- The company is actually thinking about merging with a competitor in order to become the market leader.
― 実はこの会社、マーケットリーダーになるために競合他社との合併を考えている。
Gabbyトレーニングコンテンツから紹介するのは、英語ネイティブが会話で頻繁に使う「実は」を意味する”actually”。
日本語でも「実は」は、相手に言い出しにくい話題を伝える時や、新たな話題を提示したりする際のクッション言葉として使いますよね。英語もそれは同様で、”actually”は、事実の強調・訂正・会話の中で話題を変えたりするなどマルチに使える言葉です。
この”actually”を知っていれば、直接的な言い方を避けることができたり、表現の幅が広がりますよ。
さて、今回は知っているのと知らないのでは大違いな”actually”の使い方を紹介していきます。
actually の使い方
1. 事実や起こったことを強調する
2. 情報を訂正する
3. 予想外のことに驚きを示す
4. 新しいトピックについて述べたり、情報を追加する
1. 事実や起きたことを強調する
“actually”は、事実や起こったことを強調するのに使うことができます。
事実とは異なることに対して「実は~なんだ」と本当のことを明かしたり、真実を強調するための「実は」として使うことができます。
A. How did the exam go last week? (先週の試験はどうだった?)
B. Actually, I couldn’t take it because I had a fever. (実は、熱が出て受けられなかったんだよ。)
It actually takes longer to fly from Hawaii to Tokyo than it takes to fly from Tokyo to Hawaii.
東京からハワイへ飛ぶより、ハワイから東京へ飛ぶ方が実は時間がかかるのです。
2. 情報を訂正する
前言を撤回したいときや、間違ったことを言ったので訂正したいとき、文頭にactuallyを使えば、気が変わったということを表すことができます。
例えば、レストランなどでオーダー時に気が変わって、「やっぱり~にします」という時がありますよね。そんな場面でも”actually”は使うことができます。
Actually, can we reschedule meeting to another day? やっぱり、ミーティングを別日にずらせないかな?
I’ll pay by credit card. Oh, actually, I’ll pay in cash.
クレジットカードで払います。あ、やっぱり現金で支払います。
3. 予想外のことに驚きを示す
“actually”は予想外のことに対する驚きを表す際にも使えます。
ある行動や言動が驚くべきものであることを強調するために、「本当に」「実は」というように使われます。
I was tired and actually fell asleep in the middle of emailing you back.
疲れていたのか、実は君に返信メールを打っている途中で寝てしまったんだ。
It looks like my sister actually arrived on time. I’m a little surprised because she’s usually late.
妹は本当に時間通りに到着したみたいだ。彼女はいつも遅れるから、ちょっと驚いたよ。
4. 新しいトピックについて述べたり、情報を追加する
“actually”は新しいトピックについて述べたり、情報を追加するために使うことができます。
相手に不快な情報や望まない情報を伝える場合にも、”actually “をクッション言葉として使うことで、伝える内容の衝撃を和らげることができます。
Actually, this is where my wife and I visited on our honeymoon.
実は、ここは私と妻が新婚旅行で訪れた場所なんです。
A. You’re still coming tomorrow, right? (明日、来てくれるんでしょう?)
B. I’m sorry. I won’t be able to make it, actually. (ごめん。実は、行けなくなっちゃったんだ。)
「実は」というときに使えるその他の英語表現
to tell (you) the truth
“to tell (you) the truth”は、「実を言うと」のように言い出しにくいような話をする際に、前置きまたは文末に使われるイディオムです。
“to tell (you) the truth”を伴って使われる文は、一般的に聞き手にとってネガティブな情報となります。
To tell the truth, I fell asleep in the middle of the movie.
実のところ、映画の途中で寝てしまったの。
To tell you the truth, I liked the first proposal better.
実を言うと、最初の企画案の方が好きだった。
in fact
“in fact”は、「実は」や「実はむしろ」という意味で使われます。
述べたことについて強調したり、補足的に意見を述べたいときに「実はむしろ」のように使われる一方で、前言の内容について逆説的なことを述べる際に「実は~なんだ」のように”in fact”を使うことができます。
I won’t fail the exam. In fact, I did rather well!
試験には落ちないよ。いや、実はむしろよくできたんだ!
You may think I’m rather aloof but, in fact, shy.
どちらかというと飄々としていると思われるかもしれませんが、実はシャイなんです。
to be honest
「正直に言うと」という意味の”to be honest”は、気まずいことや打ち明けにくいネガティブなことを「実はさ…」というように伝える時に使われます。
特に、相手を失望させると思われるような意見や感情について述べるのに、発言の前後に”to be honest”を付け加えることができます。
To be quite honest, I’m not interested in him at all.
かなり正直なところ、彼には全く興味がないの。
That hairstyle didn’t look good on you, to be honest.
正直言ってあの髪型は君には似合ってなかったよ。
to be frank (with you)
“to be frank with you”は「率直に言うと」のように、言いたいことをはっきりと相手に述べる際に使うイディオムです。
相手に忌憚ない意見や本音を伝える際の枕詞として使うことができます。
また、”Can I be frank (with you)?”(正直に言っていい?) のような使い方をすることもできます。
To be frank with you, it’s out of the question.
はっきり言って、論外だね。
To be frank, I’m losing motivation for working.
率直に申し上げると、仕事に対するモチベーションが下がっています。
まとめ
いかがでしたか?
私達が日本語でも頻繁に使う「実は」が英語でも自然に口から出てくるようになると非常に便利ですよね。
Gabby Academyでは、”actually”のように、英語ネイティブが日常的に使うフレーズや単語を自然に使いこなせるようになるための脳科学的アプローチに基づくトレーニングを、英語ネイティブコーチ伴走のもと行っていきます。
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