ビジネスの現場では、「信頼性」について語る場面が多いですよね。
製品の品質を説明したり、レポートの内容について議論したり、人材の起用について話し合ったりするときに、「信頼性」の話題は欠かせません。
英語ビジネスシーンでも、当然「信頼性」について語る機会は多いのですが、日本語の「信頼性」を正確に表す対訳はありません。
reliability、credibility、trustworthiness、dependabilityなどの名詞を使い分ける必要がありますし、状況に応じて形容詞reliableを活用する必要もあります。
この記事では、「信頼性」を表す英語表現の意味を整理しながら分かりやすく解説します。
国際社会でビジネスパートナーに信頼性をアピールしたい方はぜひ参考にしてください。
ビジネスシーンで使う「信頼性」の英語4つ

この章では、「信頼性」を指す以下の4つの表現を、例文とともに解説します。
- reliability(安定性)
- credibility(信用度)
- trustworthiness(誠実さ)
- dependability(人材評価)
それぞれ詳しくみていきましょう。
reliability
reliabilityは、ビジネス英語で「安定して期待通りに機能すること」「継続的に問題なく働くこと」を表すときに使われる単語です。
特に 製品・システム・サービスなどの性能の安定性を語る場面でよく使われます。
日本語の「信頼性」にかなり近いですが、どちらかというと、「人を信じられるかどうか」よりも、「モノや仕組みが安定して動くか」に軸足の乗った表現です。
以下の例文を参考にしてください。
当社のシステムは高い信頼性で知られています。
新しいソフトウェアの信頼性を検証しました。
製品の信頼性は顧客にとって重要な要素です。
system reliability(システムの信頼性)・product reliability(製品の信頼性)・network reliability(ネットワークの信頼性)といった、「技術・品質」を語るシーンで、特に重要になる表現です。
credibility
credibilityは、ビジネス英語で「情報や発言がどれだけ信じられるか」という意味で使われる単語です。
特に説明・主張・レポート・プレゼンなどの内容の説得力や信頼度を表すときに使われます。
日本語の「信頼性」に近い言葉ですが、機械やシステムの安定性ではなく、「情報の信頼度」や「発言の説得力」に焦点が当たっているのが特徴です。
以下の例文を参考にしてください。
このレポートは信頼性が高いです。
そのデータは提案の信頼性を高めます。
信頼性を高めるための証拠が必要です。
the credibility of the report(レポートの信頼性)・media credibility(メディアの信頼性)・credibility of the claim(主張の信頼性)といった、情報・発言の信頼度を示すシーンで重要になる言葉です。
trustworthiness

trustworthiness は、「人や組織が信頼しうるかどうか」を表す単語です。人格・倫理・誠実さに基づく信頼性を表すときに使われます。
ビジネスの世界では、企業の姿勢やブランドイメージ、担当者の誠実さなどを説明するときに使われることがあります。
以下の例文を参考にしてください。
その企業は誠実さを重視しています。
ビジネスの提携では信頼性が不可欠です。
顧客は彼の信頼できる人柄を評価しています。
dependability
dependabilityは、「安心して任せられること」「頼りになること」を意味する単語です。
特に「人やサービスが安定して役割を果たすかどうか」を表すときに使われます。
reliabilityに似ていますが、reliabilityがシステムや製品に使われることが多いのに対し、dependabilityは人や組織の「頼りになる度合い」を示す場面で使われます。
以下の例文を参考にしてください。
彼女は頼りになることで知られています。
チームプロジェクトでは信頼性が重要です。
当社は信頼性の高い社員を重視しています。
「安心して任せられるかどうか」 を語る場合には、dependabilityを使うのが自然です。
reliableもよく使われる

reliableは「信頼できる」「安定している」という意味を持つ形容詞で、ビジネス英語でも非常によく使われます。
reliabilityと同じルーツを持つ単語ではありますが、reliableの方が直接名詞を修飾できるぶん、適用範囲が広いです。
以下の例文を参考にしてください。
このプロジェクトには信頼できるサプライヤーが必要です。
このソフトウェアは信頼性が高いことで知られています。
彼女は信頼できるチームメンバーです。
reliableは、人・モノ・情報・いずれにも使える汎用性の高い表現なので、reliability・credibility・trustworthiness・dependabilityとあわせて覚えておきましょう。
ビジネス英語でよく使う「信頼性」のフレーズ10選

ここでは、会議・プレゼン・メールなどのビジネスシーンで使える「信頼性」を表す英語フレーズを紹介します。
- ensure reliability
- improve reliability
- enhance credibility
- build credibility
- establish trustworthiness
- demonstrate reliability
- verify the reliability of data
- question the credibility of a report
- a highly dependable employee
- a reliable partner
実務にもそのまま応用できる表現ばかりなので、ぜひ使いこなせるようにしておきたいですね。
1. ensure reliability
ensure reliability は、「信頼性を確保する」「安定した品質や性能を保証する」という意味です。
製品やシステム、サービスなどが「安定して期待どおりに機能すること」を説明するときによく使われます。
特に、品質管理・ITシステム・サービス運用などの場面でよく見られる表現です。
以下の例文を参考にしてください。
信頼性を確保するために定期的なテストを行っています。
システムの信頼性を確保するためにアップデートが公開されました。
当社の優先事項はサービスの信頼性を確保することです。
単に信頼性が高いことを伝えるというより、「信頼性を維持・保証するための取り組みを強調する」表現ともいえます。
2. improve reliability

improve reliabilityは、「信頼性を向上させる」「安定性を高める」という意味です。
製品やシステム、サービスの性能を改善し、より安定して機能する取り組みを説明するときに使われます。
以下の例文を参考にしてください。
信頼性を向上させるためにソフトウェアを更新しました。
新しい設計により製品の信頼性が向上します。
私たちの目標はシステムの信頼性を向上させることです。
信頼性を「確保する(ensure)」だけでなく、「さらに高める」ことを強調したいときに使われます。
3. enhance credibility
enhance credibilityは、「信頼性を高める」「説得力を強める」という意味です。
レポートや提案、説明などの内容の信ぴょう性や説得力を強めるときに使われます。
以下の例文を参考にしてください。
追加データによってレポートの信頼性が高まります。
明確な証拠は提案の信頼性を高めます。
透明性は企業の信頼性向上につながります。
4. build credibility

build credibilityは、「信頼を築く」「信頼性を確立する」という意味です。
企業や個人が長期的に信頼される存在になることを説明するときによく使われます。
以下の例文を参考にしてください。
安定した成果は信頼構築につながります。
その企業は市場で信頼を築くために努力しました。
専門家は聴衆から信頼を得る必要があります。
短期間ではなく、時間をかけて信頼を築くという意味合いを持つ表現です。
5. establish trustworthiness
establish trustworthinessは、「信頼できる存在として確固たる地位を築く」という意味です。
企業や人物が誠実で信頼できる存在であることを示す場面で使われます。
以下の例文を参考にしてください。
その企業は業界で信頼できる存在としての地位確立を目指しています。
誠実さは信頼性の確立につながります。
明確なコミュニケーションは信頼性の確立に役立ちます。
6. demonstrate reliability

demonstrate reliabilityは、「信頼性を示す」「信頼できることを証明する」という意味です。
実績や結果を通じて、製品やシステムの信頼性を示すときに使われます。
以下の例文を参考にしてください。
その結果は技術の信頼性を示しています。
テストによりシステムの信頼性が示されました。
当社の実績は信頼性を示しています。
7. verify the reliability of data
verify the reliability of dataは、「データの信頼性を確認する」という意味です。
分析や意思決定の前に、データが信頼できるかどうかを検証する場面で使われます。
以下の例文を参考にしてください。
研究者は結果の信頼性を検証しました。
これらの統計の信頼性を確認してください。
8. question the credibility of a report

question the credibility of a reportは、「レポートの信頼性を疑問視する」という意味です。
レポートや調査結果の信ぴょう性に疑問がある場合に使われます。
以下の例文を参考にしてください。
そのレポートの信頼性を疑問視する専門家もいました。
批評家はその研究の信頼性に疑問を呈しました。
メディアはそのデータの信頼性を疑問視しました。
9. highly dependable employee
highly dependable employeeは、「非常に頼りになる社員」という意味です。
仕事を安心して任せられる人材を評価するときに使われます。
以下の例文を参考にしてください。
彼女は非常に頼りになる社員です。
当社は頼りになる社員を重視しています。
彼は頼りになるチームメンバーとして知られています。
10. reliable partner

reliable partnerは、「信頼できるパートナー」という意味です。
企業や取引先など、長期的に安心して協力できる相手を表すときに使われます。
以下の例文を参考にしてください。
彼らは信頼できるビジネスパートナーです。
信頼できるパートナーを探しています。
当社は顧客にとって信頼できるパートナーであることを目指しています。
まとめにかえて

「信頼できる」や「信頼性」を指す英語表現としては、reliableやreliabilityを使いやすいと感じる方が多いかもしれませんね。
しかし、ひとつの語いだけに頼っていては、正しい意図を伝えるのは難しいです。
そもそも、以下のように、同じrelyをルーツにする単語でも、形を変えるにつれ、少しずつニュアンスが変わります。
rely / rely on(頼る・支えにする)
↓
reliable(安心して任せられる・信用できる)
↓
reliability(安定して期待どおりに機能する性質)
そのため、たとえば、「仕事のパフォーマンスが安定して頼りになる」という意味で、「この人は頼りになる人です」と言う場合は、dependabilityを選んだ方がよいかもしれませんね。
英単語の細かなニュアンスの使い分けはなかなか難しいですが、覚えておくと一歩先を行けるポイントともいえます。
ぜひ、正しいニュアンスで熱意を伝えて、信頼しあえるパートナーシップを築いていってください。
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ホール 奈穂子
株式会社ギャビーアカデミー代表取締役
元九州大学職員。TOEIC 990、IELTS 7.5(Speaking 8.0)を誇る、英語学習独学のスペシャリスト。27歳から英語を学び直し、自らの人生で英語習得がもたらす可能性を証明。米国赴任、留学プログラムや海外大学との共同学位取得プログラムの設計・運営に携わった経験から、日本人の英語学習における課題を深く理解し、効果的な学習方法を追求。その集大成として、東京大学と共同で、脳科学に基づいた独自の英語スピーキング習得メソッドを開発。現在カナダ・バンクーバーに在住。世界を舞台に活躍する日本人ビジネスパーソンの育成に情熱を燃やし、日本とバンクーバーを往復しながら精力的に活動中。趣味はカナダを舞台にしたサケ釣り。

