「スキマ時間に効率的に英語を習得する方法は?」
このような疑問をもつ、英語学習者は多いのではないでしょうか。
筆者自身、社会人の頃は毎日通勤で英語学習をしていました。さまざまな英語勉強法を試し継続した結果、今では海外の現地企業で働くことができています。
私の経験上、社会人が英語を習得するためには、通勤時間の学習は「必須」といっても過言ではありません。仕事への通勤が往復1時間とした場合、「月20時間」「年間240時間」のスキマ時間ができます。この時間を英語学習に使うことができれば、1年でも英語力は格段にアップするでしょう。
しかし、通勤時間は電車の中でスペースも限られ、心地良い環境ではないですよね。効率的な英語勉強法がわからず、何をすれば良いか迷ってしまう人も少なくありません。
そこで、筆者が実際に試して効果が高かった、通勤時間の正しい英語勉強法を詳しく解説していきます。自分にあった英語勉強法は何か、考えながら読んでみてください。
通勤時間におすすめの英語勉強法5選
英語学習アプリ
ポッドキャスト
参考書
海外ドラマ
Youtube
最も大切なのが、自分が楽しめる英語勉強法を見つけることです。
たとえば、通勤時間というストレスがかかる状態で、「英語勉強しなきゃ…」と考えてしまうと英語学習は続きません。自ら「英語学習したい!」と思えるような勉強法を見つければ、無理することなく学習をルーティン化することができます。
通勤時間におすすめの英語勉強法5選を、それぞれ詳しくみていきましょう。
その①:英語学習アプリ
フレーズ・単語・リスニングなどのスキルを、広く学ぶことができます。
●必要なのはスマホだけ
●エンターテイメント性が高い
●毎日の記録ができる
このような理由から、通勤時間という自由が限られた状態でも、ストレスなく英語を学ぶことができます。
たとえば、単語学習のアプリなどは操作も簡単で、単語帳を使うよりも負担が少ないです。
また、毎日の勉強時間を記録できるものが多く、続けることへの達成感も感じやすいです。
その②:ポッドキャスト
下記のように、自分の英語力に合わせてポッドキャストの内容を選びましょう。
●英語中級者:英語のみ(解説なし)
●英語初〜中級者:日本語と英語(解説なし)
●英語初心者:日本語解説付き
ポッドキャストを聞いていると、徐々に耳が英語に慣れてきます。
たとえば、私もポッドキャストをしばらく聞いていて、ある日突然英語がスムーズに聞き取れるようになった経験があります。ポッドキャストの内容を100%理解できなくても問題ありません。
1日で大きな変化が出なくても、リスニング力は日々確実に上がっていくので、とにかく継続していきましょう。
その③:参考書
アプリやポッドキャストでは学べない、細かな文法や単語を学ぶことができます。
文法の基礎や単語が分からないままだと、英語学習をしていく中で不明点が多すぎて、勉強が捗りません。
よって、たとえ英語試験を受けない場合でも、英語学習を始めたらまずは文法の基礎を参考書で学ぶのがおすすめです。
また、通勤時間でも本を持ち歩くのが苦でない人は、メモ書きしながら読み進めると、記憶への定着力も上がります。
その④:海外ドラマ
参考書にはないような、ネイティブが実際に使う表現がたくさん出てくるのが、海外ドラマ勉強法の強みです。
たとえば、「What’s up?」「How’s going?」などは海外でよく使われる挨拶表現ですが、参考書でみることはほとんどありません。
さらに、コメディ・ラブロマンスなどの海外ドラマでは、シチュエーションと一緒に日常会話フレーズを効率的に覚えることができます。
英語字幕で理解がむずかしい場合でも、翻訳をしながら少しずつフレーズを覚えていくようにしましょう。
その⑤:Youtube
よって、楽しく英語に触れることができるので、ストレスもほとんどありません。
たとえば、海外で有名なTED Talkは、ビジネス系のスピーチ動画としてとても有名です。
また、海外ドラマよりも、さらに実践的なネイティブの英語を知ることができるでしょう。
通勤時間の英語勉強法で気を付けるべきことは?
●英語の聞き流しをしない
●難しすぎる問題は解かない
電車でできる簡単な英語勉強法が「リスニング」ですが、ただ聞くだけでは英語力は伸びません。
「聞く」という行為は簡単なので、多くの人は思考停止して英語を聞き流してしまいがちです。
しかし、リスニング力は集中して行うことでしか伸ばすことはできません。
また、問題を解くのに時間がかかる模試なども、通勤時間に行うのは効率が悪いです。
よって、通勤時間の英語学習では、背伸びせず自分のレベルにあった教材を選びましょう。
通勤時間で「聞き流し」をしない
●「今聞こえた単語は何と言ったのか?」
●「どの音が繋がっているのか?」
このように、英語を聞くときは、自分がわからない部分を明確にしていく必要があります。
たとえば、海外ドラマを日本語字幕でみているだけでは、英語力は伸びません。
必ず、「日本語訳=英語訳」を一致させて、少しずつフレーズを記憶していきましょう。
難しすぎる問題は解かない
理由は、通勤時間は周りに人がいる環境で、脳が集中しにくい状態だからです。
●模試を解く
●難しいリスニングをする
●オンライン英会話
このような、一般的な学習よりも考える力が必要な内容は、1人で机に向かって行いましょう。
とくに、参考書の模試を解く場合、集中力が低い通勤時間に行うと、自分の英語力を正確に判断することができません。
また、オンラインレッスンも有名な英語勉強法ですが、家で集中して行ってこそ効果が出ます。
集中力が必要になる問題は、時間に余裕があるときに快適な環境で行いましょう。
まとめ
毎日継続して行うことなので、楽しいと思える学習でないと続きません。
自分にあった勉強法が見つかれば、英語学習もスムーズに進んでいきます。
また、通勤時間・自宅での英語学習を組み合わせることで、さらに効率よく英語力を伸ばすことができます。
通勤時間の英語学習をルーティン化させて、毎日の積み重ねをしていきましょう。