「海外転職に興味があるけど自分にもできる？」
「未経験から海外転職を成功させる方法を知りたい！」

このような疑問をもつ方は多いのではないでしょうか？
結論、未経験からの海外転職は可能です。
しかし、スキルがない状態で海外転職できる業種は限られています。

●今自分にあるスキル
●今から身につけるべきスキル

このように、自己分析をした上で、海外転職で需要のあるスキルを身につけていく必要があります。
また、英語力が不安で海外転職に踏み切れない人も少なくありません。

未経験からの海外転職には必要なスキルと英語力を、詳しくみていきましょう。

未経験から海外転職する3つの方法

未経験から海外転職する3つの方法は、下記の通りです。

●現地の日系企業に転職
●駐在員枠で日系企業に転職
●現地の海外企業に転職

それぞれ、必要な英語力、採用されるときの給与形態や福利厚生が大きく違います。
たとえば、日系企業と海外企業では、日系企業の方が福利厚生が充実している場合がほとんどです。

一方で、海外企業はグローバルな環境で働けるので、得られる知識やスキルも多いでしょう。
自分の理想となる海外転職の方法はどれか、考えてみてください。

日系企業の現地採用で海外転職

1つ目は、海外にある日系企業で働く方法です。

海外にある日系企業から内定をもらい、現地で働くれになります。
特徴は、下記の通りです。

●日本語と英語、両方を使う
●働く期間も自分で選べる
●現地でのキャリアアップ可

海外にある日系企業では、社内コミュニケーションが日本語で行える場合、高い英語力がなくても海外転職が可能です。
面接の際に、海外勤務がどのくらいの期間になるのか、事前に相談することもできるでしょう。

また、マネージャーなど会社内も日本人で構成されていることが多いので、現地で勤務年数を重ねて、役職を上げてもらえる可能性もあります。

国内で駐在員枠のある日系企業に転職

2つ目は、国内で日系企業に転職してから、海外の駐在員として海外に滞在する方法です。

海外支社、海外支店のある企業に国内で転職してから、会社の指示で海外勤務をする流れになります。
特徴は、下記の通りです。

●駐在する国や期間は会社指定
●現地就職よりも給与が高め
●福利厚生が充実

あくまで会社都合での海外勤務になるので、国や期間を自分で選ぶことはできません。

しかし、会社都合で海外に滞在するため、住宅手当・出張手当・交通費など、給与や福利厚生が良いメリットもあります。
また、会社内に他に駐在員希望の人がいる場合、自分を選んでもらうために他の人よりも優れたスキルが必要になるでしょう。

海外企業の現地採用で海外転職

3つ目は、現地で出している海外企業の求人に応募する方法です。

特徴は、下記の通りです。
●国や仕事内容を自分で決定
●福利厚生は少なめ
●高い英語力が必要

仕事はもちろん自分で、求人サイトなども利用して探すことになります。

海外企業に就職するので、会社の福利厚生や給与も全て現地基準で決定されます。
日本語だけを使う環境は少なく、国際的な環境で働くので、海外基準一定の英語力を求められる場合が多いです。

海外転職は英語ができないと不可能？

英語ができなくても、未経験からの海外転職は可能です。

理由は、業界や職種によって、求められる英語力が大きく異なるからです。

たとえば、現地で日本語のカスタマーサービスが求められている場合、自分の日本語スキルが強みになります。
また、日本人の高いITスキルも、海外で優遇されることが多いです。

英語力が高くなくても実現可能な職種を、それぞれみていきましょう。

エンジニア

海外でのエンジニアの需要は、近年さらに高まっています。

「英語はできないが、プログラミングスキルが高い」という日本人エンジニアが、海外企業で働けるケースも少なくありません。
もちろん日常会話で英語を使うことは避けられませんが、仕事で影響がでることは比較的少ない職種です。

プログラミング用語は必ず理解しておきましょう。

必要な英語レベル：実務対応が可能な準上級者

日本食レストラン

日本食レストランは、英語力が高くなくても挑戦しやすいです。
職場でのメンバーは日本人が多くなるので、仕事でのコミュニケーションは日本語で行うことができます。

もちろん、ホール（英語圏だとサーバー）担当だと英語話者のお客さんに接客する機会はありますが、複雑な英語が求められることはほぼないでしょう。
ただ、中には高級な日本食レストランもあり、英語力を求められることもあるので、注意しましょう。キッチンで働く場合は、日本人の割合が多く日本語でコミュニケーションを取る事が多いです。

必要な英語レベル：習得し始めてる中級者

日本語のコールセンター

海外で日本語が活かせる職業として、コールセンター業務があります。

旅行代理店のサービス、機械系の問い合わせセンターなど職種はさまざまです。
日本人カスタマーの対応になるので、英語力よりも日本語での高いコミュニケーション力が求められます。

必要な英語レベル：学習を継続している初級者

日系企業の事務

海外の日系企業の事務は、英語力中級で挑戦できる職種です。

オフィス内は日本人が多く、日本語環境で働くことができます。
しかし、現地で手続きしなければいけない書類処理などを英語で行うこともあるので、一定の英語力は必要とされるでしょう。

必要な英語レベル：習得し始めてる中級者


ここでは4つ例を挙げさせてもらいました。

海外で働くことを選ぶ際、英語ができないと不可能とまではいきませんが、やはり、そこに英語話者が働いている以上、一定以上の英語スキルは求められます。

ただ、日本人の場合は義務教育で一定レベルの英語をは学んでいます。

「私はまったくしゃべれない」
「英語なんて何も聞こえない」
「外人と話すのなんて無理」

と思わず、様々な英語学習サービスを利用するなどして、自身の英語力を伸ばすことに力を入れてみてください。

未経験からの海外転職で失敗しないためには？

海外転職を未経験から成功させるためには、下記の3つに気をつけましょう。

１．海外転職の目的を明確にする
２．現地での給与と物価を確認しておく
３．英語力をあげておく

未経験から海外転職するときにありがちな失敗が、どこでも良いから海外で働きたいと転職してしまうケースです。
「思ったよりも英語力が必要とされる」もしくは「予想より英語を使う機会が少なすぎる」など、理想と現地のギャップを感じることが少なくありません。

海外転職という響きだけで自分の進路を選んでしまわないように、海外転職を何のためにするのかハッキリさせておきましょう。
また、第一希望の企業で働くためには、英語力できるだけ上げておくことが大切です。

英語面接がある場合は、英語学習サービスを利用して対策しておきましょう。
それでは、海外転職をする上で気を付けるべきことを、詳しく見ていきましょう。

その①：海外転職の目的を明確に

未経験からの海外転職を目指す場合、その目的を明確にしましょう。

「なぜ海外転職がしたいのか？」
「海外転職でどんなスキルを身につけたいのか？」

海外転職だけを目的に職種や企業を選んでしまうと、現地で働いても思ったよりスキルが得られないことがあります。

たとえば、スキルアップとして海外転職をしたのに、現地では日本語環境で簡単な作業しかしないケースなどです。
海外転職後にどのようなキャリアを積みたいかまで、考えておきましょう。

その②：現地の物価と給料の確認

海外転職で現地に住む場合、生活していく上で給与が十分か確認しておくと安心です。

たとえば、アメリカ・オーストラリア・カナダなどは、日本よりも物価がはるかに高いです。
同じ給与をもらっていても予想以上に生活費がかかり、海外転職をしたのに生活が苦しくなってしまうことも少なくありません。

海外転職する国によって物価は変わるので、事前に国ごとの生活費をリサーチしておきましょう。

語学力を身につける

海外転職する上で、英語、もしくはその国の言語を学ぶことは欠かせません。

面接で英語力が試される場合もあれば、現地に行って仕事をしながら英語を学んでいくスタイルもあります。
また、求人に応募する際の履歴書で、英語スキルが証明できる資格があれば転職で有利になるでしょう。

英語学習は今からでもすぐに始められるので、毎日少しずつでも英語に触れておきましょう。

まとめ

未経験からの海外転職は、日本にいるうちの英語学習がとても大切になります。英語力はトレーニングすれば必ず上がります。

海外転職でどのようなキャリアを積んでいきたいか考えながら自分の目標を叶えるために、今の自分に必要なことからトライしていくことをお勧めします。