2024.06.19英語学習・フレーズ

英語の「気にしないで!」をシチュエーションに応じて使い分けてみよう

謝罪を受けたときや前言を撤回するとき、励ましやフォローをするときなど、「気にしないで!」というフレーズは日常生活で頻出です。

日本語であれば「気にしないで」の一言だけであらゆるシチュエーションで使いまわしできますが、英語では各状況で適したフレーズを使う必要があります。
そこで本記事では、ネイティブが使う「気にしないで」にあたるフレーズを各シチュエーションごとに紹介していきます。

謝罪を受けたとき


Don’t worry about it.


「worry」は「心配する」という意味ですので、「Don’t worry about it.」で「心配しないで」となります。
目上の人やビジネスシーンで使う場合は先頭に「Please」をつけて「Please don’t worry about it.」という方がいいでしょう。

A. I’m sorry I’m late.
(遅れてごめんなさい。)
B. Don’t worry about lt. I just got here.
(気にしないで。今来たところだから。)

It’s okay.


相手が謝罪しているときに「気にしなくて大丈夫だよ。」 とフォローするときに使います。

A. I’m really sorry about the mess!
(汚してしまって本当にごめんなさい。)
B. It’s okay.
(気にしないで大丈夫です。)

No worries.


前述の「Don’t worry about it.」同様、相手の謝罪に対して「心配しないで」というときに使えます。また、相手からの感謝に対して「どういたしまして」のようなニュアンスで使うこともできます。

カジュアルなフレーズですので、友人や家族などとの会話で使うようにしましょう。

A. I’m sorry I didn’t call you last night.
(昨日の夜電話しなくてごめんね。)
B. No worries. I was asleep anyway.
(気にしないで。寝てたから。)

Forget about it.


直訳すると「それは忘れて」となります。ここから、「そんなことはもういいよ」「気にしないで」のようなニュアンスでいうことができます。

A. Did you take a note?
(メモとった?)
B. Oh no! I forgot it.
(あ、忘れてた!)
A. It’s okay, I recorded it. Forget about it.
(録音してたから大丈夫だよ。気にしないで。)

It doesn’t matter.


「重要ではないよ」「それほど問題ないよ」というフレーズです。誰かに失敗やミスを謝られた時に、「(重要なことではないから)気にしないで」という意味で使うことができます。

A. Sorry, I dropped the plate and it broke.
(ごめん、お皿を落として割っちゃった。)
B. It doesn’t matter. It’s inexpensive.
(気にしないで。高いものじゃないからさ。)


感謝されたとき


No problem


この表現には先の「No problem.」や「Not a problem.」のようにネガティブ意味を持つ単語が入っていません。そのため、先に挙げたような会話の中の表現、言葉遣いに敏感な人に対して勘違いを与える余地が無くなります。

A. Thank you so much for your help.
(手伝ってくれてありがとう。)
B. No problem.
(大丈夫だよ。)

You’re welcome.


感謝されたときの定番の返答フレーズ「You’re welcome」。「どういたしまして」という意味で使われますが、この表現には先の「No problem」のように「気にしないで」というニュアンスを間接的に伝えることができます。

A. Thank you for the lovely gift! I am going to treasure this.
(素敵なプレゼントをありがとう!大切にするね。)
B. You’re welcome.
(どういたしまして。)

It’s no trouble at all.


「No trouble at all」で「全く問題ない」という意味になります。ここから、誰かに頼まれごとをしたときや感謝をされたときに「かまいませんよ」のように使うことができます。

A. Thank you for bringing it. It was heavy, wasn’t it?
(持ってきてくれてありがとう。)
B. It’s no trouble at all.
(かまいませんよ。)


前言撤回するとき

Never mind.


「やっぱり気にしないで」と前言を撤回するときや、「今言ったことは忘れて」のようにいう際に使えるフレーズです。その他にも謝罪された際に「気にしないで」といえるほか、様々なシチュエーションで使える万能なフレーズです。

I was going to ask you something, but never mind.
(何かを聞こうと思ったけど、気にしないで。)


シチュエーションに応じて使い分けよう


いかがでしたか?
日本語だと「気にしないで!」のワンフレーズで済ませることができますが、英語の表現はより多種多様です。シチュエーションに適した表現ができるよう、知っているフレーズを増やしていきましょう。

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