2022.12.13英語ビジネス

海外就職のメリットとデメリット10選!海外で働くために知るべきこと


「海外就職してみたいけど、自分にもできるか不安…」
「海外就職のメリット・デメリットを知って将来に活かしたい!」
このように考えている方は、多いのではないでしょうか?
海外就職してみたいと思う人でも、実際の海外就職がどのようなものかを知っている人は少ないです。
この記事では、「海外就職のメリットとデメリット10選」をわかりやすくまとめています。また、筆者自身がカナダで現地企業に就職して感じた、日本とのギャップもふまえながら紹介していきます。
海外就職してみたい方、海外でのスキルアップを考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

海外就職のメリット<5選>


海外就職のメリットは、下記の5つです。
1.使える英語力が身に付く
2.プライベート重視の働き方
3.転職でキャリアアップしやすい
4.海外で深い交友関係ができる
5.外貨での収入ができる
海外で英語環境で働くことは簡単ではありせんが、実は日本にはないメリットがたくさんあります。
私自身、海外で働いてみて驚いたのが、残業の概念がなく定時ぴったりに上がるということです。
また、上司ともフレンドリーに話すので、日本のように強い上下関係を感じることもほとんどありません。
海外就職のメリット5選を、それぞれ詳しくみていきましょう。


メリット①:実践的な英語力が伸びる


海外で就職して英語を使って働くと、実践的な英語力が身に付きます。
日本人は、リーディングやリスニングは座学で学んできましたが、スピーキングやライティングは苦手な人が多いです。
しかし、会社で英語をアウトプットしながら過ごすことで、日本人が苦手とする英語でのコミュニケーションを上げることができるでしょう。
また、仕事を通じて英語を学ぶので、繰り返し同じ単語やフレーズを聞くことも多く、身に付くスピードも早くなります。


メリット②:働き方の違いを学べる


海外では、日本よりもプライベートを重視した働き方が多いです。
残業の文化が少ないので、日本のような会社に長く残って仕事をする風景を見ることは少ないでしょう。
しかし、仕事は結果主義の文化なので、勤務時間中に効率よく仕事を終わらせる人がほとんどです。


メリット③:キャリアアップがしやすい


日本は1つの会社に長く勤めてキャリアアップしていくことが多いですが、海外では転職を通じてキャリアアップする傾向があります。
年功序列よりも実力で評価する文化なので、会社に勤めた期間が短くても出世できる可能性が高いです。
また、人が入れ変わるのも当たり前なので、上下関係も日本ほど強くありません。


メリット④:海外での交友関係が広がる

ただ旅行で海外に行くのとは違い、海外の人と仕事で深くつながることができます。
現地の文化や宗教に触れる機会もあるので、異文化への理解も深まります。
今後、グローバル化が進む世界で、相手の文化をリスペクトできる人は、さらに評価されていくでしょう。


メリット⑤:日本円以外の収入ができる

日本円以外の収入があることは、グローバル化した現代での強みです。
特に、これから海外を視野に入れたキャリアを考えている方は、円安に左右されず海外でも生活できるようになります。
また、国によってはチップの文化もあり、基本賃金も日本より高いことが多いです。


海外就職のデメリット<5選>

海外就職のデメリットは、下記の5つです。
1.日本のような研修制度がない
2.福利厚生が少ない
3.実力主義でリストラの可能性
4.アピール力が求められる
5.ビザが切れると働けない
海外で働くことで「英語力が伸びる」「スキルがつく」などのメリットがある反面、安定性の少なさがデメリットとしてあります。
たとえば、日本のように1から仕事のやり方を教えてもらえることは少なく、自ら進んで疑問点を質問していくような文化があります。
海外就職のデメリット5つを、それぞれ詳しくみていきましょう。


デメリット①:研修がほとんどない


海外では、日本のように仕事を1から教えてくれる研修制度がほとんどありません。
仕事をしていきながら覚えるスタイルなので、教えてもらうのを待っていると周りから遅れる可能性があります。
自発的に行動するのが苦手な人にとっては、厳しい環境といえるでしょう。


デメリット②:福利厚生は日本より少ない


海外の会社は、日本と比べて福利厚生が少ない傾向があります。
交通費が出ない、保険のカバーが少ないなど、生活をしていく上で不安になるポイントも多いです。
会社からのサポートが少ない分、金銭的な余裕をもっておきましょう。


デメリット③:リストラの可能性が高い


実力主義の文化なので、仕事ができないと解雇される可能性が日本よりも高いです。
たとえば、英語力が足りずに仕事でミスを繰り返して、解雇になったという話も少なくありません。
日本のように安定して働き続けられる会社は少ないので、常にスキルを上げながら働く必要があります。


デメリット④:高いアピール力が必要


日本のように細かな評価制度がない海外では、上司にアピールする力が必要です。
謙虚すぎる姿勢は、かえって相手に仕事へのやる気が伝わらない可能性もあります。
自信を持つ人が評価されやすい文化なので、仕事ができることのアピールを心がけましょう。


デメリット⑤:ビザの期限や更新


海外就職する場合、海外で働くための就労ビザが必要です。
基本、1〜2年の期限が多く、ビザが切れると海外で働くことはできません。
たとえば、途中で転職する場合、新しい会社では残りのビザの期間しか働くことができず内定をもらいにくいこともあります。
現地の企業にとっても、少しの期間しか働けない人を雇うメリットはほぼありません。
よって、転職する場合は、就労ビザの期間内に効率よく行うことが重要です。


海外就職を成功させる3つのポイント


海外就職のメリットデメリットを知った上で海外就職を成功させるには、下記の3つが大切です。
●求人のリサーチを早めにする
●渡航前に資金を貯めておく
●日本で英語力をつけておく
海外で働いてみたい人は、今できることを少しずつ進めておきましょう。
たとえば、英語は毎日のスキマ時間の学習で身につくものなので、早く始めておくのをおすすめします。
海外就職のための3つのポイントを詳しくみていきましょう。


海外の求人を早めにリサーチしておく


海外就職サイトで、どのような職種の求人があるかを早めに調べておきましょう。
求人の内容は日々変わるので、自分にあった仕事が求人を出しているタイミングを逃すのはもったいないことです。
また、日々求人サイトを見ることで、どのようなスキルが求められているかの傾向を知ることができるので、海外就職の対策もしやすくなります。

資金に余裕をもって渡航する


「海外就職する=海外に住む」ことです。
国ごとに物価は異なりますが、日本よりも物価が高いアメリカ・カナダ・オーストラリアなどの国は、生活費が想像よりも高くなります。
海外就職したばかりで仕事に余裕がないときに、金銭面の不安が重なるのは大きなストレスです。
よって、海外就職で渡航する前に、余裕をもった資金を用意しておきましょう。

日本で英語力をあげておく


海外で働くにあたり、英語を使うことは欠かせません。
特に、英会話だけでなくビジネスシーンでのコミュニケーションが求められる海外就職では、正しい文法やフレーズが求められることも多いです。
たとえば、内定をもらった会社で働いてみたけど、英語力が足りずに苦労するということも少なくありません。
英語力を理由に海外就職をあきらめることがないように、今から英語学習を進めておきましょう。


まとめ


海外就職にメリットデメリットはありますが、海外就職で自分が成長することは間違いありません。
実際に海外で働いてみることで、日本にいた時と比べて働き方への考えも変わるでしょう。
1度きりの人生で後悔することがないよう、少しずつ海外の求人リサーチ、毎日の英語学習を進めてみてください。



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