2023.11.04英語ビジネス

ビジネス英会話とは何か|日常英会話との違いと実際に使えるフレーズを紹介

ビジネスシーンで活躍するには、日常英会話とは違う「ビジネス英会話」を学ぶ必要があります。
日本語でも、ビジネスシーンでは「御社」「弊社」など、日常英会話とは違う表現が使われたりしますよね。
英語でも、ビジネス英会話と日常英会話の間には違いがあり、日常英会話の表現をそのまま使ってしまうと、コミュニケーションに支障が生じる可能性があります。
そこでこの記事では、ビジネス英会話と日常英会話の違いについて解説した上で、ビジネスシーンで実際に使える英会話フレーズを紹介します。
ビジネスの現場で英語を使って活躍したい方は、ぜひ参考にしてください。

ビジネス英会話の特徴とは

ビジネスの現場では、日常英会話よりも丁寧な表現が使われる傾向にあります。
例えば、頼みごとをする時、日常英会話では「Can you~?」というフレーズを使いますよね。
しかし、ビジネスの現場では、「Could you(please)~?」といった表現を使うのが一般的です。

ほかにも、日常英会話では「buy(買う)」を使うのに対し、ビジネス英会話では「purchase(購入する)」を使ったり、「but(でも)」より「however(しかし)」を使ったりします。

ビジネス英会話を使いこなすには、どの英会話フレーズがくだけた表現で、どのフレーズがフォーマルなのかを知っておく必要があるのです。

日常英会話の特徴とは

日常英会話の特徴は、よりくだけた表現です。そのため、省略形や短縮形が多用される傾向にあります。
「is not」は「isn’t」と省略されますし、「want to」=「wanna」「going to」=「gonna」といった短縮形が良く使われます。

逆にいえば、ビジネスの現場で省略形や短縮形を使うことはほとんどありません。

ビジネス中のスモールトーク(雑談)の最中であっても、省略や短縮のない、フルセンテンスを使って話すよう心がけましょう。

ビジネス英会話への言い換え表現まとめ

日常英会話でよく使われる表現を、ビジネス英会話でどのように言い換えればよいか、代表的な例を表にまとめます。
英会話表

日常英会話 ビジネス英会話
Can you〜?(~してもらえますか) Could you please~?(していただけますか)
buy(買う) purchase(購入する)
but(しかし) however(しかしながら)
want to(~したい) would like to(~させていただきたい)
answer(答える) reply(返事をする)
choose(選ぶ) select(選択する)
Thank you for~(~してくれてありがとう) I(We)appreciate(~に感謝します)
I’m sorry for~(~してごめんなさい) I(We)apologize…(~におわびします)
学校英語では、頼みごとをするときに「Can you~?」という表現が一般的だと習いましたよね。
ひとによっては、「Could you~?」は堅い表現だと習ったかもしれません。

しかしビジネスの現場では、丁寧に頼みごとをする表現「Could you〜?」に、さらに「please」をつけて、非常に丁寧な言い方をするのが一般的です。
「please」の位置にも気をつけて、覚えておきましょう。

そのほか、「buy」より「purchase」、「but」よりも「however」など、改まった表現がビジネスの場では適切です。

ビジネス英会話で「choose」を使うこともありますが、「select」は「よく検討した上でベストなものを選択する」という意味合いが強いため、ビジネスシーンで好まれます。

「Thank you for〜」もビジネスシーンでよく使われますが、「本当に感謝している」というように、強調する表現とともに使われるケースが多いです。

「I’m (We are) sorry for〜」も単独で使われることはあまりなく、深い謝罪の意思を伝える強調表現を伴って使われます。

次のセクションで具体的な例文を見ていきましょう。

ビジネスシーンで使えるフレーズ集

このセクションでは、ビジネスシーンで使える表現を、場面ごとに分けて紹介します。

自己紹介

自己紹介をするときは、まず名前を名乗ります。以下のように言うとよいでしょう。

Hello, I’m Yukihiro Yamada. Call me Yuki.
こんにちは、ヤマダユキヒロです。ユキと呼んでください。

ただし、海外の人は日本人の名前に慣れていないケースも多く、特に3音節・4音節の名前は、発音しにくいと感じられることが多くあります。
そのため、「Yuki」などと簡単なニックネームを添えて自己紹介すると、コミュニケーションが円滑に進みます。

役職を添える時は、次のような表現を使います。

I work in the Marketing Department.
マーケティング部で働いています。

I’m in the Marketing Department.
マーケティング部に所属しています。

I’m in charge of Marketing.
マーケティングを担当しています。

「in charge of~(~を担当している)」というフレーズはビジネスの場で頻出なので覚えておきましょう。

そして、「お会いできてうれしいです」と言いたい時は、以下のような表現を使います。

Nice to meet you.
It’s nice to meet you.
Pleasure to meet you.

ただし、すでに会ったことのある相手には、「meet」ではなく「see」を使いましょう。
学校英語では「meet」を「会う」という意味で教えられますが、「meet」は初対面の時に限って使う表現です。

すでに会ったことのある相手に対して「Nice to meet you.」と言ってしまうと、「私のこと、覚えてないのかな?」と思われてしまうかもしれません。

スモールトーク

自己紹介の後や、ちょっとした空き時間のスモールトーク(雑談)も軽視できません。ビジネスを円滑に進めるための重要なツールとなりえます。

日本語でも、雑談の話題として定番なのは、天気の話ですよね。
天気の話題は、以下のように切り出すとよいでしょう。

It’s great weather today, isn’t it?
今日は本当にいい天気ですよね。

It’s a bit chilly outside.
今日は少し肌寒いですね。

It’s a very windy day today.
今日はとても風が強いですね。

また、英語のスモールトークでは、相手の服装などをさりげなく褒めると喜ばれます。

I like your suit!
素敵なスーツですね!

I think the necklace looks really good on you.
そのネックレス、とてもお似合いですね。

この場合「I like~」というのは、「私がそれを好んでいる」という意味ではなく、あくまで相手の持ち物をほめる表現です。

その一方で、プライベートな話題や、政治・宗教などの立ち入った話題はスモールトークでは避けた方が無難です。
初対面の相手にうっかり「ご結婚は?」などと聞かないよう注意しましょう。

依頼

ビジネスシーンでお願いごとをする時は、前のセクションでも述べたように、フランクな表現ではなく、「Could you please~?」のように丁寧な表現を使います。

Could you please give me your phone number?
電話番号を教えていただけますか?

また、他にも様々な「依頼」の表現があります。

Would you mind helping me with preparing some documents?
書類の準備を手伝っていただけますか?

I’d really appreciate it if you could do me a favor.
頼みごとを聴いていただけるとありがたいのですが。

1つ目の文の「mind」は「気にする(煩わしく思う)」という意味で、「私を手伝うのは、あなたにとって嫌なことではないですか」と尋ねています。

2つ目の文では、「appreciate(感謝する)」という表現を使い、「助けていただけたら本当にありがたいのですが」と言っています。

初心者の方は、とりあえず「頼みごとをする時は、非常に丁寧な表現が求められる」ということをおさえておきましょう。

感謝

先ほど述べたように、英語で感謝を伝える時は、「appreciate(感謝する)」などの表現が好まれます。
「Thank you…」も使われますが、「very much」などの強調表現を伴うことがほとんどです。
以下の例文を参考にしてください。

Thank you very much for your time.
お時間をいただきありがとうございました。

I really appreciate your support.
ご協力に感謝します。

I am grateful for your help.
ご助力いただきありがとうございます

「appreciate(感謝する)」という動詞以外に、「be grateful(感謝している)」という形容詞も使われます。

いずれにせよ、頼みごとをするときと同じく、「非常に丁寧な表現が好まれる」というポイントをおさえておいてください。

謝罪

謝罪をする時、「I’m (We are) sorry…」が単独で使われることはほとんどありません。
「sorry」を使う時は、謝罪の意図を強調する言葉を添えるのが一般的です。

I’m terribly sorry I have kept you waiting.
お待たせして誠にすみません。

We are truly sorry about my late response.
対応が遅くなりおわび申し上げます。

個人として謝罪する時は「I」、会社を代表して謝罪する時は「We」を使います。

また、謝罪の程度が深い場合は、「apologize」を使った方が無難です。強調語を添えると、より深い謝罪の意志を示すことができます。

I really apologize for the inconvenience.
ご迷惑をおかけして申し訳ありません。

We deeply apologize that our mismanagement has caused you such trouble.
弊社の不手際でご迷惑をおかけして申し訳ありません。

さらに、最上級の謝罪表現として「regret(遺憾に思う)」という言い方もあります。

We deeply regret that our information sent to you was incorrect.
お渡しした資料に誤りがありましたことを深くおわび申し上げます。

初心者の方は、依頼や感謝を伝える時と同じように、「非常に丁寧な表現が使われる」ということを覚えておいてください。

会議

会議の場面では、率直で簡潔な英語表現が求められます。
以下の表現を参考にしてください。

Thank you for your time today.
本日はお時間をいただきありがとうございます。

The purpose of this meeting is to discuss the new product.
この会議の目的は、新製品についての話し合いです。

Let’s move to the first item.
最初の議題に入りましょう。

Do you have any questions?
何かご質問はありますか?

May I ask your opinion?
あなたのご意見はいかがですか?

依頼・感謝・謝罪に比べると、ぐっと文法レベルがやさしくなったのを感じると思います。
会議で求められるのは、遠回しな言い方より、分かりやすく明快な表現です。

ただ、フレンドリーな言い回しに切り替えていいというわけではありません。お互いに尊重する気持ちを忘れないようにしましょう。

プレゼン

プレゼンの場でも、率直で明快な言い回しが求められます。

英語のプレゼンでは、まず挨拶と自己紹介をするのが一般的です。

Hello everyone, thank you all for coming today.
皆さんこんにちは。本日はお越しいただきありがとうございます。

My name is Taro Yamada, and I am in charge of Marketing.
マーケティング部の山田太郎と申します。

そして、プレゼンの目的を最初に伝えましょう。

Today, I’m here to talk about our new vacuum cleaner.
本日は、弊社の新しい掃除機について紹介します。

プレゼンの内容は、論理立てて行いましょう。構成を最初に伝えておくなどすると、聞きやすいプレゼンになります。

My talk is divided into 3 parts.
私のプレゼンは3つの項目に分かれます。

In the first section, I will introduce its function.
最初のセクションでは、その機能について紹介します。

そして、プレゼンは常に結論を意識して行いましょう。「conclusion(結論)」「conclude(結論付ける)」などの単語を使って、論点がどこにあるのか明確にします。

In conclusion, this vacuum cleaner can solve all conventional problems.
結論として、この掃除機は従来のあらゆる問題を解決できるといえます。

We conclude that our vacuum cleaners can significantly reduce the cost of cleaning.
弊社の掃除機を導入することで、清掃にかかるコストを大幅に削減できるというのが結論です。

英語でプレゼンを行う際に最も重要なのは、話の内容が明快で分かりやすいかどうかです。
発音や文法が正しいかどうかは、あまり気にする必要はありません。むしろ原稿のベタ読みは、プレゼンが単調になりがちです。
ジェスチャーや表情を交えて、「活きた」プレゼンを心がけましょう。

また、英語のプレゼンで多くの方が不安を感じるのは、質疑応答の部分だと思います。
筆者も、ビジネスシーンではありませんが、初めて国際学会で自身の研究結果について発表する時に、質疑応答の部分に非常に不安を抱えていたのを覚えています。

質疑応答を無事に終えるコツは、あらゆる質問に対してイメージトレーニングしておくことです。
イメージトレーニングを通して、自分が回答の際に使いがちな単語・フレーズに何度も触れることになります。

結果として相手の質問が想定と少しずれていたとしても、想定していた内容を応用して答えることができるのです。

ビジネス英会話を学ぶには?

ここまで、ビジネス英語とは何か、実際のフレーズを交えて解説しました。
それでは、ビジネス英語を身につけるにはどうしたらよいのでしょうか。
このセクションでは、ビジネス英語を身につける方法について紹介します。

まずビジネス英会話を学ぼう

日常英会話とビジネス英会話を比較すると、ビジネス英会話の方が難しいというイメージがありますよね。

しかし、ビジネス英会話では使われる表現がある程度固定されているので、日常英会話より簡単だともいわれています。

また、日常英会話のくだけた表現に慣れてしまうと、ビジネスシーンでもうっかりくだけた表現を使ってしまいかねません。

そもそも言葉を学ぶ時は、フォーマルな表現から学んだ方が無難です。

そのため英語初心者の方で、ビジネスシーンで英語を必要としている方は、まずビジネス英語の学習から始めることをおすすめします。

ビジネス英語を学ぶには英語コーチングがおすすめ

ビジネス英語を手っ取り早く身につけるには、英語コーチングを利用するのがおすすめです。
ビジネスシーンで英語を必要としている方は、何年も先に英語を使う予定が控えているわけではなく、すぐに英語を覚えたい方がほとんどだと思います。

英語コーチングでは、3ヶ月程度の受講期間を目安に、それぞれの学習者が目標を達成できるよう学習内容をオーダーメイドしてもらえます。
そして目標達成までコーチが伴走してくれるのが特徴です。

また、3ヶ月の学習期間を終えても、自主学習を続けられるよう、学習の仕方も教えてもらえます。

「ギャビーアカデミー」は、グローバルに活躍する人材を多く育成している英語コーチングサービスです。
日本人コーチとネイティブコーチがスピーキング力を中心に英語学習を徹底サポートしてくれます。

外資系企業への就職や海外駐在ポジションの獲得など、グローバルに活躍したい方は、無料体験に申し込んでみてはいかがでしょうか。

まとめ:ビジネス英語を学んでグローバルに活躍しよう

日本人ビジネスパーソンは、高いスキルを持っていながら、英語力がネックになって、グローバルに活躍できないでいるのが現状です。
学校教育などの影響で、間違えることを極端に恐れたり、恥ずかしいと思ってしまう傾向もあります。

その一方で、英語を使いこなせるビジネスパーソンは、英語を話せない人より明らかに高収入・好待遇を得ているというデータがあります。

つまり、「英語を話せる日本人が少ない」現状は、むしろチャンスととらえることもできます。
英語というツールさえ手に入れれば、他のビジネスパーソンより高収入・好待遇を手に入れることができるのです。

英語習得は、自己投資として非常にコストパフォーマンスが高いといえます。
英語に苦手意識のある人も多いでしょうが、勇気を出して英語学習を始め、グローバルに活躍する人材を目指してはいかがでしょうか。


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