2023.05.09英語学習・フレーズ

英語を学習する理由とは?知っておくとモチベーションがアップするメリット7選

つい最近まで、日本で生活するのに、英語はほとんど必要ありませんでしたよね。
それなのに突然、異動で英語が必要になったり、昇進のためにTOEICのスコアが必要になったりして、戸惑っている人も多いかもしれません。

「なぜ英語を学習するのか」、理由が分からないまま、やみくもに「英語を学習しろ」と言われても、モチベーションを上げるのは難しいと思います。
しかし、英語を習得した先に見えてくる世界は、とても充実したものです。

この記事では、英語を学習する理由を7つ紹介します。
自分なりの「理由」を見つけて、英語学習のモチベーション維持に役立ててください。


人生の選択肢が増える

英語を学習する理由の一つは、人生の進路において、選択肢が増えることです。

まず、英語を学習すると、大学進学に有利に働きます。多くの大学が、⼤学⼊試の外部検定試験として英検などの英語資格試験を採用していることがその一例です。

そのため、英語力を身につけておくと、就職や転職の際に有利に働きます。外資系企業だけでなく、国内企業でもTOEICのスコアを重視する企業が増えているのが現状です。

さらに、企業内での昇進にも、TOEICのスコアが要件となることがあります。海外企業と取引をすることになった時、英語を話せる「即戦力」となる人材が求められているのです。

入りたい企業や、やってみたい仕事で英語が必要になった時、「英語ができないからムリだ」と諦めないために、将来を見据えた英語学習をおすすめします。

ビジネス面で活かせる

英語を学習すると、そのスキルはビジネス面で生かすこともできます。
日本には、ビジネス面では高いスキルを持っているのに、英語がネックになって充分なパフォーマンスを発揮できていない人が多いです。

英語は今や「世界の共通語」です。そのため、英語を学習すると、ミーティングやプレゼンテーションを通して、自分の意見を世界に発信することができます。

また、英語を学習すると、論理的思考を身につけることもできます。日本人には、人前で話すことが苦手で、論理的な説明も下手な人が多いですよね。

英語でプレゼンをする場合は、単刀直入に結論から始め、具体的な内容を説明し、最後にまた結論を述べます。日本語では、話をする時に「起承転結」という順番が求められますが、この順番は、物語としては有効ですが、プレゼンをする場合は、合理的ではありません。

英語を学習すると、大人になっても、理論的で合理的な考え方を学ぶことによって、論理的思考を身につけることができます。

英語を学ぶと、分かりやすく自分の考えを世界に発信でき、グローバルに活躍することが可能になるのです。

最新の海外情報を手に入れられる

海外の情報をいち早く手に入れることができるのも、英語学習のメリットとなる理由の一つです。

英語を学習すると、英語で新聞を読んだり、ニュースを聞いたりすることで、新しいビジネス手法や、最新テクノロジーなどについて、情報をいち早く手に入れることができます。
そのことによって、思わぬビジネスチャンスにつながる可能性があります。

日本のニュースでも、海外の情報を得ることはできますが、すでに和訳された情報も多く、原文の意図がうまく伝わっていなかったり、大切な情報が欠けていたりする可能性があります。正しい情報を確認するためには、原文を読むことが一番です。

英語を学習することで、日本で磨いてきたビジネススキルを、充分に発揮することができます。
英語力がネックになって、充分なパフォーマンスを発揮することができなかったという人も、活躍の幅を広げることができるでしょう。

世界中の人とコミュニケーションが取れる

英語は今や、世界中で一番話されている言語です。英語が使えると、ほとんどの国で、言葉の壁を感じることなく、旅行やビジネス活動ができます。

英語で外国人とコミュニケーションをとれるようになることで、新しい出会いの機会が多くなり、様々な国の友人が増えることになります。

また、海外の人とビジネス上の信頼関係も築きやすくなるため、グローバルな事業で仕事がしやすくなるだけでなく、人脈を広げることもできます。

日本の人口は約1億2000万人ですが、世界で英語を話す人口は約15億人と言われます。英語が話せると、世界とつながることで、新たな人間関係の生まれる可能性が、飛躍的に広がるのです。

海外で自由に行動できる

海外で過ごす場合、ただ単に滞在するだけなら、英語のフレーズ集を丸暗記するだけで事足りることが多いです。そして確かに、英語学習の入り口としては、「覚えたフレーズを実際に使う」「片言の英語でいいのでどんどん話す」ことが重要です。

しかし、英語があまり話せない状態で海外に出張や旅行に行くと、言いたいことが充分に言えないことがあります。

例えばレストランで、「料理をシェアしたいので小皿を数枚ください」と言ったり、衣料品店で「もうワンサイズ小さいのはないですか?」「色違いの物も試してみたいです」といった、細かいニュアンスを伝えるのは難しいでしょう。

海外に滞在していると、日本にいるより、どうしても窮屈な思いをすることは否めないのです。

英語学習をすると、そういった行動制限が取り払われて、自由に行動できるようになります。
現地の人との交流も盛んになるため、海外旅行が何倍も楽しくなりますし、ビジネス活動を大いに促進することになるのです。

海外の作品が理解できるようになる

字幕付きの海外ドラマや洋楽、海外小説に興味があるという理由で、英語を学習している人も多いでしょう。
海外の作品を、正しいニュアンスで理解できるようになるというのは大きな感動につながります。

特に、字幕なしで洋画を理解できるようになるのは、英語学習の集大成と言えるでしょう。海外で、日本では公開されていない映画を見ることもできますし、より映画の世界観を味わうことができます。

英語を学習することで、人生がより豊かになるというのも、英語を学習すべき理由の一つです。

国際的な視野が広がる

英語を学習すると、よく「視野が広がる」「世界観が変わる」といいますよね。

その理由は、日本と異なる文化について知る機会が増えるためですが、それと同時に、日本に閉じこもっていては分からなかった、固定概念がなくなるからです。
日本にいて、日本語しか話せない状態だと、「日本の考え方が正しい」、「日本の常識は世界のどこででも通用する」などと思い込んでしまいがちです。

「日本の常識は海外では通じない」と、頭で分かっている人は多いかもしれませんが、実際に自分の目や耳で海外の文化に接すると、全く違った理解が得られるのが体験できると思います。

海外でしばらく過ごす機会があれば、日本との違いは否が応にも身にしみますし、日本にいても、日本という国について、海外の人はどういう印象を持っているのか、正しいニュアンスで知ることができます。

英語を学習すると、日本という国を「外から見る」ことができるのです。


おわりに

私自身、最初は、職業上の理由で英語を習得しました。実際、「仕事や学業で必要だから」という理由で英語を学習する人は多いようです。

ただ、結果として、私はイギリス・アメリカ・オーストラリアなどを訪れる機会を得て、グローバルな視点から、日本を見ることができるようになったと思います。
また、今は趣味で海外の人とビデオ通話で話したりするのですが、英語で話すのは、単純に楽しいです。

必要にかられて英語を学習している人は、目の前の目標だけでなく、その先にある素晴らしい未来まで見据えると、より英語学習のモチベーションが上がるのではないかと思います。

目の前のテストのスコアに向けて学習している方は、少し学習に疲れたなと感じたら、目標スコア達成後の自分を想像してみて下さい。
英語をかっこよく話せる自分や、英語を使いこなして世界を渡り歩く自分を思い浮かべれば、英語学習にくじけそうになっても、モチベーションを維持することができるのでしょう。


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