2022.12.18英語学習・フレーズ

英語学習のモチベーションを維持するための「本当に効果的な方法」5選


忙しい社会人にとって、仕事と英語学習の両立は大変ですよね。
「今日こそ英語を頑張らなきゃ」と思ったものの、「疲れてるからやっぱりいいや」とずるずる先延ばしにしてしまい、結局挫折してしまった人も多いのでは。

今まさに英語学習中の方で、モチベーションがなかなか維持できなくて困っている方も多いかもしれませんね。

この記事では、英語学習のモチベーション低下の原因について分析し、モチベーションを維持する対処法について紹介します。

英語学習に「モチベーション」が重要な理由


「英語習得の成功にはモチベーションの維持が必要不可欠」とよく言われますよね。でも、なぜモチベーションが重要なのでしょうか?
このセクションでは、モチベーションの重要性について解説します。


モチベーションは英語学習の継続に必要


英語学習にモチベーションが不可欠とされる理由は、英語学習を「継続」させるために必要だからです。

英語は、1日にまとまった量の学習をしても、一気に習得できるというものではありません。
毎日コツコツ学習することで、身につくものです。

英語学習を継続するためには、モチベーションの維持が必要であり、高いモチベーションを保つことで、学習効果の向上も期待できるのです。


第二言語習得理論とモチベーション


第二言語習得理論においても、言語習得と「モチベーション」との関連が指摘されています。 ここでいう「モチベーション」とは、日本語でいう「やる気」のような意味ではなく、「心理学的動機づけ(motivation)」のことです。
第二言語習得の成功にはモチベーションが大きな役割を果たしていると言われています。

「TOEICで〇〇点取る」というような動機づけは、言語学や心理学の用語で「道具的モチベーション」と呼ばれています。

「英語を話すことで海外の友人と仲良くなりたい」という動機づけは、「統合的モチベーション」といいますが、こういったモチベーションを持って勉強すると、英語学習そのものが楽しくなるでしょう。

そして、近年注目されている「第二言語習得に関連するモチベーション」として、「英語を習得した理想の自分をイメージする」というものがあります。

例えば、「英語が上手になってオールイングリッシュのミーティングで考えをガンガン発言する自分」や、「英語でプレゼンの質疑応答にスラスラ答える自分」といった、「理想の自分」を目指すと、英語学習に非常に効果的だといわれています。

これらのモチベーションを上手に利用することで、英語習得を成功へと導くことができるでしょう。


英語学習のモチベーションが低下する原因

このセクションでは、英語学習の中でモチベーションが低下してしまう原因を3つ挙げ、モチベーションが下がる理由を説明します。


明確な目標設定をしていない

英語学習において、明確な目標設定は重要な役割を果たします。

反対に、「なぜ英語学習をする必要があるのか」分からない状態で、学習を継続することは困難です。
また、英語学習は長くつらいものです。必ず「なんで英語頑張ってるんだっけ?」と疑問に思う時がやってきます。

その時、「英語がペラペラになりたいから」「英語が話せるとかっこいいから」というあいまいな目標を設定していたとしましょう。 すると、「なぜ英語を頑張っているのか」と自問自答しても、答えは出ません。

目標設定があいまいだと、自分が頑張っている理由が分からなくなります。その結果、英語を学習するモチベーションが低下してしまうのです。


学習方法が自分に合っていない

自分に合わない学習法で無理に頑張ることも、モチベーションの低下につながります。

インターネット上の記事やYouTubeには、「英会話をマスターするならこの方法がおすすめ!」という情報が氾濫していますよね。

しかし、自分のレベルに合わない方法や、自分の好みに合わない方法を無理に続けても、英語力があまり伸びず、精神的にもつらい思いをすることになります。

特に、あまり好きになれない学習法を無理に続けると、英語学習のモチベーションが大きく低下することになります。


学習効果が実感できない

英語の学習効果が実感できない状況も、モチベーションの低下を招きます。

「いくら勉強しても、全然英語力が上がっている気がしない……」という状況では、モチベーションを維持するのは難しいでしょう。

「自分は確かに成長している」という実感がないと、学習を頑張っても無駄なのではないかと思うようになります。

また、「目標地点から数えて、自分がどの位置にいるのか」が分からない状態も、英語を学習するモチベーションの低下につながります。


英語学習のモチベーションを維持する方法5選

英語を学習するモチベーション低下の原因は、主に以下の3つでした。
●目標設定があいまい
●学習方法が自分に合っていない
●学習効果が実感できない

このセクションでは、3つの原因それぞれに対応する、英語学習のモチベーションを維持する方法と、補助的に利用したい2つの対策を紹介します。


学習目標を明確にする


英語学習のモチベーションを維持するために最も重要なのは、「なぜ英語を学習しているのか」について、目標地点を明確にしておくことです。

就職や会社で求められた「TOEIC〇〇点達成」などという目標は、目指す方向が分かりやすいですよね。

「留学先で外国人の友人と自由にコミュニケーションがとりたい」「英語に不自由なく買い物がしたい」という目標も、モチベーションアップに効果的です。

そして、「海外の取引先に対して、完璧な英語でプレゼンテーションができる理想の自分」を想像すると、非常に効果的でしょう。

目指すべき目標を明確にしておくと、英語学習で挫折しそうになった時も、「なぜ英語を頑張っているか」という当初の目標に立ち返ることができます。

その結果、モチベーションを維持することができ、英語学習の継続につながります。英語学習の挫折を回避することもできるのです。


自分に合った学習法を選ぶ


自分に合った学習方法を見つけるのも、モチベーションを維持するためには有効です。

インターネット上でインフルエンサーが勧めている学習法は、その人には合っていたのかもしれませんが、自分にもその学習法が合っているとは限りません。

「自分に合った学習法」が分からない場合は、まず「自分が好きな学習法」を試してみると良いでしょう。

映画が好きなら、NETFILIXでたくさん洋画を見て、リスニングのトレーニングをするという学習法があります。
漫画が好きなら、日本の漫画の英語版を読むと、楽しみながらリーディングが学べます。

「自分に合った学習法」を見つけるのが難しい場合は、「英語コーチングサービス」を利用するのもおすすめです。

英語コーチングサービスなら、自分に合った学習法を見つけてくれるだけでなく、学習の目標設定においても、自分でも気づかないような目的意識について、深堀りしてくれます。

日々の進歩を記録する


英語を学習するモチベーション低下の原因として、学習効果が実感できないということも挙げられます。

学習効果を実感するためには、毎日でなくてもよいので、その日の学習内容などを書き留めてみましょう。 また、ちょっとしたことでもいいので、「前よりできるようになった」と感じるポイントを記録していくと、学習効果を実感しやすくなります。
「英語日記」をつけるのもよいでしょう。

また、おすすめなのは、オンライン英会話で話した内容を定期的に録音しておくこと。
1日や1週間のスパンでは、自分の変化は分かりませんが、1か月程度たつと、驚くほど上達した自分に気づくはずです。

VERSANTなどの試験を受けて、「自分の現在地」を確認するのも効果的です。


英語を一緒に学習する仲間と交流する


ひとりで英語を勉強していてやる気が出ない時は、SNSなどで、英語を学習している仲間を見つけて、情報交換をしたり、励まし合うのもおすすめです。

自分と同じくらいのレベルの人と英語学習について話すと、よい刺激を与え合うこともできます。
そして、自分と同じように頑張っている人に出会うと、「自分も頑張ろう!」とモチベーションを新たにできます。


少し英語から離れてリフレッシュする


どうしてもモチベーションが上がらない時は、思い切って英語学習を休憩してみましょう。
やりたくないことを無理に続けて、学習のモチベーションが完全に消滅してしまっては、元も子もありません。

また、完全に英語学習をストップするのではなく、「ゆるく英語への接触を続ける」方法もあります。

好きな洋画を見たり、洋楽を聞いたり、YouTubeの英語チャンネルを見たりしていれば、英語学習を休憩していても、英語力の低下を心配せずにすみます。

少し休憩した方が、英語を学習したいというモチベーションの復活につながる可能性があります。


最後に


個人的に、英語学習では「学習を楽しむこと」が大切だと思っています。
自分が楽しめる方法で学習すれば、学習の継続につながります。
そしてどんな学習法であれ、地道に継続すれば、一定の効果を実感することができます。

英語が話せるようになると、ビジネスの幅が広がるだけでなく、純粋にとても楽しいです。
楽しい学習で楽しい世界へと足を踏み出してください。応援しています!


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