近年、環境やSDGsに関する話題は、ビジネスの分野でも活発に取り上げられていますよね。
国際社会でも、環境への配慮という考え方はますます広まっています。
さらに、環境ビジネスの分野では、リスクを減らすためにも、新たなチャンスをつかむためにも、建設的な議論が欠かせません。
その一方で、「英語で環境について議論するなんて、難しそう……」と苦手意識を感じている方も多いかもしれませんね。
実は、いくつかの重要なキーワードとフレーズをおさえれば、環境ビジネス分野での議論はそれほど難しいことではありません。
環境ビジネスの分野で、リスクを避け、チャンスをつかみ取りたいビジネスパーソンはこの記事をぜひ参考にしてください。
環境ビジネスの英語を学ぶ理由

まず、企業が環境問題に取り組む理由を考えてみましょう。大きく分けると2つの理由があります。
すなわち、「リスクを避けるため」と「新しい機会をつかむため」です。
まず、環境への対応が不十分だと、企業は、規制の強化やコストの増加、ブランドイメージの低下といった不利益を受ける可能性があります。
こうしたマイナス要因を防ぐことは、安定した事業運営のために欠かせません。
一方で、環境への取り組みは成長のチャンスにもなります。
環境配慮型の製品やサービスへの需要は拡大しており、投資家の評価向上や競争力の強化につながるケースも増えています。
このように、多くの企業は「リスクを減らす」と同時に「チャンスを拡大する」という視点から、環境戦略を進めています。
こうした動きは、世界共通で進んでいます。
企業各社は、自社の取り組みを海外の取引先や投資家に説明したり、国際的なルールや基準を理解したりする必要があるのです。
そして、多くの企業レポートやニュースでは、環境に関する情報が英語で発信されています。
環境ビジネスの話題を理解するには、定番の英語表現に慣れておくのが効果的です。
次の章では、環境ビジネスの場面で繰り返し使われる基本の英語フレーズをおさえていきましょう。
環境ビジネスで覚えておきたい基本の英語5選

この章では、環境ビジネスについて英語で語る際にぜひ覚えておきたい5つの用語を厳選して紹介します。
- sustainable / sustainability
- emissions
- carbon footprint
- renewable energy
- net zero
それぞれ詳しく見ていきましょう。
sustainable / sustainability
sustainableは「持続可能な」という意味の形容詞です。「サステナブル」というカタカナ語も、日本語として浸透しつつありますよね。
sustainableの名詞形がsustainability(持続可能性)です。
具体的には、長期間にわたって環境や生態系にダメージを与えることのない、ビジネスモデルなどを指します。
この「長期間」というのが「持続可能性」のカギとなります。
具体的な使い方は、以下の例文を参考にしてください。
私たちの長期計画の一部に持続可能性を組み込むべきです。
このプロジェクトは、私たちの持続可能性目標にどう貢献しますか?
私たちには、より持続可能なビジネスモデルが必要です。
emissions

emissionsは「排出量」を指す英単語です。
環境ビジネスの分野では、単に「emissions」と書かれているだけでも、温室効果ガスやCO₂の排出量を指すことがほとんどです。
私たちは2030年までに排出量を30%削減することを目指しています。
排出量の削減は、当社の長期戦略の重要な柱です。
その企業は炭素排出量の削減に取り組んでいます。
emissionsはreduceやcutと一緒に使われることが多いので、あわせて覚えておきましょう。
carbon footprint
carbon footprintは「炭素排出量」という意味の英語フレーズです。
直訳すると「炭素の足跡」ですが、実際には 企業や個人の活動によって排出されるCO₂の総量を指します。
私たちは自社の炭素排出量を削減する取り組みを進めています。
その企業は毎年、自社の炭素排出量を測定しています。
多くの企業が炭素排出量の削減に取り組んでいます。
emissionsとcarbon footprintはどちらも「排出量」と訳されますが、「emissions」がデータや数値で表せる「量」そのものを指すのに対し、carbon footprintは、人や企業が「環境に与える影響の大きさ」を指します。
carbon footprintもemissionsと同じく、reduceと一緒に使われることが多いです。
renewable energy

renewable energy は「再生可能エネルギー」という意味の表現です。
再生可能エネルギーとは、「太陽光・風力・水力など自然の力を利用し、繰り返し使うことができるエネルギー」です。
私たちは再生可能エネルギーへの投資を計画しています。
その企業は再生可能エネルギーへの切り替えを進めています。
多くの国が再生可能エネルギーの拡大を進めています。
net zero
net zero は「実質ゼロ」という意味の表現です。
環境ビジネスでは、温室効果ガスの排出量を実質的にゼロにすることを指します。
「ゼロ」といっても、排出を完全にゼロにするという意味ではありません。
排出した分を削減したり、吸収・相殺したりして、全体としてゼロにするという考え方です。
私たちは2050年までに実質ゼロを達成することを目指しています。
その企業は実質ゼロの目標を設定しました。
多くの国が実質ゼロを約束しています。
環境ビジネスを語る!差がつく実践英会話フレーズ

この章では、環境ビジネスについて語る上で欠かせない実践英会話フレーズを、6つの動詞と、7つの名詞・フレーズとともに紹介します。
この章でテーマにしたい動詞は、以下の6つです。
- aim to
- be committed to
- set a target
- work to
- focus on
- plan to
さらに、以下の7つの名詞とフレーズをテーマにしていきます。
- Sustainability is~の型
- strategy / roadmap
- goal
- target
- commitment
- long-term
- impact
これらの表現とともに、実際に環境ビジネスの現場で使える英会話フレーズを、一緒に見ていきましょう。
動詞【1. aim to】

aim to~は「〜することを目指す」という意味で、目標や方向性を説明するときに使います。
以下のような実践フレーズに応用することができます。
私たちは2030年までに排出量を30%削減することを目指しています。
私たちは実質ゼロの達成を目指しています。
当社は、より持続可能なビジネスモデルの構築を目指しています。
動詞【2. be committed to】
be committed to〜は「〜に取り組んでいる」「〜を約束している」という意味で、aim to〜よりも、さらに強い意思や責任感を含む表現です。
環境ビジネスでは、方針や長期目標を説明するときによく使われます。
実践では、以下のように使いましょう。
私たちは持続可能性に取り組んでいます。
私たちは事業全体での排出量削減に取り組んでいます。
その企業は2050年までの実質ゼロ達成を約束しています。
動詞【3. set a target】

set a target は「目標を設定する」という意味で、具体的な数値や期限を示すときに使います。
aim to よりも、すでに明確な目標を決めているというニュアンスが強い表現です。
環境ビジネスでは、排出量削減やnet zeroの目標を説明する場面でよく使われます。
私たちは排出量を30%削減する目標を設定しました。
その企業は2050年までの実質ゼロ目標を設定しました。
私たちはエネルギー効率向上のために意欲的な目標を設定しました。
動詞【4. work to】
work to〜は「〜するように取り組む」「〜するために努力する」という意味で、現在進行中の取り組みを説明するときに使います。
私たちは排出量削減に取り組んでいます。
その企業はエネルギー効率の向上に取り組んでいます。
私たちはより持続可能なサプライチェーンの構築に取り組んでいます。
動詞【5. focus on】

focus on〜は「〜に焦点を当てる」「〜を重視する」という意味で、企業が重視している戦略や取り組みを説明するときに使います。
私たちは持続可能な成長を重視しています。
当社の戦略は排出量削減に焦点を当てています。
その企業は再生可能エネルギーの開発を重視しています。
動詞【6. plan to】
plan to〜は「〜する予定である」「〜する計画がある」という意味で、今後の具体的な行動や予定を説明するときに使います。
私たちは再生可能エネルギーに投資する予定です。
その企業は来年、排出量を20%削減する計画です。
私たちはサステナビリティ施策を拡大する予定です。
【1. Sustainability is ~の型 】

「Sustainability is~」という型は、企業の考え方や優先事項を説明するときによく使われます。
特に、会社のウェブサイトや統合報告書などでは頻出です。
「会社が持続可能性をどれほど重要視しているか、どのように取り組んでいるか」を端的に伝えることができます。
持続可能性は当社にとって重要な優先事項です。
持続可能性は当社の戦略の中心です。
持続可能性は当社の長期ビジョンの重要な一部です。
「Sustainability is~」に加えて、重要性を表す単語(key / central / importantなど)もあわせて覚えておくと効果的です。
名詞【2. strategy / roadmap】
strategyとroadmapは、どちらも計画を「どのように進めるか」を表現するフレーズです。strategyは「全体的な方向性」を表し、roadmapは「具体的なステップ」を指すという違いはありますが、どちらも環境ビジネスの分野で頻出の重要ワードです。
実践的には、以下のように使われます。
私たちはサステナビリティ戦略を策定しました。
当社の戦略は排出量削減に重点を置いています。
私たちは実質ゼロ達成に向けたロードマップを作成しました。
そのロードマップは脱炭素化への道筋を示しています。
名詞【3. goal】

goalは「目標」という意味の名詞です。企業が目指している方向や成果を説明するときに使います。
私たちの目標は排出量を削減することです。
実質ゼロの達成は、当社の主要な目標のひとつです。
私たちの長期目標は持続可能な成長です。
名詞【4. target】
target は「目標」という意味の名詞です。
goalと似ていますが、goalより具体的で、数値や期限とともに示されることが多いです。
私たちは排出量を30%削減する目標を設定しました。
私たちの目標は2050年までに実質ゼロを達成することです。
その企業は意欲的な気候目標を発表しました。
名詞【5. commitment】

commitmentは「約束」「強い責任」「本気の取り組み」という意味の名詞です。企業の強い姿勢や、長期的な責任を表現したいときに使います。
私たちのサステナビリティへの取り組みは強固なものです。
この取り組みは、私たちの長期的な責任を示しています。
私たちは実質ゼロ達成を約束しました。
名詞【6. long-term】
long-termは「長期的な」という意味の表現で、環境ビジネスでは、非常に重要なフレーズのひとつです。
なぜなら、サステナビリティや脱炭素化は、短期間で完結するものではないからです。
そのため、環境ビジネスには「長期的な視点(long-term perspective)」が必要になります。
私たちは長期的なサステナビリティ計画を策定しました。
脱炭素化には長期的な戦略が不可欠です。
私たちの長期ビジョンは、持続可能な未来を築くことです。
名詞【7. impact】
impact(影響)は、企業活動が「地球や社会にどのような影響を与えるのか」説明する場面で、頻出の単語です。
私たちは環境への影響を減らすことを目指しています。
気候変動はビジネスに大きな影響を与えています。
この方針は環境に良い影響を与えるでしょう。
まとめ

この記事では、環境ビジネスの分野で頻出の英語表現5つを厳選して紹介しました。
- sustainable / sustainability
- emissions
- carbon footprint
- renewable energy
- net zero
また、環境ビジネス分野で実際に使える英会話フレーズを、動詞・名詞・フレーズをテーマにしながら紹介しました。
環境ビジネスについて英語で語るのは、専門的で難しそうと感じていた方も多いかもしれません。
しかし、実際には、繰り返し使われる単語やフレーズをおさえるだけで、かなり、議論に参加し、資料を読み解くことができるようになります。
必ずしも、正確な英語が求められているわけではありません。
重要なのは、「目標を説明する」「取り組みを伝える」「影響を語る」といった基本のパターンを使えるようになることです。
環境への対応は、リスク管理であると同時に、大きなビジネスチャンスでもあります。
英語でそれを語る力は、あなた自身の可能性も広げてくれるはずです。
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ホール 奈穂子
株式会社ギャビーアカデミー代表取締役
元九州大学職員。TOEIC 990、IELTS 7.5(Speaking 8.0)を誇る、英語学習独学のスペシャリスト。27歳から英語を学び直し、自らの人生で英語習得がもたらす可能性を証明。米国赴任、留学プログラムや海外大学との共同学位取得プログラムの設計・運営に携わった経験から、日本人の英語学習における課題を深く理解し、効果的な学習方法を追求。その集大成として、東京大学と共同で、脳科学に基づいた独自の英語スピーキング習得メソッドを開発。現在カナダ・バンクーバーに在住。世界を舞台に活躍する日本人ビジネスパーソンの育成に情熱を燃やし、日本とバンクーバーを往復しながら精力的に活動中。趣味はカナダを舞台にしたサケ釣り。

