2023.05.21英語留学

親子留学を実現するにはメリット・デメリットを知ろう!年齢別や期間で紹介します

「英会話教室で学ぶ子どもの英語力をさらに伸ばしたい」
「独身時代の留学の夢を実現したい」
「子どもに小さい頃から異文化に触れさせたい」と考えて親子留学をするか迷っているなら、メリットとデメリットを知っておくことが大切です。

この記事では、子どもの年齢別や短期か長期留学のメリット・デメリットをご紹介します。


3つのタイプの親子留学

親子留学とは、英語習得を目的に親や保護者と子どもが一緒に海外生活をする留学方法です。

親子留学は、以下の3つのタイプがあります。

・親が語学学校や大学で学び、子どもがデイケアや小学校で過ごす
・子どもが小学校やサマーキャンプに行き、親が付き添いをする
・親と子ども、どちらも語学学校や小学校などで学ぶ

滞在する国の条件に合うと、低年齢の子どもでも親子留学はできます。

親子留学を年齢で見るメリット・デメリット

留学の受け入れが整った国では、乳幼児から親子留学ができます。小学校で英語教育が導入され、小さな頃から異文化を体験できる親子留学は人気です。
親子留学をとおして子どもの年齢に影響するメリット・デメリットを紹介します。

0歳から4歳までの乳幼児の親子留学のメリット

子どもが0歳から4歳の乳幼児の場合、保育園やデイケアで過ごします。英語の歌や本の読み聞かせ、外遊び、図工などを通して英語を楽しんで習得できます。

0歳から4歳の乳幼児は、素直に英語の発音や言い方を真似られるため、新しい言語を吸収しやすくなります。小さな頃から英語に触れていると、英語を聞き取りやすくなります。

海外生活をする中で、異なった文化や日本とは違った教育方法を親子で体験できます。大自然の中で過ごしたり、その国の行事に参加したり、新しい体験が親子の絆を深められるでしょう。

中学生が親子留学をするデメリット

滞在する国によって違いはありますが、12歳までの子どもを一人にできないため、デイケアやベビーシッターを雇う必要があります。

さらに片親だけの生活は、食事や子どもの世話に忙しく、環境の変化でストレスを感じるでしょう。

また、乳幼児はいつ病気になるかわかりません。海外ではファミリードクターが必要な国や救急病院の待ち時間が長い、救急車は有料などの違いがあります。病気の症状を英語で伝えられるか不安がある人は、日本語のサポートがあるかの確認が必要です。

5歳から小学生までの親子留学のメリット

5歳以上になると、英語と日本語の違いを意識して使い分けられるようになります。新しい単語を覚えたり、友達と英語で会話ができたりと、成功体験が増えると親子留学を楽しいと感じられます。

異文化体験は、子どもの知識が広がります。海外の学校は、プレゼンテーションをする場や自分の意見を発言する授業スタイルです。意見を認められることで自己肯定感が高まります。

挑戦することで子どもの自立ができます。新しい友達が出来たり、異文化体験をしたり、英語の宿題に取り組めたりしたあとの達成感が自立をさせます。

5歳から小学生までの親子留学のデメリット

現地の学校の授業は全て英語です。入学してすぐに授業内容を理解できない場合、子どもが先生にサポートを求められずにいることもあります。
家では子どもの補修や予習、宿題を見て、生活に慣れるまで手助けをしましょう。

5歳以上の留学は、親と子どもの二人分の学費や生活費がかかり、費用が多くかかります。海外で就労する場合はワーキングビザがなければ就労はできません。予算は余裕をもって計画することをおすすめします。

親子留学期間に、家での会話を日本語にすると英語力の上達に影響がでます。朝から夜まで英語を話す機会が多いホームステイにする、家でも英語で話すことを心がけるなどのルールが必要です。

中学生の親子留学のメリット

英語の学習を学校や英会話教室でしている中学生は、海外生活で生きた英語を学ぶと英語習得に意欲がわきます。リスニング力が高まり、必然的に英語を話す環境が、帰国後の英語レベルの上達が望めます。

異文化体験は、中学生に柔軟な発想やグローバルな知識が増えます。さらに日本の見方や新しい発見があるでしょう。さまざまなバックグラウンドを持つ人に出会えるのは、親子留学の魅力です。

自分の英語が通じる達成感やホストファミリーとのやりとりで自立心が育ちます。また宿題が少ない海外の学校で過ごすと、ゆとりある時間がもてます。

中学生の親子留学のデメリット

環境になじめずに友達ができない、英語が伝わらないと感じて話すのを止めてしまうなど、思春期の中学生は、不安が大きくなります。家では会話をする、イベントや観光をする、異文化体験を積極的にして親子で共有体験を持ちましょう。

帰国後に、日本の学校の授業内容に戸惑う場合があります。海外のカリキュラムは日本の授業ほど進んでいないため、帰国後に補修が必要なのか問い合わせが必要です。

大切な友達や家族と離れて生活すると、ホームシックになるかもしれません。現地の学校に日本人がいるか、ホストファミリーに同じくらいの歳の子どもがいるかを事前に確認しておきましょう。

親子留学の短期と長期の期間でみるメリット・デメリット

短期留学は一週間から3カ月をいい、長期留学は3カ月以上をいいます。初めての留学やゴールデンウイークなどの短い休みを利用する人に短期留学は人気です。反対に長期留学は、親が資格取得や移住を考えている、子どもの英語習得をじっくり計画している人に選ばれています。

短期親子留学のメリット

英語習得を目的にする以外に、子どもや親も異文化体験ができます。たとえば午前中は海外の幼稚園や学校で授業を受けて、午後から観光や趣味を楽しむスケジュールを組んで、旅行も楽しめます。

留学期間を短くすると、費用が抑えられます。留学は、渡航費・学費・滞在費と費用がかかり、滞在期間が長くなれば費用は大きくなります。費用を抑えて留学できる気軽さがよい点です。

3カ月までの留学は、ビザの申請が必要ない国が多くあり、複雑な書類作成をしなくても留学できます。面倒な手続きがないので、英語に自信がなくても安心です。

短期親子留学のデメリット

短期の留学した場合、大きな負担になるのが渡航費です。学費や滞在費は留学期間が長くなれば、費用が変動します。北米やヨーロッパを留学先に選ぶと留学費用が高くなります。

帰国後の英語上達の幅は、長期留学に比べると大きくは望めません。留学を始めは、授業や環境に慣れることに時間がかかります。親子留学をする前に英語のレベルをアップさせておくと、短期の留学でも英語力を上達させやすくなります。

留学期間が短いと、ホストファミリーや友達と親しくなるのが難しい場合があります。生活環境に順応するだけでも大変なうえに、英語の学習をして、子どもの世話をする時間に追われて打ち解けられないことがあるからです。

長期親子留学のメリット

長期間海外に滞在すると英語習得の成果が表れやすくなります。毎日のように英語を聞く・話す機会が必然的に増えることで自信がつき、いつの間にか恥ずかしさがなくなって英語を上達しやすくできます。

友達やホストファミリーと交流する頻度が高くなり、親しくなりやすいでしょう。帰国してからもメールで友達やホストファミリーと交流を続けている人は多くいます。

日本とは違った文化を体験し、異なったバックグラウンドのある人達と交流することで、柔軟な考え方ができます。長期の滞在は、海外の生活スタイルを理解できる時間が多くあり、自立や自己肯定感が高くなります。

長期親子留学のデメリット

海外の滞在が長い場合、学費や滞在費が大きな負担になります。長期滞在をするために計画を持って予算を組むことをおすすめします。また、留学期間中は日本で生活する家族の生活費を含めて考えましょう。

長期海外生活は、ホームシックやカルチャーショックになる場合があります。日本と違った生活スタイルや食べ物、慣れない公共機関、言葉の不安がストレスになりやすく、事前に滞在する国の事情を調べておく必要があります。

長期の滞在となれば、親は仕事を退職か休職か判断が求められます。会社の都合があえば、仕事を止めずにすみますが、1年以上の長期になると仕事を退職する必要があるのか、事前に会社と相談が必要です。

親子留学で英語を上達するための事前対策

親子留学で英語を上達させるためには、留学をする前の準備が大切です。意思表示やコミュニケーションがとれる程度の英会話力をつけておきましょう。

たとえば英語教材を利用する、英会話教室で学習する、映画やドラマを見てフレーズを覚えるのもよい方法です。話すことやリスニングを英会話教室やオンライン英会話で上達させて備えておきます。

さらに、留学する国の生活習慣や文化を事前に調べておきます。留学の経験者から困ったことを聞く、エージェントにアドバイスを聞いておくのもよいでしょう。とくに病気になったときの日本語の通じる医者や病院、英語のサポートを紹介してもらうと安心です。

まとめ

親子留学は、国によって子どもの受け入れ年齢は違いますが、グローバルな視野が広がり、辛いことや楽しいことを親子で共有を体験することで絆が深まります。

何を目的に親子留学をするのか、メリット・デメリットから考えてみましょう。


© Gabby All rights reserved.