meetとseeは、どちらも誰かと会うことを話すときに使われますが、これらの単語は実はシチュエーションに応じて異なる使い方をします。では、具体的にどのように使い分けるのでしょう。
本記事では混同しがちなseeとmeetの違いを、例を交えながらご説明していきます。
meetとseeの使い分け
meet
meetは、誰かと初めて会う場合に使われます。
つまり、meetを使って誰かと会うと述べると『(その人と)会うのは初めて』であり、これから知り合いになるというような意味となります。
初めて誰かと時間を過ごすときには、通常、”Nice to meet you.”や”It’s nice to meet you.”と言いますよね。
これらのフレーズは、初めてその人と会う時にだけ使われるフレーズです。
他にもこのようにmeetを使う例をいくつか紹介します。
I’m going to meet my sister’s fiance tomorrow night.
明日の夜、妹の婚約者と会うんだ。
I remember clearly the time we first met.
初めて会った時のことは、はっきりと覚えているよ。
I’ve never met anyone like you before.
君みたいな人にはこれまで会ったことがないよ。
see
meetとは逆に、相手と会うのが初めてではない場合に使われるのがseeです。
友人や知人、あるいは予期せぬ状況で会ったことがあるような人でも、顔を合わせるのが初めてでないときにはseeを使います。
そのような顔見知りの人に対してはseeを使い、”Nice to see you (again).”や”It’s nice to see you (again).”のように言います。”It’s nice to meet you again.”とは言いいませんので注意しましょう。
また、友人や知人などと予定を立てた際には、”I’m looking forward to seeing you.”のような定型文がよく使われますよ。
他にも、seeは”I saw you yesterday.” (昨日君を見かけたよ。)のように、人や物を「見かけた」場合にも使われます。
それでは、seeを使った例をいくつかご紹介します。
I am supposed to see my friend from university after work tomorrow.
明日、仕事終わりに大学時代の友人と会うことになっている。
You’re the worst. I won’t see you any more.
最低だね。君とはもう二度と会うことはないだろう。
Yuko is coming to visit me in Canada next month. I can’t wait to see her.
来月、ゆう子がカナダに遊びに来るの。彼女に会うのが楽しみだわ。
その他のパターン
約束や予定に使われる”meet”
さて、meetとseeの意味や使い方をここまでで説明し、ふたつの違いについては理解いただけたと思います。
一方で、少し注意なイレギュラーパターンが存在します。
meetは、その人と会った回数に関わらず、約束をして誰かに会いに行くときにも使われます。立てた約束や予定、スケジュールに基づいて誰かと「出会う」というような感覚です。
特に、以下の一番目の例文のように、待ち合わせをするときに使われることが多いです。
Let’s meet at 3 p.m. at Starbucks.
3時にスターバックスで会おう。
Lisa and I will meet at the party next Wednesday.
リサとは来週の水曜日のパーティーで会うことになっている。
I’m meeting my client for dinner at 7 p.m.
夜7時にクライアントと夕食の約束があるんです。
カジュアルなイディオム “meet up (with)”
meet upは会合や集まりなどを指すほか、上述の約束や予定に使われるmeetと同じような使い方をします。
友人と約束して集まったり、待ち合わせをする際に使われるよりカジュアルな表現となります。待ち合わせの際の「落ち合う」のような意味で使われることも多いですよ。
また、誰と会うのかが具体的に分かっている場合は、meet up withとも言います。
Are you back in Tokyo? Then, let’s meet up for lunch next week.
東京に戻ってきているの?じゃあ、来週ランチでも行こうよ。
I met up with my boss to discuss our presentation before the meeting.
会議の前に、上司と集まってプレゼンの打ち合わせをした。
Let’s meet up at 6 pm in front of the station’s North exit.
午後6時に駅の北口前で落ち合おう。
まとめ
いかがでしたか?
seeもmeetも頻出単語であり、意味も知っているものの、使い分けについては知らなかったという人もいるかもしれません。
テキストや学校で覚えた単語であっても、実際の会話で使うのは難しいものですよね。
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