2023.03.04英語ビジネス

海外就職したい日本人におすすめの職業7選!必要な英語力やスキルも詳しく解説

「日本人が海外就職するのにおすすめの職業は?」
「英語力やスキルがなくても海外就職できるの?」
このように、海外就職に興味はあるけど、実際は可能かどうか疑問にもつ人は多いのではないでしょうか?
日本人が海外就職する場合、就職先によっては英語力や専門的スキルが必要になります。
しかし、英語力といってもレベルはさまざまで、完璧な英語が話せなくても海外就職をすることは可能です。
また、専門職になると渡航先での資格取得が必要になるので、日本国内から求人に応募できないような仕事もあります。海外就職先として、日本人におすすめの職業の選択肢と方法を、詳しくみていきましょう。


海外で日本人が働きやすい職種7選と

私が実際に海外で過ごしていて見かける、日本人が多く働いている職種7つを紹介します。
主に、日本語力が必要とされる仕事や、専門的な英語力が求められない職種が多いです。
しかし、すでに日本での実務経験がある方は、下記の職種に限らず、その専門分野での海外就職を目指すのも良いでしょう。
それぞれ、必要な英語力やスキルを詳しく解説していきます。

1.カフェやレストランのサーバー・キッチン

<必要な英語力:初級〜上級>
飲食系の仕事は、海外で日本人に人気の仕事です。未経験でも挑戦しやすく、ポジションによって仕事内容も変わってきます。

●ホスト/ホステス:レストランの受付、予約管理や席案内を行う
●サーバー:料理の説明、オーダーを取る、料理を運ぶ
●キッチン:調理がメイン

このように、ポジションによって必要とされるスキルや英語レベルが異なります。
しかし、高級レストラン系のサーバーポジションは、接客サービスも高くなるので上級レベルの英語力は欠かせません。また、日本人の調理スキルは海外で重宝される傾向にあるので、日本でシェフの経験がある人は、飲食系への海外就職で有利になるでしょう。

2.小売店の販売員

<必要な英語力:中級〜上級>
海外で密かに人気なのが、小売店の販売員です。

●アパレル販売員
●美容部員
●スポーツショップの店員

このような、店頭セールスとして海外で働く日本人は少なくありません。
小売店によっては専門知識が必要とされる場合があるので、仕事に合わせた専門英語力が必要です。しかし、接客できる英語力があれば未経験でもチャレンジしやすい仕事でしょう。

3.学校の受付・アドバイザー

<必要な英語力:初級〜中級>
現地の語学学校や専門学校で、受付やアドバイザーとして海外就職する方法があります。特に、日本人の生徒が多い学校では、日本人アドバイザーの需要が高いです。
主な業務内容は、下記の通りです。

●書類整理やスケジュール作成
●生徒からの相談にのる

日本で教育やカウンセリング系の仕事の経験があれば、さらに有利になるでしょう。

4.留学エージェント

<必要な英語力:初級〜中級>
留学エージェントから内定をもらい、海外就職をする人もいます。
主に、日本人のお客さんが相手になるので、ホームステイ手配や語学学校とのやりとりを除けば、英語を使う機会は他の職種に比べて少ないです。
しかし、留学関連の事務処理をミスなく行わなければいけないので、丁寧な仕事が求められます。

5.保育士

<必要な英語力:中級>
保育士は、留学から海外就職を成功させたい人に人気の仕事です。
たとえば、カナダにいる日本人保育士は、留学で専門学校に通い、保育士の資格取得をしてから現地就職をした方が多いです。

6.空港スタッフ

<必要な英語力:中級〜上級>
海外空港のグランドスタッフとして働く日本人もいます。
世界中からのお客さんと英語でコミュニケーションを取らなければいけないので、中級以上の英語力は必須になるでしょう。
客室乗務員(CA)として働きたい人が、経験を積むために空港スタッフになるケースも多いです。

7.日本語教師

<必要な英語力:初級〜中級>
海外の日本語スクールで講師として就職する方法があります。
日本語を教えるための資格取得と、英語中級レベルがクリアできれば、海外で働く手段としておすすめの仕事です。
主に、子供〜学生向けに授業を行うことが多いです。


日本人が海外就職する3つの方法

日本人が海外就職する方法は、下記の3つです。

●海外企業の求人から就職
●国内就職してから海外転勤
●海外留学から現地就職

それぞれ、特徴と方法を詳しく解説していきます。

1.海外企業の求人に応募して就職

1つ目は、転職エージェントやウェブサイトから、海外企業の求人にエントリーして就職する方法です。幅広い職種から、希望する職種や条件の仕事を見つけやすいです。
海外企業で現地採用されるためには、ビジネスレベルの英語力と、求人に合わせた専門スキルが必要とされます。
しかし、海外を拠点とする日系企業の求人であれば、高い英語力が必要とされないケースもあります。

2.国内で就職してから海外転勤

2つ目は、日本国内でグローバルに活躍する会社に就職したあと、海外転勤を狙う方法です。
海外派遣は、会社内で優秀な人材が選ばれる傾向にあるので、自分の英語力やスキルをアピールしておかなければいけません。会社都合での海外転勤では、派遣手当や住居手当など福利厚生が手厚いのが特徴です。
しかし、渡航のタイミングや期間は会社次第なので、いつ海外赴任が終わるかは分かりません。

3.海外留学から現地就職

3つ目は、海外留学中に仕事の実務経験を積んで、企業からの就労ビザのサポートをもらって海外就職する方法です。
下記のように、海外で働けるワークビザがついている方法で留学してから、就労ビザのサポートをもらいます。

●ワーキングホリデー
●現地のカレッジ進学

たとえば、カレッジに通っている間に海外のレストランで働いた日本人が、正社員として採用されて海外就職に成功した例もあります。現地で英語力を伸ばしながら仕事の実務経験を積みたい日本人に、おすすめの方法です。


日本人が海外就職するときの注意点3つ

日本人が海外就職するときの注意点が、下記の3つです。

1.自己分析をする
2.ワークビザの確認
3.英語力をあげる

海外就職を成功させるためには、事前のリサーチや英語学習が大切です。
自分に今からできることを、詳しくみていきましょう。

①:自己分析をする

自分の強みや弱み、今あるスキルが海外の仕事でどう活かせるか確認しておきましょう。
特に海外では、日本と違って新人研修という文化が少ないため、入社後の実践的なスキルが求められます。
求人エントリーする際に、自分のアピールポイントが相手に伝わらないと内定をもらうのは難しいです。

②:ワークビザの期間や条件の確認

「海外就職=永遠に海外で働ける」というわけではありません。
基本的に、海外労働者としてその国で働く場合は、期限付きのワークビザを与えられます。
たとえば、2年間のワークビザをもらった場合、ビザが切れるタイミングで再度更新してもらう必要があります。
しかし、会社都合や仕事のできぶりによって、必ずワークビザを延長してもらえるわけではありません。よって、ワークビザを踏まえながら長期的にどうキャリアを作っていきたいのか、考えておく必要があるでしょう。

③:日本で英語力を上げておく

海外就職にチャレンジする日本人が、最も苦労することが「英語力不足」です。
ほとんどの日本人は海外に行ってから英語力を上げようと考えますが、海外就職を叶えるには日本で事前に英語を習得しておくことが欠かせません。
日本人は英語の読み書きはできますが、実際にネイティブと対等に話せる英語力をもっている人は一握りです。
英語ネイティブのクライアントやお客さんとの意思疎通ができる人材は、海外就職先でも重宝されるでしょう。


まとめ

日本人が海外就職するためには、最低限の英語力が必要です。また、働きたい特定の仕事がある場合、スキルや実務経験があるかどうかが海外では非常に重要になってきます。これから海外就職を考えている方は、自分のやりたい仕事に必要な英語レベルとスキルを満たせるように、日々学習していきましょう。


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