英語で2つ以上の形容詞を使う場合、皆さんはどんな順番で形容詞を並べていますか？

英語で2つ以上の形容詞を並べる場合、明確にルールが決まっているパターンと決まりはないパターンの2つが存在します。

そこで本記事では、この2つのパターンを解説するのと同時に、2つ以上の形容詞を並べる際のルールについても詳しく説明していきます。

累積形容詞と等位形容詞の違い

累積形容詞

累積形容詞は特定の順序で使用する形容詞です。
ランダムに並べるのではなく順番が決まっているので、累積形容詞はコンマで区切る必要がありません。

以下の例で考えてみましょう。

大学生で知的だということを述べるとき、形容詞を順番に並べる前に、これらの形容詞がどのカテゴリに分類されるかを把握する必要があります。

上記の形容詞のルールに基づくと、”intelligent”が意見、”Japanese”が由来・出身となるため以下のようになります。

「意見」の形容詞が「由来・出身」の形容詞よりも前に来ていますね。
このような形容詞のルールに基づく並べ方が、英語の形容詞の自然な語順となります。

等位形容詞

等位形容詞とは、同じ階層（評価）にある形容詞群を指します。累積形容詞と違い、特定の順序はありません。
つまり、語順を変えても修飾する名詞の意味が変わらないのが等位形容詞です。
以下の例を見てみましょう。

上記の”comfortable” “luxurious” “peaceful”という3つの形容詞はすべて形容詞の「意見」カテゴリに属しているため、階層（評価）はすべて同じです。順番を変えても意味は変わりません。

カンマの違い

累積形容詞にはカンマがなく、等位形容詞にはコンマが置かれていたことに気付いたでしょうか？
カンマを使用する必要があるかどうか判断するときに使える2つのポイントを以下で解説します。

上記のポイントを試した結果、修飾される語やフレーズの意味が変わったり、文章の意味にふさわしくない場合は累積形容詞にあたります。この場合はカンマを使用しません。

一方で、上記2つを試してもフレーズが意味をなす場合は、等位形容詞となります。この場合はカンマを追加する必要があります。
さらに詳しく例文を見てみましょう。

ここでの”beautiful “は “summer “と “sunset “の両方を修飾しています。ですので、②の形容詞の語順にすると文章の意味が通じなくなります。
つまり、名詞を説明するために形容詞は特定の順番で並んでいることになるので、これらは累積形容詞といえます。

上記の場合、どちらのポイントも適用できます。形容詞の順序を変更しても、形容詞の間に「and」を追加しても、意味は変わりません。これは等位形容詞であることを意味します。

形容詞を使いこなそう

いかがでしたか？

形容詞を並べるルールを覚えておけば自然な英語を話せるようになります。

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