ビジネスの交渉・取引で、相手に譲歩したり合意を表す場面に多々出くわすはず。
そこで本記事では、交渉や取引で使える「譲歩」や「合意」を示す英語表現を紹介していきます。
もちろん、日常会話でも誰か折り合いを付けなければならない時に、記事中の表現を活用することができますよ。
譲歩や合意を示す英語フレーズ
meet someone halfway
直訳すると「~と中間地点で会う」という意味になるこのイディオムは、誰かに「歩み寄る」「譲歩する」という意味のイディオムです。
もちろん、直訳の意味で使われることもありますが、元々のお互いの中間地点まで行って会うというイメージから連想し「歩み寄る」または「譲歩する」という意味で使われます。
交渉や取引などの際に、両者の良いところで折り合いをつけたいという時に使えます。
Would you be willing to meet me halfway?
君は私に歩み寄るつもりはあるのだろうか?
make peace with
make peace withは「折り合いをつける」「和解する」という意味で使われます。今までわだかまりを抱えていたことを受け入れたり、何かを認め合うような時に使います。
他にも、人にも使うことができ、その際には「~と和解する」という意味で使うことができます。
Make peace with your past so it won’t screw up the present.
過去と折り合いをつけて、今を無駄にしないようにしよう。
hold someone’s nose
不愉快だと思うこと、あるいはやりたくないことを「しぶしぶ受け入れる」ことを表すのがhold someone’s noseです。
このフレーズを直訳すると「鼻をつまむ」ですが、この動作をするときは大抵何か臭いものを嗅いだ時ですよね。ここから転じて、嫌々ながら物事を受け入れる、という意味となりました。
I don’t want to get fired, so I’ll have to hold my nose and do what he asks.
クビになりたくないから、しぶしぶ彼の言うことをするしかないね。
come to an understanding
交渉相手などと「合意に至る」「話が決着する」ことをcome to an understandingを使って表します。
「合意・和解」などの意味を持つ「understanding」に「come(来る)」ということから、「合意に至る」という意味で使われています。
We failed to come to an understanding and the subject was held over till next meeting.
合意に至らなかったため、この件は次回のミーティングに持ち越しとなった。
strike a happy medium
strike a happy mediumで「折衷案を取る」「うまく妥協する」という意味となります。
直訳すると「a happy medium」で「幸せな中間」となりますが、それを「strike(取り決める)」するということから上記の意味で使われているこの表現。少し変わった面白いイディオムです。
The web designers have struck a happy medium between designability and usability.
ウェブデザイナー陣は、デザイン性とユーザビリティをうまく妥協した。
middle ground
middle groundは「妥協点」「落としどころ」という意味で使われます。
“I’m in the middle ground.”と言うと、異なる意見を持つ人やグループの中間的な立場であることを示すこともできます。
Negotiations have failed to establish any middle ground.
交渉の結果、妥協点を確立することはできなかった。
まとめ
いかがでしたか?
これらの表現を使いこなせれば、ビジネスシーンでの英語表現の幅が格段に広がりますよ。
Gabby Academyでは英語ネイティブが日常的に使うフレーズを脳科学的アプローチに基づくトレーニングで自然に習得し、英語ネイティブコーチ伴走のもとそれらを自然に使いこなせるようにしていきます。
言語脳科学に基づく実践英語力開発メソッドを搭載したセルフ・トレーニングと、有資格の英語ネイティブコーチとの2回のオンラインセッションが体験できる30日間の無料トライアルを、まずはお試しください。