読書の秋、食欲の秋、スポーツの秋など様々な秋を連想するはずですが、勉強の秋はいかがでしょうか?
本記事では、学習や勉強に関するシーンを述べるのに使えるイディオムを紹介していきます。
勉強・学習に関連するイディオム
A for effort
A for effortはたとえうまくいかなかったとしても、その頑張りを褒め称えるときに使われる表現です。
“A”は成績表で最高レベルを示すのに使われる“A”のことです。
例
Even though you didn’t passed the exam, you get an A for effort!
- 試験には落ちちゃったけど、よく頑張ったね!
To breeze through (something)
「~を楽々と通過する」「~を難なく終える」という意味で使われるto breeze through。
breeze(そよ風)のように何事も滞りなく順調に進んでいく様子を表したイディオムです。
例
My son breezed through secondary school but he found university a lot more difficult.
- 私の息子は、セカンダリースクールはすんなり卒業できたが、大学の方はもっと難しかった。
To catch on
catch onは「分かる」「理解する」という意味のイディオムです。
コツをつかんだり、やり方をのみ込むという状況で使われます。
例
Algebra can be confusing at first, but once you catch on, it’s easy.
- 代数学は最初は混乱するかもしれないが、一度理解すれば簡単だ。
To cover a lot of ground
cover a lot of groundは「多岐にわたる」「対処すべき問題が多くある」という意味です。
直訳すると「多くの地面を覆う」となるため、「(扱う事柄が)多岐にわたる、対処すべき問題が多い」となります。
例
My kids covered a lot of ground over the weekend on the Peace Study Trip.
- 週末、子供たちは平和研修旅行で多くのことを学んだ。
To draw a blank
「ど忘れする」「全く思い出せない」という意味のdraw a blank。
直訳すると「白紙を引く」となるので、「ハズレくじを引く」という意味もありますが、頭の中が真っ白になって答えが浮かばないという状況でも使うことができます。
例
I have anxiety about an exam and my mind often goes blank during it.
- 試験に対する不安があって、試験中はたびたび頭が真っ白になるんだ。
To hit the books
hit the booksは「一生懸命勉強する」「猛勉強」 するという意味です。
本を叩く・打つというのが直訳のhit the booksですが、本気で勉強するようなときに使われるカジュアルな英語表現です。
例
Sorry, I’m not available this weekend. I have to hit the books for the next TOEIC.
- 申し訳ないけど今週末は空いてないんだ。次回のTOEICのために勉強しないといけなくて。
To learn/know (something) off by heart
learn/know (something) off by heartは「~を覚える」「~を暗記する」という意味です。
テストのためのような短期間の暗記ではなく、長期間に渡って忘れずに記憶に残っているようなことを指します。
例
Ken tries to learn all the English grammar rules off by heart.
- ケンは英文法のルールをすべて暗記しようとしている。
To learn the ropes
learn the ropesは「コツを学ぶ」という意味のイディオムです。
語源は、船乗りが縄(ropes)の結び方や使い方を学ぶことから由来しています。新しい職場や環境で基本的な事を学んだり容量を得ることを意味します。
例
I’ve started my new job, so I’m still learning the ropes.
- 新しい仕事を始めたので、まだノウハウを学んでいるところです。
To pass with flying colours
pass with flying coloursは「やすやすと成し遂げる」「見事に合格する」という意味で使われます。
昔、戦いに勝利したときに色鮮やかな旗(colours)を掲げていたことが語源となっています。試験などで非常に良い成績をおさめたときによく使われます。
例
I know you’re nervous about the exam, but you’ve been studying every day—you’ll pass with flying colours!
- 試験が不安なのはわかるけど、毎日勉強してきたんだから、きっと合格するよ!
To pull an all-nighter
pull an all-nighterは「徹夜する」という意味です。
stay up all nightも「一晩中起きている」という意味となりますが、pull an all-nighter のほうは勉強や仕事など何か作業をしていて一晩中寝なかったというニュアンスとなります。
例
There will be an important exam tomorrow. I’m going to have to pull an all-nighter.
- 明日は大事な試験があるんだ。徹夜でやるしかないよ。
To put (one’s) thinking cap on
put one’s thinking cap onは「熟考する」「よく考える」という意味のイディオムです。
「考える帽子を被ること」という直訳となりますが、ここから転じて「じっくり考える」といった意味合いで使われます。
例
If we put on our thinking caps, we may come up with the answer.
よく考えれば答えが浮かんでくるかもしれない。
To rack (one’s) brain
rack (one’s) brainは「頭をしぼって考える」という意味です。
直訳すると脳をいじめるとなるので、そこから転じて難しい問題の解決策について知恵を絞ったり脳をフル回転で働かせるという意味で使われます。
例
I’ve been racking my brain, but I can’t remember what we talked about at yesterday’s meeting.
- 頭をフル回転させているんだけど、昨日のミーティングで何を話したか思い出せないんだ。
勉強や学習に使えるイディオムを覚えよう
いかがでしたか?
秋の夜長に本日紹介したイディオムを覚えてみましょう。
Gabby Academyではこうした英語表現が自然と習得できるような脳科学的アプローチに基づくトレーニングを、英語ネイティブコーチ伴走のもと行います。
言語脳科学に基づく実践英語力開発メソッドを搭載したセルフ・トレーニングと、有資格の英語ネイティブコーチとのオンラインセッションが体験できる14日間の無料トライアルを、まずはお試しください。