2023.05.03英語学習・フレーズ

英語学習を習慣化させる3つのコツとは?実際に海外で働く私が解説します

「英語学習を習慣化したいのに、ついサボってしまう」
「毎日が忙しくて、英語学習がなかなか続かない」

このように悩む、社会人の方は多いのではないでしょうか?
英語学習において、「習慣化」は最も大切なことといっても過言ではありません。

理由は、英語を本気で習得したいなら、「最低3年以上」は英語学習を継続する覚悟が必要だからです。
たとえば、「3ヶ月でペラペラに!」「留学すれば英語は伸びる」などのワードを聞いたことがあるかもしれませんが、現実の英語学習は甘くありません。

私も社会人になってから英語学習を始めて、英語初心者の頃はとにかく習慣化することに苦労しましたが、今では海外の現地企業で英語を使って働くことができています。
英語学習を習慣化させたい方のために、私が海外の現地企業で働けるまでに英語力を伸ばしたコツを紹介していきます。


英語学習を習慣化させる3つのコツとは?

社会人が英語学習を習慣化させるコツは、下記の3つです。

1.スキマ時間を活用する
2.アウトプットの時間を作る
3.自分に必要な英語を学ぶ

イギリスのロンドン大学の研究では、習慣化させるためにかかる時間は「約60日」という結果が出ています。
よって、英語学習を初めて最初の約2ヶ月間が、その後の英語学習を続けられるかのカギになります。

英語学習を習慣化させるコツ3つと、実際の英語学習の方法を、それぞれ詳しくみていきましょう。

その①:スキマ時間を活用する

社会人が英語学習を習慣化できるかを大きく左右するのが「スキマ時間」の使い方です。
たとえば、電車での通勤時間が往復1時間なら、1ヶ月で「約22時間」にもなります。

<スキマ時間におすすめの英語学習>
●英語のポッドキャスト
●単語アプリ
●Youtubeなどの動画サイト

特に、「このくらいの英語レベルなら理解できそうだな」と思える教材を選ぶと、さらに習慣化しやすくなります。

私は、毎日同じ英語のポッドキャストや動画でインプットをしていき、繰り返し同じ英語を聞くことで、自然と英語の知識量が上がっていきました。

その②:アウトプットの時間を作る

英語学習を習慣化させるためには、アウトプットの時間を最低「週に1回」作りましょう。

理由は、インプットだけの英語学習では、習慣化したところで英語力が上がらないからです。
アウトプットとして「話す・書く」の英語学習をすると、今の自分の英語力が大まかに分かり、英語学習を続けるモチベーションにもなります。

<アウトプットにおすすめの英語学習>
●外国人と英語を話せるサービス
●言語交換アプリ
●英会話カフェ

私は、週末の英語を勉強する時間を楽しみに、毎日のスキマ時間で英語のインプットをしていました。
また、「HelloTalk」という言語交換のアプリを使えば、無料で英語圏の人とのテキストや通話も可能です。

その③:自分に必要な英語を学ぶ

英語学習を習慣化させるためには、とにかく「英語をやる理由」を明確にさせる必要があります。

●英語を使って海外でチャレンジしたいのか?
●ビジネスで通じる英語を身につけたいのか?
●旅行で使える英語力がほしいのか?

上記、それぞれ目的によって、必要な英語力が変わってきます。
たとえば、ビジネスレベルの英語を身につけたい方は、ビジネス英会話に特化した教材がベストです。

自分が学びたい英語とズレた英語学習を続けてしまうと、自分の理想とする英語力がつかずに学びの意欲がなくなってしまいます。

「英語学習」「勉強法」などで検索した内容を全て鵜呑みにせず、自分の英語学習の目的にあった学習をすれば、習慣化がより楽になるでしょう。

英語学習の習慣化で失敗するパターンって?

英語学習で失敗する人には、下記のような特徴があります。

●すぐ英語が話せるようになると思っている
●モチベーションが上下しやすい
●高すぎる目標を掲げてしまう

特に、日本人にありがちなのが、「英語ペラペラ」のイメージの高さと、英語へのブランド意識です。

たとえば、「日本語アクセントはカッコ悪い」などのイメージ、もしくは「英語ができるとカッコいい」というブランド意識のせいで、多くの日本人が英語を学ぶ機会を失っています。

私が実際に海外で働いてみて思ったのは、英語はあくまで「コミュニケーションツール」でしかないということです。
しかし、多くの日本人は英語を話して何がしたいかよりも、「英語」というスキルに重きを置いてしまっています。

よって、英語の習慣化で失敗しないためには、英語の先にある目的を見失わないことが大切です。
英語学習の習慣化の失敗パターンを、それぞれ詳しくみていきましょう。

その①:すぐに英語が話せるようになると思っている

「1年くらい英語を本気で勉強すれば、ある程度英語力がつくのでは?」と考える人は多いです。

しかし、短期間で英語を習得できる人はほんの少しの割合で、ほとんどの日本人は一生かけて英語を勉強するくらいの覚悟が必要です。
英語習得にかかる時間を理解していない人は、途中で「思ったより英語が伸びない」と、そこで英語学習をストップしてしまいます。

英語学習を続けていく上で、大切なのは忍耐力であることを、しっかり覚えておきましょう。

その②:モチベーションが上下しやすい

モチベーションが低い時に英語学習ができずに、習慣化に失敗する例は非常に多いです。

たとえば、何か心を動かすような動画を見た後に「よし英語勉強するぞ!」と思えても、そのモチベーションは一時的なもので、すぐ冷めてしまいます。

高いモチベーションを維持するのは脳科学的にそもそも難しいため、習慣化できるまでは簡単な英語学習をするのがおすすめです。
また、やる気が出ない時は、目標達成後のご褒美を用意することで、脳のドーパミン分泌を促進してやる気を上げる方法もあります。

その③:高すぎる目標を掲げてしまう

英語学習に対して高すぎる目標を設定してしまうと、習慣化に失敗しやすくなります。

「1日3時間、仕事終わりに勉強する!」
「オンライン英会話を毎日絶対やる!」

このように、英語を早く習得したいからといって、いきなり長時間の英語学習をスケジュールに組み込むと、習慣化に失敗しがちです。
「これから英語学習を習慣化したい」という段階の方は、下記のようにできるだけ小さく実現可能な目標を設定するようにしましょう。
●通勤中に5分だけ英語のポッドキャストを聞く
●英単語アプリを毎日1レッスンだけやる

英語学習がある程度習慣化したあとに、学習時間や教材のレベルを上げていけば、英語力が停滞することもありません。

まとめ「英語学習の習慣化は、目標を小さく!」

英語学習を習慣化するためには、「スキマ時間の活用・アウトプット・目的の明確化」を意識しながら、小さな目標をコツコツと達成していくことが大切です。

早く英語が話せるようになりたいと焦ってしまうのは逆効果なので、今の自分にできる小さな英語学習から進めていきましょう。


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