特に英語圏では、ビジネスや日常生活において人と会話を始める際にはこのスモールトークが非常に重要視されます。
ですが、私達日本人が英語でスモールトークを繰り広げるのはとてもハードルが高いですよね。言葉どころか、文化や習慣などすべてが異なる相手ですので、相手にとって失礼にあたる話題を出してしまったなんてことも起こりかねません。
そこで本記事では、スモールトークを繰り広げるコツや注意点を例文付きで紹介していきます。
ビジネスでも非常に重要な鍵を握るスモールトークをばっちり繰り広げられるようになれば、あなたの英語でのビジネスも円滑に進めることができますよ。
英語圏の常識『スモールトーク』とは?
スモールトークとは、初対面の人同士が親しげに会話をすることです。
その人が好きか嫌いは別として、重要かつ便利なソーシャルスキルです。では、スモールトークはどういった目的で使われるのでしょうか?いくつか以下でご紹介しましょう。
相手のことを知るため
相手のことをもっとよく知りたいと思ったら、世間話から始めるのが最善です。相手に興味を示し、その人がどんな人なのかを知るためのきっかけになるうえ、自分がどんな人間なのかをアピールするチャンスでもあります。
相手に礼儀を示すため
世間話は、お互いのことをよく知りたい人だけがするものではありません。
例えば、英語圏ではカフェやショップの店員、パーティーで出会ったばかりの人、会社の同僚などどんな相手でも親しげに会話をすることがマナーとされています。もちろん長時間会話をする必要はありませんが、相手から振られた話を無視したり、あまり興味を示さないのは失礼にあたりますので注意しましょう。
スモールトークはどう行う?
そうはいっても、英語でのスモールトークの始め方なんて分からない!という人も多いはず。
初対面の人とましてや英語で会話を始めるなんて、とても怖くてストレスがたまるものですよね。でも、お互いにとってもっと困るのが長い沈黙ではないでしょうか?
以下に紹介するちょっとしたコツや例文を覚えておけば、もう心配することはありませんよ。
質問を投げかけよう
質問をすることは、会話を始めるのに最適な方法です。
「あなたのことを知りたい」という気持ちが相手にも伝わります。しかし、あまり個人的なことを聞きすぎないようにしましょう。趣味や関心事、週末の予定など簡単に答えられそうなことを聞いてみましょう。
そして、質問をしたら必ずその答えに耳を傾けてください。そうすることで次の質問を考えることができ、会話を続けることができますよ。
例:
What are you doing this week?(週末のご予定は?)
What do you do in your free time?(余暇には何をされていますか?)
What do you enjoy most about your job?(仕事で一番楽しいことは何ですか?)
共通点を見つけよう
共通の話題があると相手との会話が盛り上がりますよね。
これは英語も当然同じ。楽しく会話するための簡単な方法は、お互いの共通点について話すことです。
会話相手の出身地にあなたは旅行したことがあるかもしれませんし、その逆も然り。同じ趣味を持っているかもしれないし、好きな食べ物が同じかもしれない。はたまた、共通の知り合いがいるなんてこともあるかもしれません。
もちろん、共通の話題を見つけるのは少し大変かもしれません。ですが、ひとたびこれが見つかれば会話は弾むはずです。
例:
Are you reading any books? I could use some recommendations.(何か本を読んでいますか?お勧めの本があれば教えてください。)
How many countries have you visited?(今まで何か国旅したことがありますか?)
So, how did you know Ken?(ケンとはどうやって知り合ったんですか?)
身の回りのことに目を向けよう
上記に挙げた点を試してみても、やっぱり会話に詰まってしまったり、何を話していいかわからなくなるなんてこともありますよね。
そんな時は、身の回りのことを話題に挙げてみましょう。
自分の身に最近起こったことについてや、天気の話題を出してみるのも良いかもしれません。周囲の状況に目を向けることで、相手と打ち解けることができるかもしれません。
例:
Beautiful day, isn’t it?(良い天気ですね。)
It looks like it’s going to rain.(雨が降りそうですね。)
My car has broken down last weekend.(先週末、私の車が故障してしまったんです。)
普遍的な話題について話そう
普遍的な話題とは、時事ニュース、天気、有名人、スポーツなど、多くの人が何かしら知っていることを指します。
しかし、選ぶ話題には注意が必要です。例えば、デリケートなニュースの話をし始めると、相手を怒らせたり動揺させたりする可能性があります。その場合、スモールトークはおろか、重要なビジネスに支障をきたすことになりかねません。
例:
Did you hear about that fire on 3rd St last night?(昨夜の3丁目の火事について聞いた?)
I saw the poster that Starbucks on Main St will be permanently closed.(メインストリートのスターバックスが閉店するって張り紙で見たよ。)
Do you think Japan will reach the final tournament at the World Cup?(ワールドカップで日本が決勝トーナメントに進出すると思う?)
軽いトピックを選ぼう
さて、ここで最後のポイントになります。世間話をする際のルールとして、話題はあまり深刻にならないようにすることが大切です。
つまり、相手のことをよく知るまでは、お金、宗教、年齢、健康問題、政治、論争の的になっているニュースなどのデリケートな話題は避けるべきです。
特に、日本人同士で会話を始める際には年齢について聞きがちです。ですが、これはある文化では失礼にあたる質問だということを念頭においておきましょう。
マナーを忘れず気楽にスモールトークを楽しもう
いかがでしたか?
初対面の人とどのようにおしゃべりするかは重要なスキルです。質問する、共通点を見つける、観察する、普遍的な話題について話し始めることで、あなたのビジネスを円滑に進めるための良いスタートがきれるでしょう。
Gabby Academyでは、スモールトーク内で英語ネイティブが日常的に使うフレーズや単語を脳科学的アプローチに基づくトレーニングで自然に習得し、英語ネイティブコーチ伴走のもとそれらを自然に使いこなせるようにしていきます。
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