2024.06.15英語ビジネス

グローバルリーダーシップとは|国際社会をけん引するリーダーに必要なスキルを解説

ビジネスシーンのグローバル化が進む今日、キャリアアップしてグローバル人材、グローバルリーダーとして活躍したいと望んでいる方は多いでしょう。

また、取引先企業や社内の多国籍化により、グローバルな環境でリーダーシップをとることを求められて、戸惑っている方もいるかもしれませんね。

この記事では、グローバルリーダーが求められている理由を再確認し、グローバルリーダーに求められている資質と、グローバルリーダーの目指し方を分かりやすく解説します。

グローバルリーダーとして活躍したい方はぜひ参考にしてください。

グローバルリーダーとは

グローバルリーダーとは、国内だけでなく、海外でもリーダーとして活躍できる人材のことです。

高い語学力とコミュニケーション能力を持つ人々をグローバル人材と呼びます。

グローバルリーダーは、グローバル人材の中でも、異なる文化的背景を持つ顧客や社員をマネジメントし、ビジネスを成功に導く能力を持つ人材です。

全世界的にみれば、日本はグローバル化においてまだまだ立ち遅れているといえます。
そんな中で、グローバル人材やグローバルリーダーは貴重であり、ニーズの高い人材なのです。

グローバルリーダーが求められる理由


https://service.alue.co.jp/blog/global-leader

グローバルリーダーが求められる理由は主に3つあります。

・海外事業の拡大
・従業員の多様化
・外部パートナー企業の国際化

それぞれ詳しく見ていきましょう。

海外事業の拡大


グローバルリーダーが必要とされている理由の1つが、日本企業各社による海外事業の拡大です。

独立行政法人 日本貿易振興機構(JETRO)が2023年に行った調査によると、海外拠点を持つ企業の47.4%が「さらに拡大を図る」と回答、海外拠点を持たない企業でも「新たに進出したい」とする企業が約4割でした。

(参照:2023年度|ジェトロ海外ビジネス調査 日本企業の海外事業展開に関するアンケート調査)

海外進出のためには、グローバルマインドとスキルをあわせもち、海外でリーダーシップをとれる人材が必要です。
そのため、日本国内の多くの企業でグローバルリーダーが求められているのです。

従業員の多様化

グローバルリーダーが求められる2つ目の理由は、外国人社員の採用が進んでいることです。
海外ビジネスに直接かかわらない日本人社員でも、外国人と接する機会は増えてきています。

厚生労働省が2022年に発表した「『外国人雇用状況』の届出状況まとめ」によると、令和4年10月時点で、外国人労働者数は1,822,725 人。
前年に比べて95,504 人増加し、届出が義務化された平成19年以降、過去最高を更新しています。

海外に赴任する人はもちろん、日本国内で働いていても、同僚として外国人が働くようになる可能性が高いのです。

そのため、日本企業内でも、多種多様な価値観を受け入れ理解し、様々な文化的バックグラウンドを持つ社員をまとめ上げることができる、グローバルリーダーが求められているのです。

参照:「外国人雇用状況」の届出状況まとめ【本文】(令和4年 10 月末現在)

外部パートナー企業の国際化

グローバルリーダーが求められる3つ目の理由が、パートナーシップを組む外部企業の外資化です。

取引先の企業が日本以外の国籍をもつ企業であることも増えてくるでしょうし、海外企業の買収により現地企業が子会社化される可能性も考えられます。

その際には、外国人ビジネスパーソンと適切にコミュニケーションをとり、マネジメントする必要が出てきます。

そういった意味でも、グローバルリーダーとしてビジネスをリードできる人材が求められているのです。

グローバルリーダーに必要とされる能力

グローバルリーダーに必要な能力としては、様々なものが提唱されています。実際、一般的なビジネス能力や自己管理能力・問題解決能力など、グローバルリーダーに求められる資質は多岐にわたります。

この章では、グローバルリーダーとして活躍することを望む人が最低限身につけておきたいスキルを紹介します。

・ビジネスレベルの語学力
・コミュニケーション能力
・リーダーシップ
・グローバルマインドセット

それぞれ詳しく見ていきましょう。

ビジネスレベルの語学力

グローバルリーダーとして活躍するには、ビジネスレベルの語学力、特に英語力を身につけている必要があります。

グローバルリーダーは、国籍や文化を超えてビジネスに従事するため、異なる言語を話す人々とコミュニケーションをとることが必要不可欠になります。

そしてグローバルなビジネスでは国際的な共通語として英語が広く使われています。

グローバルなビジネスシーンでは、ビジネスパーソンの8割が非ネイティブともいわれているので、基本的にはネイティブレベルの英語力は必要ありません。
ただ、英語で適切に意思疎通をはかれるレベルの英語力は必須です。

また、交渉ごとなど、デリケートなビジネスシーンに従事する人には、特に高い英語力が必要とされます。

コミュニケーション能力

グローバルリーダーは、高いコミュニケーション能力を備えている必要があります。
文化や価値観の異なる人材とコミュニケーションをとるには、語学力だけでは不十分です。

相手の文化や価値観に対する知識が不足していたり、相手の文化に寛容な精神を持ち合わせていないと、ちょっとしたことで誤解が生まれたり、相手に不快感を与えてしまう可能性があります。

そういった事態を防ぐために、言語だけでなく、相手の国の文化・政治・宗教・商習慣に対して深い理解を持ち、相手の価値観や個人の意見を尊重したコミュニケーションが重視されます。

リーダーシップ

グローバルリーダーには、当然のことながらチームをまとめ上げるリーダーシップも必要です。
ただ、グローバルリーダーに必要なリーダーシップは、「チームメンバーを自分に従わせる能力」とは違います。

様々な文化的背景を持つチームを率いるにあたって、チームメンバー一人ひとりの意見を無視し、自分の考えを押し通すだけでは、チームワークが乱れ、チームが成り立たなくなってしまうでしょう。

グローバルリーダーには、チームメンバー一人ひとりの意見や能力・資質を見極めて、そのポテンシャルを最大限生かせるよう計画を立て、チームをけん引していくスキルが求められるのです。

グローバルマインドセット

グローバルリーダーに求められる大きな資質として挙げられるのが、「グローバルマインドセット」です。

グローバルマインドセットとは、自分と異なる文化を理解し尊重しつつ、自分の意見をしっかり持って、異なる文化的背景を持つ人々と円滑にコミュニケーションをとるスキルのことです。

グローバルリーダーとして活躍するには、多様性を受け入れる柔軟性が必要です。
自分と異なる国籍の人と接したり、海外に赴任したりすると、日本人には理解の難しい状況に遭遇するかもしれません。

そんな時、「自分とは文化が違うから理解できない」と片付けてしまうのではなく、自分と異なる文化や価値観を理解して、多様性を柔軟に受け入れる姿勢がグローバルリーダーには求められるのです。

グローバルリーダーを目指す方法

ここまで、グローバルリーダーに必要な資質について紹介しました。

もちろん、このような資質はもとから持ち合わせているものではなく、グローバルなビジネスシーンを通じて鍛えられていくものです。

ただ、現場の失敗を通じて学ぶ前に、できることをしておきたいですよね。
ここでは、グローバルリーダーに必要な資質を育てる手段を紹介します。

セミナーやプログラムに参加する

グローバルリーダーの育成には、民間企業や経団連などの法人も積極的に取り組んでいます。
それらの組織が開催しているセミナーやプログラムに申し込むことで、グローバルリーダーとしてのスキル向上を目指すことができます。

初めてセミナーを経験する人向けの入門講座から、参加に当たって一定の英語力が求められる実践的なプログラムまで、幅広い種類のセミナーが開催されています。
自分の能力に合った講座を選んで、積極的に受講することをおすすめします。

大学院やビジネススクールへの進学

グローバルリーダーを本格的に目指す人には、大学院に進学してMBAを取得したり、ビジネススクールに通学したりすることも選択肢に入るかと思います。

現在仕事が忙しくて通学が難しいという方には、ビジネススクールのオンラインレッスンの受講がおすすめです。

社内でグローバルリーダーを育成している企業に入社する

日本国内の企業でも、グローバルリーダー育成に取り組んでいる企業が多数あります。
入社できれば、その会社で働きながら、グローバルリーダーになるための実践的なスキルを身につけることができます。

企業が発表している人材育成方針を参考にしてもよいですし、経団連が発表しているグローバル人材育成に成功した「事例」を確認するのもよいでしょう。

参考:一般社団法人日本経済団体連合会「グローバルに活躍できるマネージャーの確保・育成に向けた取り組み」第2部 事例編

まとめ

グローバルリーダーとして必要な資質として最も重要なのは、「異なる文化や価値観を柔軟に受け入れ、対応する姿勢」といえます。

グローバルリーダーというと、チームをまとめ上げ、統率し、導いていく「リーダーシップ」が最も重要に思えますよね。

ただ、例えば、時間にルーズな国民性の国があります。
何度も納期を伝えてせっつかないと納期を守ってくれないお国柄もあります。

そういった従業員に出会った時、ただ叱責するだけでは、まず問題の解決にはなりません。

そして、自分と異なる文化・価値観を持つ従業員を「理解」するだけでは、やはりチームは立ち行きません。

相手の文化や価値観を尊重した上で、日本の文化や価値観を丁寧に説明し、「理解しあう」ことが必要です。

グローバルリーダーシップは、グローバルなビジネスシーンを通して徐々にはぐくまれていく側面もありますが、セミナーやプログラムに参加するなどして、日頃からスキルを磨いておくことも有効です。

さらに、国際的なニュースに目を向け、常に様々な国の情報を取り入れるよう心がけましょう。

グローバルリーダーとして活躍することは簡単ではありません。
しかしグローバルリーダーと呼べる人の数はまだ少ないため、グローバルリーダーとしてのスキルを磨くことで、大きなビジネスチャンスに出会う可能性は非常に高くなります。

ぜひご自身の価値を高め、成功をつかんでください。


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