“always”や”sometimes”などの、ある習慣や行動をどのくらいの頻度で行うかを表す頻度の副詞。
学校ではこうした同じような意味の頻度の副詞をいくつか習いますが、その訳は「いつも」「しばしば」のようにどれも似たりよったり。ですが、ネイティブは起こりうる確率や頻度によって副詞を使い分けているんです。
そこで本記事では、頻度を表す副詞を最も多いものから少ないものまで、カナダ人の英語ネイティブがパーセンテージ付きでリストアップしました。以下のリストを参考に、頻度の副詞を使いこなせるようになりましょう。
頻度を表す副詞
頻度を表す副詞には代表的なものがいくつかあります。
ネイティヴでも頻度の割合については意見がわれるものもありますが、記載してあるおおよその頻度のパーセンテージを参考になんとなくその頻度の高低を覚えておきましょう。
では、頻度を表す副詞を実際に見ていきましょう。
Always (100%)
「いつも」「常に」のように、100%の確率で行うことや起きることに対して使います。
I always take a shower at night.
いつも夜にシャワーを浴びる。
Usually (90%)
「普通は」「たいてい」といった意味で、行動や状況が大半の場合に当てはまることを示します。
I usually work out at the gym on weekends.
週末にはたいていジムで運動している。
normally/generally (80%)
「通常」「大抵」という意味で使われます。usuallyと意味はほとんど同じですが、normarllyとgenerallyの方がニュアンスとして少し頻度は下がります。
My dad normally makes dinner on weekends.
私の父は通常、週末には夕食を作ります。
often/frequently (70%)
「しばしば」「たびたび」「よく」という意味のoftenとfrequently。起こる頻度はやや高めの70%程度です。
My husband often forget what I said.
夫は私が言ったことをたびたび忘れるの。
Sometimes (50%)
「ときどき」という意味でおなじみのsometimesはちょうど中間の50%くらいの確率で使われます。
I sometimes drink beer With dinner.
ときどき、夕食の際にビールで晩酌をするよ。
occasionally (30%)
occasionallyは「たまに」という意味です。不定期や偶然など、あまり頻繁に起きない状況を指すのに使われます。
My kids occasionally water the plants, but I usually have to do it.
子供たちはたまに植木に水やりをするが、たいていは僕がやっている。
Seldom (15%)
seldomは「ほとんど~ない」のように、発生が稀であることを表すのに使います。
I seldom take a bath—I prefer showers.
滅多にお湯にはつからないな。シャワーの方が好きなんだ。
rarely/hardly ever (5%)
「めったに~ない」という意味のrarelyとhardly ever。日本語でも珍しいものやことを「レア」と言ったりしますよね。それと同じく、起きるのが珍しいことに対して使われます。
My wife rarely brings lunch to work; she always buys something.
僕の妻はめったに仕事場にランチを持っていかないんだよ。彼女はいつもランチを買っているんだ。
never (0%)
neverは「まったく~ない」という意味です。つまり、一度もそれが起きたりしたことはないという意味となるので、頻度としては0%ということになります。
She is hard on others and never accept failure.
彼女は他人に厳しく、失敗を決して認めないんだ。
always | 100% | いつも |
usually | 90% | 普通は、大抵 |
normally/generally | 80% | 通常、大抵 |
often/frequently | 70% | しばしば、たびたび、よく |
sometimes | 50% | ときどき |
occasionally | 30% | たまに |
seldom | 15% | ほとんど~ない |
rarely/hardly ever | 5% | めったに~ない |
never | 0% | まったく~ない |
頻度を表す副詞を使いこなそう
いかがでしたか?
副詞の頻度や確率についておさえられたでしょうか。今までなんとなくで使っていたという人は、パーセンテージをおさえることで正しい副詞を使いこなせるようになりましょう。そうすれば、細かなニュアンスまで相手に伝えられますよ。
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