私たちが日本語でも頻繁に使用する「とりあえず」や「今のところ」といったフレーズ。これは”for now”や”so far”で表すことができますが、この二つには微妙なニュアンスの違いがあります。

今回はそんな知っておくと便利な「今のところ」を表すfor nowとso farの違いを解説していきます。

点と線で考える「今のところ」の違い

for now

「for now」は「now」（今）という単語が使われているため、現時点のことに的を絞った「今のところ」のニュアンスがあるのが特徴です。未来には状況が変わるかもしれないものの、あくまで今の時点ではこうだ、と言いたいときに使うことができます。

so far

では、「so far」はどのように使われるのでしょうか？

「so far」は「far」の持つ距離を表す意味から、現時点のことだけというよりも、過去～現在までの継続した期間を含んだ「今のところ」として使用されます。そのため、現時点で置かれている状況や、これまでの状況や事象を説明するのに文末や文頭で使われます。

この二つを使い分けする際は、点（for now）と線（so far）を想起してみてください。
単純に「今のところ」と言いたい場合でも、どちらを使うかで文章のニュアンスが微妙に左右されます。

気を付けるべき「for now」の使い方

「for now」と「so far」の違いは分かったでしょうか？それでは、「for now」の気を付けるべき使い方もおさえておきましょう。

「for now」は使い方によっては、少しネガティブな印象を相手に与えることがあります。
「for now」には「今後のことは分からない」というニュアンスがあるため、使い方によっては少しマイナスな印象を相手に与えることがあります。

例えば「How’s your work?」と聞かれて「I’m good for now.」と答えると、今は何とか大丈夫だけど今後は分からない、というちょっとネガティブな意味で捉えられてしまいます。

ポジティブに聞こえるおすすめの答え方は「So far so good!」。
決まり文句のように使えるこの表現は、「（過去から現在にかけて）いい感じです（なので、きっと近い将来もいい感じでしょう）」という様なニュアンスで相手に伝えることができますよ。

for now とso far の二つを使いこなせるようになろう

いかがでしたか？
for now とso far の二つを使いこなせるようになれば、英語ネイティブにぐっと近づきますね。

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