中学生が親子留学をする際の英語のレベルや帰国後の授業について不安を解消するためには、事前知識が必要です。この記事では、中学生が親子留学をするメリットや留学をする期間などをご紹介します。
親子留学をする中学生の英語のレベルは、目的で変わる
しかし、現地の学校で1年間ぐらいの長期親子留学をするときは、意見が伝えられる英語力がなければ授業に戸惑ってしまうかもしれません。
中学生の親子留学のメリット・デメリット
親子留学を中学生がするメリット
実際に使われるフレーズや生きた英語を使う時間が増えて、リスニング力が高まって英語学習の意欲がわいてきます。
新しい挑戦や体験を重ねて、自信がつき自立心や自己肯定感が高まるようになるでしょう。
さまざまなバックグラウンドを持つ人との交流は、多様性を深められます。
中学生が親子留学をするデメリット
現地の中学校に長期入学する場合は、留学生は費用が多くかかります。たとえばカナダの場合、1年間の授業料は1万ドル(80万円)の学費がかかることもあります。
海外で危険な目に合う可能性があるため、危機管理や自己管理を忘れないようにして、現地の治安を事前に調べておきましょう。
単身と親子留学の違い
親子留学の場合、学校の予習・補修を頼れること、生活を支えてくれる親がいることで安心して英語習得や学習ができます。
単身留学は、積極的に英語を学びたい、自立して生活をしたい子どもにおすすめです。
初めて海外留学をする場合や英語を話すことにまだ自信がないと思う子どもには、滞在期間を短くして成功体験を増やし、英語や海外生活は楽しいと思える環境を作るのがいいでしょう。
中学生の親子留学は短期アクティビティと進学留学の2種類
コミュニケーションを図るほど英会話力がない子どもや初めての留学をする子どもには、短期のアクティビティに参加する留学がおすすめです。
もう一つは、海外の中学校を卒業する目的で留学する方法で、1年以上の長期で正規留学といわれます。英会話力のレベルが低い場合は、最初にESL(英語を第二言語とする)プログラムを受講し、現地の中学校で学校生活を過ごして英語習得を目指せます。
親子留学にかかる費用
留学で人気の国アメリカ・カナダ、イギリスは、留学生を受け入れる環境が整っていますが、渡航費(航空運賃)、滞在費も高くなってしまいます。
日本から近く時差が1時間のオーストラリア・時差4時間のニュージーランドを滞在先に選ぶと、渡航費や滞在費を抑えられます。
また、留学する期間を短くすると、人気の国でも費用を抑える方法の一つになります。
期間 1ケ月 6ケ月 1年
北米(アメリカ・カナダ) 50~120万円 150~500万円 400~1000万円
欧州(イギリス) 50~100万円 200~500万円 350~9000万円
オセアニア(オーストラリア) 50~90万円 2000~400万円 400~750万円
アジア(フィリンピン、マレーシアなど) 25万円~70万円 130~150万円 180~350万円
※費用は2人分
(参考サイト:留学くらべーる 親子留学の費用)
自然豊かなカナダ
留学で人気の都市はバンクーバーやトロントがありますが、モントリオールやハリファックスを滞在先に選び、親が学生ビザを取得し、カレッジや大学の専門プログラムを受けるなどの条件を満たすと子どもの学費が無料になる方法があります。
中学校は州ごとで変わり新学期が主に9月から始まります。公立校やカトリック校に分かれ、春休みや夏休みを利用できる短期留学、中学校の卒業を目指す長期留学もできます。
内陸に入ると-20度を超える寒さの地域や6ケ月以上の滞在は、学生ビザの取得が必要になるなど、留学前の計画を準備しておくといいでしょう。
留学生の受け入れが整えられ、短期・長期留学、ワーキングホリデーをする日本人の留学先として人気があります。3カ月以上の滞在は、ビザが必要です。
オーストラリアは日本と季節が反対になるため、中学校の新学期は1月から始まります。州によって義務教育は10年制や12年制とあり、留学前に学校について調べておく必要があります。
フレンドリーな国民性のオーストラリアは、サーフィンやファーム体験などアクティビティや大自然を楽しめる留学先になります。
手つかずの大自然が残るニュージーランド
忘れてはいけないのが、日本とは季節が反対だということです。そのため、中学校の新学期は、1月末からはじまります。オーストラリアの夏休みは、日本は冬の12月です。現地の中学校は、公立の学校が多くあり、英語のレベルが低くても単身の中学生の受け入れもされています。
親子留学をする前の準備
留学エージェントを利用して、子どもに最適なカリキュラムや学校の状況を調べてもらいましょう。
留学をするまでに親子で計画的に英語学習を進めておきましょう。英会話教室やオンライン英会話で、簡単なフレーズを覚えたり、英語で話す機会を増やしたりして練習しておくと、留学したときの戸惑いがなくなり、留学後の成果にもつながりやすくなります。
まとめ
海外の中学校は新学期の時期が日本と違うため、いつ留学するのか事前調査をしておきましょう。さらに親子留学の英語習得の成果を出すためには、渡航前の英語学習の準備を計画的にしておくのが大切です。