2023.08.18英語学習・フレーズ

値段・時間・西暦・小数/分数など…数字を英語で何と言う?(北米英語編)

数字を英語で聞いたり、伝えることに苦手意識はありませんか?ネイティブとの会話で指定された時間が聞き取れないし、とっさに、桁数が多い数字を表す表現が出てこない。お店で幾らか聞き取れず、いつもお札を出して財布はお釣りでパンパン(筆者がそうでした)。

1.59ドルと、少数1.59。数字は一緒ですが、読み上げ方が異なります。20時50分の自然な読み上げ方法は?小数1.33333333…..英語で何て言おう?

少しの知識を身につければ、英語での数字表現に対する苦手意識はなくなるはず。
そこで今回は、色々な数字の読み上げ方をご紹介します。

北米での数字の言い方


大きな数(3桁以上)


大きな数(3桁以上の数)は、ピリオドではなくカンマを使用します。
カンマで数をより小さく分割し、数を表現します。

数値139,200を例に取ると、以下のように言います。

139,200 ⇒ one hundred and thirty-nine thousand, two hundred
(ワンハンドレッドアンドサーティーナインサゥザンド トゥハンドレッド)



カンマの左側のすべて(”thousand”を含む)を述べた後、カンマの右側のすべて(”hundred”を含む)を述べます。
※ 数の先頭に「百」がある場合、“one hundred”の代わりに“a hundred”を使うこともできます。よりカジュアルな表現です。

数字の先頭にある数字を追加した場合(例:3,139,200)も同じ考え方です。カンマの左側から最初の数字を始めて、右に読み進めていきます。

注意したいのは、何も複数形にしなかったことです。例えば、“three millions.”とは言わないでください。 *数の先頭に「百」がある場合のひとつの注意:「百」の代わりに「百」を使うこともできます。よりカジュアルな表現です。

3,139,200の言い方 ⇒ three million, one hundred and thirty-nine thousand, two hundred
(スリーミリオンワンハンドレッドアンドサーティーナインサゥザンド トゥハンドレッド)


注意したいのは、“three millions.”のように複数形で言わないでことです。

値段


価格$1.59を見てみましょう。
これは、”one dollar and fifty-nine cents”(1ドル59セント)と言うことができます。

短縮したい場合は、”a dollar fifty-nine”(1ドル59セント)と言ってください。ここでは”one dollar”ではなく”a dollar”と言うことで自然な表現になります。 ネイティブは”a dollar”の後のすべてがセントを意味することを分かっているからです。
さらに短くするには、「one fifty-nine(1.59)」と試してみてください。

特にカナダ英語では、この言い方は1ドルの場合にのみ使用してください。例えば”eleven dollars fifty-nine”(11ドル59セント)とは言わないようにしましょう。
この場合は”eleven fifty-nine”で伝わります。

$1.59(1ドル59セント)の場合 ⇒

パターン①
one dollar and fifty-nine cents
(ワンダラァアンドフィフティナインセンツ)

パターン②(短く言う場合)
a dollar fifty-nine
(アダラァアンドフィフティナイン)


$11.59(11ドル59セント)の場合 ⇒

eleven fifty-nine
(イレブンフィフティナイン)


注意)”One fifty-nine”という言い方をされた場合、”one hundred and fifty-nine”(159ドル)を意味することがあります。例えば飲み物を買って、店員が”one fifty-nine”と言った場合、飲み物が100ドル以上はかからないことは明らかなので状況によって判断します。

時間


北米英語では、通常24時制で時間について話すことはありません。
代わりに、午前中の時間(00:00から11:59)には「a.m.」、午後と夜の時間(12:00から23:59)には「p.m.」を使用します。特にカジュアルな会話ではこの12時制で話すことが好まれます。

「a.m.」と「p.m.」を使う際には、時刻を別途述べる必要はありません。
例えば、”I did my workout at 7 a.m.”または”I did my workout at 7 in the morning.”と言いますが、”I did my workout at 7 a.m. in the morning.”とは言わないでください。

0時00分 ⇒ 12 a.m.
12時00分 ⇒ 12 p.m.
19時00分 ⇒ 7 p.m.


時刻を15分刻みで表現することがよくあり、そのための言い方があります。

例えば、時刻が15分の場合、”(a) quarter after”または”(a) quarter past”と言います。 quarter は「4分の1」という意味なので、60分の4分の1ということで15分をこのように言います。なので上記の例でいくと、8:15は”quarter after eight(8時15分)”です。

時刻が30分過ぎる場合は”half past”と言い、6:30は”half past six(6時半)”となります。

最後に、時刻が45分過ぎる場合は”(a) quarter to”と言います。
次の時刻まであと15分ということで、このような言い方をします。つまり3:45は”a quarter to four(4時15分前)”となります。

8時15分 ⇒ quarter after eight
6時30分 ⇒ half past six
3時45分 ⇒ a quarter to four


上記の言い方だと難しい…という人、もっと簡単に時間を言う方法もあります。

〇時〇分という「時」と「分」を単純に数字を続けて言う方法です。

午前8時05分 ⇒ eight oh five a.m. ※「分」が10分以下の場合は、間に”oh”を入れます。
午後6時24分 ⇒ six twenty-four p.m.
午後3時55分 ⇒ three fifty-five p.m.


西暦


西暦について話すときは、通常数字を2つに分けます。
例えば、1981年は19/81と分割し、”nineteen eighty-one”と言います。

そして1700年のように年が00で終わる場合は、最後に「hundred」と言います。つまり”seventeen hundred”と発音します。

0を間に含む西暦の場合は、0を「oh」と発音します。したがって、1803年は”eighteen oh-three”となります。同様に、1903年は”nineteen oh-three”となります。

1981年 ⇒ nineteen eighty-one
1900年 ⇒ nineteen hundred
1809年 ⇒ eighteen oh-nine


2000年から2009年までの西暦は少し異なります。
まず、2000年は単純に”the year two thousand”と言います。それ以降の年(2009年まで)は”two-thousand and ____”(例:two thousand and three)または”two-thousand _____”(two thousand threeなど)と言います。
”twenty oh-three”とは言いません。

2010年以上については、通常のルールが適用されます。
例えば、2013年は”twenty thirteen”となります。ただし、”two thousand and thirteen”や”two thousand thirteen”のように言っても構いません。

2000年 ⇒ the year two thousand
2008年 ⇒ two thousand and eight / two-thousand eight
2015年 ⇒ twenty fifteen / two thousand and fifteen / two thousand fifteen


小数


これらの数値は金額を言うときと同じように見えますが、違う言い方をします。
数値5.98を見てみましょう。

これを発音すると、”five point nine eight”(ファイブ ポイント ナイン エイト)となります。小数点を「point(ポイント)」と呼び、それに続く数字はすべて別々に発音されます。

0.51のような0から始まる数値の場合は「zero point five one(ゼロ ポイント ファイブ ワン)」と言うことができます。または、「point five one(ポイント ファイブ ワン)」とも言えます。

また、繰り返す数字を含む小数(例えば、2.444444444444444…)の場合は、「2.4 repeating(ツーポイントフォーリピーティング)」と言うことができます。

5.98 ⇒ five point nine eight
0.51 ⇒ point five one
2.444444444444444… ⇒ 2.4 repeating


分数


分数を言う場合、日本語では分母が先で分子を後に言います。英語はその逆で、分子を先に述べた後に分母を言います。

そして、分母は●番目という言い方で表します。例えば、1/3(三分の一)は”one third”のようになります。
ただし、分子が2以上の数(例:2/3)となる場合、”one thirds”という序数に「s」が付いた複数形になることに注意しましょう。

また、分母が2または4になる場合は、「second」と「fourth」を使わずに「half」「quarter」を使います。
”one half”(1/2)や”one quarter”(1/4)のようになります。
※「quarter」も分子が2以上の場合は「quarters」となります。

1/3 ⇒ one third
2/3 ⇒ two thirds
1/2 ⇒ one half
1/4 ⇒ one quarter ※分子が2以上の場合は「quarters」となる。
1/100 ⇒ one hundredth
5/100 ⇒ five hundredth


小数を分数として表現したい場合を説明します。

例えば「2.5」の場合、”two point five”と言うことができますが、より自然な表現としては”two and a half”と言うことがあります。

例えば、”I ate two and a half cookies.”(私はクッキーを2個と半分食べました)と言うとき、注意したいのは「a」を含めることです。”two and a half”と言うのは”two and half”ではなく、「a」を含めることが重要です。

同じルールが時間の計測(分、時間、日、月、年)にも適用されます。 通常、時間は最後に置かれます。例えば、3 ¼(3.25)時間は通常「I’ve been studying for three and a quarter hours.」(私は3時間15分勉強しています)のように言われます。

ただし例外があります。数字「1」については、2つの異なる方法で言うことができます。

”The test was one and a quarter hours.”(試験は1時間15分でした)または”The test was an hour and a quarter.”(試験は1時間15分でした)です。 前者の場合、「hours」は最後に置かれているため複数形です。これは、追加の1/4を加えることで実際には1を超えるからです。
後者では「one hour」ではなく「an hour」を使用します。どちらを使用しても構いませんが、「an」を使用する方が自然です。

2.5 ⇒ two and a half
3 ¼(3.25)⇒ three and a quarter


数字をマスターしよう


いかがでしたか?
少し間違えたからと言って、全く通じないなんてことはありません。とは言え、英語話者にとって自然な読み上げ方を知っていれば、情報をより正しく理解し伝えられるので、会話のテンポも早くなりますね。

同じ英語を第一言語とする国でも、数字の読み上げ方や書き方(通貨の単位はもちろん、年月日の順番なども)は国によって少し異なったりするので、調べてみても楽しいかもしれませんよ。

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