2022.08.19英語学習・フレーズ

get along withを使いこなそう!2つの意味と類義語を例文付きで紹介

  • Anna decided to leave the company because she couldn’t get along with her boss.
    ― 上司と反りが合わなかったので、アンナは会社を辞めることにした。



Gabbyトレーニングコンテンツから紹介するのは、”get along with”。

get along withは、単語帳などで「仲良くやっている」という意味で覚えた人も多いはず。
ですが、仲良くするといっても、単純に友人のように親しくするわけではないことをご存知ですか?実は、get along withには日本語の意味からはわずかに推測できないニュアンスがあるのです。また、このほかにも英語ネイティブが頻繁に使うもう一つの重要な意味も。

そこで本記事では、get along withの2つの意味と使い方を解説。また、その類義語についても例文付きで紹介していきます。






get along withの意味と使い方


(人と) 仲良くする、うまく付き合う


get along withは、誰かと良い関係であることを意味する「仲良くする」「うまく付き合う」という意味で使われます。

『友人や家族、親しい人と仲良くしている』というニュアンスのほか、上司や同僚、知人などと『問題なく関係性を保てている』『特別仲良くはないけれど、うまく付き合っている』といったニュアンスでも使うことができます。 そのため、冒頭の例文では「上司との関係がうまくいかなかった」状態をget along withで表せるということになります。

また、上述のようにget along withはあくまでお互いの関係が問題ない状態を表しますので、well(良い)やpretty well(かなり良い)などをプラスして、get along well with (とてもうまくやってる)のように関係の良さの度合いを示すこともあります。

それでは、早速他の例もいくつか見ていきましょう。


例文

Sometimes, his personalities make it hard to get along with others.
彼の性格上、他人とうまく付き合えないことがある。

Managers must be able to get along with all kinds of people, even in stressful situations.
マネージャーは、ストレスの多い状況であっても、あらゆる人とうまく付き合うことができなければならない。

My wife and I are getting along very well. We never fight.
妻と僕はとても仲良くやってるよ。喧嘩しないしね。

Are Japan and China really get along?
日本と中国は、本当にうまく付き合っているのだろうか?




(仕事や生活などが) なんとかうまくやっていく、対処する



仕事や状況に何とか対処したり、折り合いつけながら問題なくやっていくことを表すのにget along withを使います。

この場合には、“with”ではなく“without”((人や物) なしでうまく対処する)という意味で使われることもあるほか、人以外が目的語となる場合があるため、”in””on””at”などの前置詞も頻繁に用います。

例えば、新しい会社に転職した友人や家族に対して、「新しい職場でうまくやってる?」なんて聞くときには”Are you getting along in your new job?”のようにget alongを使うことができます。

以下、その他の例文です。

例文

The preparations for a meeting are getting along.
商談の準備は順調に進んでいるよ。

Our son will have to stand on his own feet and get along without us.
息子もいつかは自立して、僕らなしでやっていかなければならない。

I can’t get along on such a small salary.
こんな少ない給料じゃやっていけないよ。

A. Are you getting along in your new job? (新しい職場でうまくやってる?)
B. Yeah. So far, so good! (うん、今のところ順調だよ!)




get along withの類義語


get on (well) with


get on (well) withには、go along withと同じく「(人と)うまくいく」「(仕事などが)捗る」「何とかやる」という意味があります。

get on (well) withは主にイギリス英語で使われることが多いのが特徴です。


例文

Do you get on with your mother in-law?
お姑さんとは仲良くやっているの?

I will keep updating on this forum how I get on with the new research.
本フォーラムで、新しい研究の進捗状況を報告していきたいと思います。



hit it off


反りや馬が合ったり、出会ってすぐに意気投合することをhit it offといいます。
初対面の人と気が合うことが分かったり、意気投合して盛り上がった場合には、このhit it offを使いましょう。ただし、インフォーマルなので、ビジネスシーンで用いる際には使う相手や場面を選ぶようにしましょう。

それでは、例文を見ていきましょう。


例文

We are close in age, and the two of us hit it off immediately.
年齢も近く、私達二人はすぐに意気投合した。

Don’t worry, I’m sure you’re going to hit it off with our new boss.
心配しないで、新しいボスとはきっと馬が合うと思うよ。



cope


copeは物事に「うまく対処する」という意味があります。
問題やタスクなどに対して、うまく折り合いをつけながら対処していくというニュアンスがあります。そのほか、嫌なことや望ましくない状況に対して、それを何とか耐えて受け入れるというような使い方もします。

以下がcopeの例文です。


例文

This server can cope with huge amounts of data.
このサーバーは、膨大なデータ量に対応できる。

We needed to increase our workforce to cope with massive business expansion.
大規模な事業拡大にうまく対応するために、人員を増やす必要があった。

She has had to cope with losing all her previous status when starting a new career.
新しいキャリアをスタートするのに、それまでの地位をすべて失うことを受け入れなければならなかった。




まとめ


いかがでしたか?

日常生活や職場など、あらゆるシーンで使えるget along withの二つの意味とその使い方についてお分かりいただけたと思います。

Gabby Academyでは、get along withのような英語ネイティブが日常的に使うフレーズや単語を脳科学的アプローチに基づくトレーニングで自然に習得し、英語ネイティブコーチ伴走のもとそれらを自然に使いこなせるようにしていきます

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