英語の発音がわかっていても、単語を正しく発音するのは難しいものです。特にそれが「L」と「R」や「th」など、日本語にない音であればより一層発音をマスターするのは難しくなります。
このように英語の発音には日本語とはまったく違う口の動かし方が求められますが、練習を積み重ねさえすれば舌や口の筋肉が鍛えられて流暢に発音できるようになります。

そこで本記事では、発音練習に使える意外な方法「Tongue Twister」について紹介していきます。

Tongue Twisterとは？

”Tongue Twister” とは日本語でいうところの「早口言葉」に該当します。
早口言葉は舌がねじれそうになることから、英語ではこのような言い方をします。

早口言葉には以下の様なものがあります。

この早口言葉は/s/と/ʃ/ (“sh”)の似た音を組合わせたものです。

このように、Tongue Twisterは似ている二つの音を掛け合わせて構成されていたり、日本語にない音を多く使っているので、我々英語学習者の発音練習に役立てることができます。

Tongue Twisterを発音練習に使うメリットとは？

早口言葉は、ゲーム感覚で発音練習をすることが可能です。 楽しんで取り組むことができれば、言語の練習が習慣になる可能性が高くなります。そして早口言葉は楽しいだけでなく、学習ツールとしても役立ちます。

難しい音に焦点を当てられる

早口言葉は通常、1つまたは2つの音に焦点を当てているため、どれが自分にとって難しい音かを簡単に特定できます。どの音が最も難しいかを把握したら、それらの音に焦点を当てた早口言葉を選択してください。

脳を鍛える

似たような音は発音が難しい場合があります。
まったく同じに聞こえないようにはっきりと発音するには、口や舌の筋肉に非常に小さな変化を加える必要があります。

これにより、ある音から似た（しかし異なる）音に移行するために、どのような口や舌の動きが必要かを脳が記憶していきます。十分に練習すれば、最終的にはより自然な音が出せるようになります。

一人で練習できる

人と話すことは言語学習の重要な部分ですが、いつでも好きな時にそれができるわけではありませんよね。早口言葉の素晴らしいところは、会話の相手が必要ないことです。苦手な音を選択してただ練習するだけです。

Tongue Twisterを始めてみよう

インターネットで検索すると、早口言葉がたくさん見つかるはずです。 今回は、日本人が苦手な音の中かから、まずは気軽に始められるものをいくつかピックアップして紹介します。最初はゆっくりと始めて、徐々に速度を上げてみてください。

/l/ と /r/

/θ/ (無声の“th”)

/ð/ (有声の“th”)

/ɪ/ (短い“i”) と /i:/ (長い “e”)

/ʊ/ と /u:/

/f/

/v/ と /b/

早口言葉で発音を練習しよう

いかがでしたか？

早口言葉は発音学習の一助になる優れもの。普段の発音学習にプラスアルファしてみましょう。

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