2023.01.11英語留学

人気のカナダで親子留学を満喫できる理由と子どもの費用を安くする方法

カナダは世界でも多くの留学生を受け入れています。
銃の所持が禁止されているカナダは治安がよく、語学学校など第二言語のサービスも充実していて親子留学に最適な場所です。
この記事では、カナダの魅力や滞在する都市、費用を安くする方法などを詳しく解説します。


カナダを親子留学で選ばれる理由

語学留学で人気のあるカナダは、ロッキー山脈やナイアガラの滝がある自然豊かな国です。
イギリスやフランスの植民地を経て、移民を多く受け入れている他民族の国家のため、異なった人種や文化を尊重する環境は、海外生活を体験できるよい場所です。

公用語は英語とフランス語で、英語はアメリカ英語のようなクセのない発音で聞き取りやすく、英語の学習がしやすいです。

カナダで人気の留学都市はバンクーバーやトロントですが、モントリオールやハリファックスで留学すると子どもの授業料が無料になり費用を安くできます。留学する親が学生ビザを取得するなど条件があるため、事前に調べておきましょう。

カナダで6カ月以上親子留学するときは、ビザの取得が必要

カナダで親子留学する場合、滞在する期間によって学生ビザが必要となります。カナダの観光ビザ(ビザといっても発行はされません)は、最長6カ月が取得できるため、6カ月未満の場合、親も子どももビザの申請は必要ありません。

もし子どもが留学する場合は、親は観光ビザで滞在でき、子どもの留学期間が6カ月を超える場合は、親の観光ビザを延長する申請が必要です。

親と子どもが留学し6カ月以上滞在する場合は、親子それぞれの学生ビザの申請が必要になります。


カナダで体験できる年齢別の親子留学の仕方

海外から多くの留学生が学びに来るカナダは、年齢別で異なった親子留学が体験できます。

0歳から4歳までの子どもは、デイケア(保育園)で過ごし、英語で遊びながら粘土やお絵描き、絵本の読み聞かせ、おままごとなどのアクティビティに参加できます。

4歳から5歳の子どもは、ナーサリースクールや幼稚園に通い、地元の子ども達と学びながら英語を学びます。

6歳から12歳の小学生の子どもは、現地の学校で授業を受けたり、語学学校のプログラムに参加をしたりして英語を習得できます。


カナダで親子留学にかかる費用相場

カナダの留学費用はアジアで留学するのと比べると高めで、1カ月二人分でおよそ50万円から、1年間になるとおよそ400万円です。
親子留学の費用は、渡航費や滞在費、学費、娯楽費となり、住む都市や滞在スタイル、学ぶ学校が違うと費用相場は変わります。

とくに、カナダの消費税は、国の消費税(GST)5%と州の消費税(PST)の2種類で、消費税の多い州は15%となり、日本とカナダの物価を比べると高いと感じるでしょう。また、カナダで日本の食材を購入しようとすると、輸入品であるため、日本の価格の2倍~3倍することがあります。

留学で費用負担が大きいのは交通費です。$100(およそ1万円)が大人一人分の月にかかる費用です。。ダウンタウンに住むと学校に通うのは便利ですが、カナダのスーパーマーケットは郊外に多くあり、交通費が多くかかることもあります。

カナダで親子留学の費用を少なくするには、留学期間を短くする方法やカナダの中でも物価が安い都市を選ぶとよいでしょう。


親子留学の滞在先

親子留学をカナダでする場合、滞在先はホームステイやコンドミニアム、アパートメントや一軒家が選べます。

滞在先を選ぶときに、子どもが小学生の場合注意点があります。カナダでは小学生の子どもは親と同居する必要があります。
実は12歳以下の小学生は、一人で留守番はできない、一人きりにしないなど、カナダの社会福祉団体で警告されているため同居を前提に考えておきましょう。

滞在先の費用は都市で変わり、たとえば留学先で有名なバンクーバーやトロントは、アパートメントの家賃が比較的高くなり、ハリファックスなどの小さな都市は家賃が安くなります。

カナダでホームステイをした場合、電気や水道代、食事代込みとなり、アパートメントで自炊するより費用は高めです。しかし費用を抑えられるカナダのアパートメントの設備は、主に共同の洗濯機・乾燥機を使用するスタイルが主です。


カナダの親子留学で人気の都市

カナダは日本より湿度が低く、夏は30度を超えても過ごしやすい気候です。基本的に冬が長く、内陸に入ると-20度以上の寒さになります。
日本の防寒具では過ごせない寒さになるため、留学先の都市や季節を考慮して選ぶことをおすすめします。

トロント

トロントは人口が多い都市で、車で40分走るとナイアガラの滝を観光できます。ダウンタウンなどさまざまな国のレストランやスーパー、ショップがあり、日本食レストランや日本のお店も多くあり便利です。
バスや電車、ストリートカーが走っており、交通の便がいいのもトロントのよいところです。

バンクーバー

バンクーバーは、温暖な気候で内陸部のように氷点下になることは少なく、過ごしやすい場所で留学生には人気です。
大きなクルーズ船が停泊している太平洋の海と山も望める美しい景色があります。ハイキングトレイルがある「スタンレーパーク」は、散歩する人が多く有名な公園です。
バンクーバーは、電車のスカイトレインに乗ればダウンタウンや空港、モールに行くのに便利で、バスに乗ればフレンドリーな運転手さんに出会えます。

モントリオール

モントリオールは、カナダ東部にあるケベック州で、カナダで二番目に大きな都市です。
17世紀の初めはフランスの植民地だったため、フランス語が主に話されています。
バスや電車はフランス語のアナウンスで、駅の表示はフランス語と決められていて、モントリオールの旧市街を訪れると石畳や教会などの建築物が見られ、カナダにいながらヨーロッパの観光が楽しめます。

ハリファックス

ハリファックスは、東海岸にある小さな港町です。温暖な気候で夏は25度ぐらいと涼しく、冬は-10度ぐらいです。
人口40万人と小さな街ですが、5つの大学があるほど学園都市として教育に力を入れているため、親子留学で学ぶ場所として最適の環境です。
人口の90%が白人で占めているハリファックスは、日本人に会う機会は少なくなりますが、必然的に英語を話せる機会が作れる英語を学べる場所です。

カナダの親子留学で子どもの学費を無料にするには、ある条件で決まる

カナダの小学校は、カトリックや公立に関わらず無料です。
しかし、留学生の子どもが現地の小学校に通うと、1年間の授業料は1万ドル(80万円)になります。しかし以下の条件を満たすと子どもの現地校の授業料が無料になります。

・モントリオールやハリファックスに留学し、さらに親が学生ビザを取得していること。

・バンクーバーで留学する場合、公立のカレッジや大学、私立の4年生の大学で専門プログラムを就学して、ディプロマ取得し1年以上の学生ビザを持っていること
またはESL学校で就学している場合にEducation Quality Assurance Designation (EQA)という、ブリティッシュコロンビア州の認定がある学校を選択し、最低1年以上の学生ビザを取得していること

・トロントを留学する場合は、公立のカレッジや大学で最低600時間以上の就学をするディプロマやディグリープログラムの入学を許可され、学生ビザを取得していること
または語学学校でプログラムの仮入学許可を受けており、学生ビザを取得してから公立大学の英語コースに通うこと

親の条件を満たしていれば、子どもは何人でも現地校の授業料が無料になります。留学費用が高いと感じている方は、条件に当てはまる学校や滞在先を検討してみましょう。

カナダの留学生は週20時間まで就労できる

カナダ政府は、留学生が学生ビザに就労許可が記載されている場合は、週20時間まで就労できます。条件として6カ月以上カレッジや大学でフルタイムの学生であることです。

英語やフランス語の語学学校の学生で6カ月以上の留学生は、学生ビザを取得していてもあてはまりません。

なお2022年11月15日から2023年12月31日までは、カナダ移民局から就労の上限時間が撤廃されています。

カナダに留学する6カ月未満の場合は電子渡航認証(eTA)の申請が必要

親子留学で6カ月未満の滞在をする人は、電子渡航認証(eTA)を申請しましょう。電子渡航認証(eTA)の申請は、学生ビザやワーキングホリデーのビザを取得している場合は必要ありません。

申請方法はオンラインで、カナダ政府のウェブサイトからします。有効期間は5年間、費用は一人7ドル(カナダドル)になります。

カナダの親子留学前に準備すること

慣れない海外生活で体調が悪くなるときもあります。特に子どもはいつ発熱するかわかりません。カナダで日本人が医療を受ける場合、保険がなければ高額な医療費を請求されます。

親子留学する前に、海外旅行保険に加入する、またはカナダの留学生医療保険に加入しておきましょう。
現地の学校に通う留学生は、1日当たり約2ドルなどの加入料金で、日本語電話アシスタンスサービスを24時間使用できる保健サービスもあり、治療代の負担が少なくなります。保険の加入は、日本を出国する前までに済ませておきましょう。

まとめ

カナダで親子留学するのは、「費用面が高い」と感じている場合は、子どもの現地校の授業料が無料になる条件が当てはまる方法を選んでみたり、1週間や2週間の短期の親子留学を申し込んでみたりするのがおすすめです。

親子留学をする手続きは、ビザの取得や学校の申し込み、滞在先の手続きと時間や手間がかかります。
日本にある留学エージェントは直接話しやすく、手続きなど全てをパッケージでサポートしてくれます。
またカナダにある留学エージェントを利用すると、メールのやりとりになりますが、航空券の手配を自分でするなど、自らできることをすれば費用を安くできます。


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