英語がペラペラと話せたらかっこいいですよね。特に英語を学んでいるビジネスパーソンの方は、英語のプレゼンで堂々と質疑応答に答えたり、オールイングリッシュのミーティングで議論を繰り広げたりする自分を、一度は夢見るのではないでしょうか。
しかし、そんな理想と現実は程遠いと感じる人も多いと思います。英語学習を続けても、知識は増えるのに、なかなか「英語が話せる」ようにはならないと悩んでいる人も多いのでは。
そこでこの記事では、英語が話せるようになるにはどうしたらいいか、おさえておくべきポイントを4つ紹介します。
英語が話せるようになる4つのポイント
1.英語の基礎知識を復習する
高校卒業程度の文法・語彙をおさえた上で、英会話のトレーニングに臨みましょう。
高校卒業時、多くの日本人の英語知識は比較的高いものであるといえます。しかし、言葉は使わないと忘れていくものです。
「文法・語いの知識が原因で英語が話せない」と感じている人は、まず高校まで習った英語の知識を「思い出す」必要があります。
「大人の学び直し」用の文法書や単語帳には、優れたものも多いので、好みに合った本を選んで学習するのもおすすめです。
しかし、自力で学びなおすのが難しいと感じている方も多いと思います。特に仕事や家事が忙しくて、学習に充てる時間を捻出するのが難しいと感じている方は、英語コーチングなどの英語学習サービスを利用するとよいでしょう。
2.英語を話す環境を多く設ける
「英語を話す機会」を作るには
実際、日本で生活する上で、英語が必要になる機会はほとんどありません。
しかし、社会人の方が海外留学をするのは難しいですよね。
20代の方ならワーキングホリデーを利用できるでしょうが、30代以上になると、海外留学は、あまり現実的な選択肢ではありません。
しかし、海外に行かなくても、英語を話す環境を設けることは可能です。
気軽に英会話の機会を設けたいなら、オンライン英会話やオンラインミートアップの利用などがあります。
オンライン英会話では、フリートークやトピックトーク、ディスカッションなどを扱ったレッスンを選択するとよいでしょう。
海外の人たちと交流するなら、「ミートアップ」に参加するのもおすすめです。
ミートアップとは、共通の趣味や興味を持つ人たちが集まって交流する親睦会です。「英語」や「英会話」に興味のある人が集まるミートアップイベントも、数多く開催されています。
実際に会って交流する場合もありますし、インターネットを通じて交流する場合もありますが、最近は時勢柄、オンラインのミートアッププラットフォームへの参加が盛んになっています。
興味のある分野のミートアップイベントに積極的に参加するのも、英会話の機会を設ける手段としておすすめです。
ちなみに、留学したからといって英語が話せるようになるわけではありません。
留学先で日本人とばかり過ごしていたり、ワーキングホリデーで日本食料理屋で働いた挙句、英語が全く身につかなかったというのも、よく聞く失敗談です。
留学が肌に合わなかったため、日本にいながらにして英会話を習得したという人も、たくさんいます。環境を言い訳にせず、英会話の機会は自分で作りだしましょう。
3.正しい発音を学ぶ
TOEICでハイスコアをマークしていても、発音が原因で英語が通じないと悩んでいる人も少なくないのだとか。
学校の英語教育で正しい英語の発音を習得するのは、まず不可能です。
ネイティブ教師の発音を聞き、口のかたちを真似るように言われて、発音が全く覚えられなかった経験がある人も多いでしょう。
大人が発音を覚えるには、個々の音について、口の中の舌の位置が視覚的に分かる教材を使うのが効果的です。
発音を教えるのが得意な講師が多く在籍している、英語コーチングなどの英語学習サービスを利用するとよいでしょう。
ネイティブスピーカーのように美しい発音を身につける必要はありません。
しかし、「通じる」発音を身につけないと、そもそも意思疎通ができません。
発音を学ぶ重要性を、いま一度見直してみて下さい。
4.「間違い」を「恥」と思わない
メンタル・ブロックの存在
その結果、英会話において、自分の中で完璧な一文を作ってから、発話する習慣がついてしまっている人が大半です。そのため、自身が発言するタイミングを逸してしまい、会話についていけなくなってしまうのです。
しかし、「文法的に間違える」ことをこれほど極端に恐れるのは、日本人だけではないかと思います。
海外では、二国間のビジネスメールすら、翻訳ソフトを使って済ませているといいます。
文法的に間違えることを恐れる必要は全くありません。最初は単語の羅列でいいので、とにかく意思疎通をはかろうとするのが、英会話上達の第一歩です。
ただ、そうはいっても、「間違いを恐れる気持ち」は長年かけてしみついた心理なので、取り払うのはなかなか難しいのが現状です。
このような、いわゆる「メンタル・ブロック(精神的な壁)」の存在は、日本人の英語学習において、非常に大きな問題となっています。
メンタル・ブロックを取り除くには
私が覚えている最初の「小さな成功体験」は、イギリスの語学学校で、「自分の国のことわざについて説明しなさい」という課題を与えられた時のことです。
その時は、咄嗟に思いついた「夜に爪を切ると親の死に目にあえなくなる」ということわざについて説明しました。
まだ留学して2週間ぐらいだったので、単語の羅列しかできませんでしたが、周りの学生たちや先生が、発言の内容を理解してくれたので、「え、これで通じるの?」と、とても驚いたものです。
そして、「自分の英語が通じた!」と感動したのを、今でも鮮烈に記憶しています。
このように、「英語で◯◯ができた!」という小さな成功体験を積み重ねていくと、いつしかメンタル・ブロックは消えていきます。
また、他の方法でメンタル・ブロックを取り除くために提供されている英語学習サービスもあるので、次のセクションで紹介します。
英語学習サービスを活用しよう
しかし、独学で効率よく英語の文法や語彙を学び直すのは、難しいと感じる人もいるかもしれません。
文法や語彙の学び直しには、英語コーチングを利用するのがおすすめです。
特に忙しい社会人の方には、スキマ時間を有効活用して、効率的に英語を学習する方法が指導してもらえるので、ぜひ利用してほしいサービスです。
2つ目に挙げた「英語を話す環境づくり」におすすめの英語学習サービスは、オンライン英会話です。
そして3つ目に挙げた「発音の学習」は、英語コーチングの得意分野です。
4つ目の「メンタル・ブロックの取り除き方」についてですが、一部のオンライン英会話スクールで提供されている、「カランメソッド」を利用してみてはいかがでしょうか。
質問と回答を間断なく繰り返すことで、自然と英語が口から出てくるようになるといいます。
日本にいながらにして、徹底した英語漬け合宿を送ることで、否応なしに「間違える恥ずかしさ」がなくなるという、ユニークな英語学習サービスもあります。
最後に