- Our small, tight-knit community must collaborate.
ー 我々の小規模で緊密なコミュニティは、協力しなければならない。
本日のGabbyトレーニングで英語表現学習は、UG-based Conversion Questionsからの出題。
今回紹介するのは「tight-knit」。
“knit”はもともと「結びつける、連動させる」という意味。
そんな本来の意味に”tight”(きつい)という単語がくっついた「tight-knit」は、隙間なく編まれたセーターのように「緊密に、密接に結びついている」ということを意味します。
複数人で構成される会社組織、コミュニティ、同僚や親族などが「親密である」「結束が固い」という文脈で多く使われます。
さて、本日は「knit」を使ったイディオムやフレーズの一部を見ていきましょう。
「knit」を使った英語フレーズ
| close-knit
ー 緊密である、結束が固い
例:There are many close-knit ethnic communities in the U.S.
- アメリカには、結束の強いエスニックコミュニティが多く存在する。
「緊密である」「結束が固い」という意味の「close-knit」。文化的、政治的、社会的、家族的なつながりで密接に結ばれている人々を表す形容詞です。
一番初めにご紹介した「tight-knit」と同義語として使えますよ。
| knit one’s brow
ー しかめっ面をする、眉をひそめる
例:She knitted her brows as
she listened to her husband’s story.
- 彼女は眉をひそめて、夫の話を聞いていた。
しかめっ面をする、眉をひそめるという際に使う「knit one’s brow」。
何か考え事をしていたり、怒っていたりという時によく使われる表現ですね。”knit”の持つ元々の意味から連想し、「眉 (brow) を結びつける (knit) 」とイメージすると分かりやすいはずです。
| knit up
ー (議論などを)まとめる
例:To knit clients’ remarks up briefly, they aren’t delighted with our proposal.
- クライアントの声を簡潔にまとめると、我々の提案には満足していないということだ。
議論などをまとめたり、結論付けることを表す「knit up」。
一般的には「編み上げる」という意味でよく使われますが、そこからさらに意味を解釈し上述の使われ方をすることがあります。
| well-knit
ー ち密に構成されている、よく整っている
例:Her novels were well-knit with exquisite and elegant writing style.
- 彼女の小説は、精巧で簡潔な文体でち密に構成されていた。
「well-knit」で「ち密に構成されている」「よく整っている」という意味となります。議論や作品などに対して使われることが多い一方で、「体格ががっしりしている」なんてときに使うこともあります。
「よく (well) 編まれている (knit) 」という直訳が転じて、上述の意味で使われるようになりました。
| stick to one’s knitting
ー 他人に干渉しない、自分のことに専念する
例:I don’t need to follow your opinion. Please stick to your knitting.
- 君の意見に従う必要はないね。干渉しないでくれよ。
「他人に干渉しない」「自分のことに専念する」という意味の「stick to one’s knitting」。同じ意味でよく使われるフレーズに「mind your own business」がありますが、まさに同じ用途で使うことができます。
直訳すると「自分の編み物に集中しろ」。この元々のフレーズが転じ、上述の意味で使われるようになりました。
いかがでしたか?
編み物やセーターなどのイメージが強い「knit (ニット) 」ですが、一つの糸を編んでいくという語源をベースに様々な使い方をすることができますよ。
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