスで使われることが多いです。
| Let’s rock and roll!
ー さあ、始めよう!
例:It’s time for the event to start. Let’s rock and roll!
- イベント開始時刻になりました。それでは、始めましょう!
ロックバンドやロック音楽を連想しそうな「Let’s rock and roll!」。
ロックバンドが演奏をする際の始まりの合図に使われていたフレーズですが、今では何か始める際の掛け声として使われるようになりました。「Let’s do this!」「Let’s get started!」のように「やるぞ!」や「さあ始めよう!」というように使えますよ。
いかがでしたか?
直訳すると全く意味が分からないけど、本当の意味を知ると面白い「rock」のイディオムを使いこなしてみましょう。
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