英語には、名詞・動詞双方の役割を果たす単語がたくさん存在します。
そしてなかには名詞と動詞で意味が異なるものも。
そこで今回は私達が普段名詞として主に使っているものの、実は動詞としても活躍する英単語たちを厳選して紹介します。
早速その一部を見ていきましょう。
日程調整に使える英語表現6選
shop
名詞で「お店」という意味のshopは、動詞では「買い物をする」という意味で使われます。商品を購入するために店舗に行くだけでなく、オンラインで商品を購入することも含みます。
Do you shop online?
オンラインで買い物はする?
It’s important to shop wisely according to your monthly budget.
毎月の予算に合わせて賢く買い物をすることが大切だ。
I usually shop at second-hand shops for clothes.
洋服はたいてい古着屋で買うかな。
balance
カタカナ英語でも使われる「バランス」は、そのままの意味「バランスをとる」「均衡をとる」などという意味で主に使われます。
他にも「(収支の)帳尻を合わせる」といった意味もありますので、こちらもおさえておきましょう。
I will try to balance work and private life after I get married.
結婚後は、仕事とプライベートの両立を目指すよ。
To promote economic growth, the government needs to balance the tax system.
経済成長を促すには、政府は税制とのバランスをとる必要がある。
I’ll have a coffee to help balance out the sweetness of the dessert.
デザートの甘さとのバランスをとるのにコーヒーをもらうよ。
動詞のemailは「メールをする」という一つの動作を表します。
”send an email”のように表現しても間違いではありませんが、このemail一語だけでも意味は成立します。
また、日本語でのメール(=mail)は、英語では「郵送」という意味になるので、混同しないように注意しましょう。
Has she emailed you a PDF file yet?
彼女、PDFファイルをもうあなたにメールした?
Please email the link for tomorrow’s meeting.
明日のミーティングのリンクをメールで送ってください。
I emailed an interviewee but haven’t heard back yet.
応募者にメールを送ったけど、まだ返事がないの。
動詞googleはインターネット検索エンジン「Google」が動詞と化したものです。
日本語でもGoogleを使って調べることを「ググる」と言いますが、動詞として使われるgoogleも「(Googleを使って)検索する」という意味で用いられます。
英英辞書にも辞書として載るほど、一般的な使い方です。
I tried googling but couldn’t find anything relevant.
ググってみたものの、該当するものは見つからなかった。
The students are googling for information for their reports.
生徒達はレポートのために情報をGoogleで検索している。
I googled for a recipe for cooking.
料理のレシピをGoogleで検索した。
text
英語で「text」という場合には、基本的には文字や文章のことを指しますが、動詞でも使うことができる単語。動詞の場合には、携帯のSMSやショートメッセージなどを用いて、「テキストメッセージを送る」という意味で使われます。
今となっては連絡交換のために様々なメッセージツールが出現していますが、英語ネイティブの間では、それらを用いて連絡する場合でも「text」を使って表現します。
I’m sorry I didn’t text you back. I was sleeping.
テキストを返さなくてごめんね。寝てたんだ。
Text me anytime if you need help.
もし手助けが必要であれば、いつでもテキストしてね。
I will text you tonight.
今晩テキストするよ。
message
上述のtext同様、messageもコミュニケーションを目的として「メッセージを送る」という意味で使われます。
テキストメッセージ、メールやSNSなどの様々な手段で相手にメッセージをするというニュアンスです。
例えば、”I’ll message you later.”(後でメッセージするよ。) のような使い方をします。
Sorry, I am busy right now. I’ll message you later.
ごめん、今忙しいの。後でメッセージするよ。
He messaged his friends to send pictures during the trip.
彼は友達に旅行中の写真を送るためにメッセージを送った。
I regularly message my college friends on WhatsApp.
大学時代の友人とは定期的にWhatsAppで連絡をとる。
table
動詞の「table」は、あの食卓などで活躍するテーブルではありません。
「テーブルの上に置く」という意味から転じて、会議などで「(議案を)提出する」「議題に挙げる」という意味で使われています。
また、議題などを「保留にする」「棚上げする」という意味もありますので、文脈から適切な意味を読み取る必要があります。
A 4-day work week is going to be tabled in Parliament.
週4日勤務制が国会に提出されることになった。
We’ll table the decision on the new project until the finance department provides additional information.
財務部門が追加の情報を提供するまで、新しいプロジェクトの決定を保留にします。
Since they submitted a controversial proposal, the review committee tabled the deliberation.
彼らが物議を醸す提案を提出したため、審査委員会は審議を棚上げにした。
color
名詞では「色」を指すcolorは動詞では「色を塗る」「色づける」という意味で使います。
何かに色を塗ったり、髪を染めたりカラーリングする際にも、この動詞のcolorが使えます。
I’d colored my hair blown for the first time in four years.
4年振りに髪を茶色に染めた。
My kids like coloring the pictures using the art set.
うちの子供たちはお絵かきセットを使って絵に色を塗るのが好きなの。
This manga is colored for the event today.
この漫画は今日のイベントのために色づけられています。
babysit
babysitは動詞で「子守をする」「子供の面倒をみる」という意味です。
日本語ではよく「babysitter」(ベビーシッター) という言葉を聞きますが、このbabysitは動詞版といえます。
I asked my parent to babysit for me that evening.
今晩は両親に子守を頼んだの。
My husband will babysits our kids this Saturday.
今週土曜日は夫が子供たちの子守をするの。
I am supposed to babysit my sister’s children tonight.
今日は姉の子供たちの世話をすることになっている。
まとめ
いかがでしたか?
てっきり名詞だけだと思っていたあの英単語も、実はネイティブの間では動詞として使われているんですね。
今回紹介した以外にも、動詞として活躍する単語たちはまだまだ私たちの身の回りに隠れていますよ!
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