2023.12.30英語ビジネス

海外移住で必要な英語力はどれくらい?シチュエーション別に解説|英語力習得法も紹介

海外移住と一口にいっても、目的はビジネスでの海外赴任やパートナーの海外赴任に伴う移住、定年後やアーリーリタイヤ後の移住など様々ですよね。

移住先によって必要な言語は違いますが、どの国でも英語は役立ちます。

それでは、海外移住に必要な英語力とはどれくらいなのでしょうか。
この記事では、海外移住に必要な英語力について解説します。

海外移住に必要な英語力とは


海外移住に必要な英語力は、移住目的や、移住先の国によって変わってきます。
一説には、「IELTS総合スコア6.5以上」が1つの基準とされています。

IELTS(アイエルツ)とは、特に英語圏で重視される英語習熟度の指標です。IELTSスコア6.5以上というのは、TOEICでいうと800点以上に相当します。

「そんなに高い英語力が必要なの!?」「私には移住なんてムリかも……」と思われるかもしれませんが、心配する必要はありません。 ほとんど英語力がない状態で海外に移住する人もたくさんいるからです。

ただし、以下の国では、所定のレベル以上の英語力を持っていることが移住の要件となっています。

  • オーストラリア
  • ニュージーランド
  • イギリス
  • カナダ

  • また、英語力を移住の要件としていない国でも、英語を話せると話せないとでは、生活の豊かさが全く変わってきます。

    「ただ暮らすだけ」なら、単語の羅列でもなんとかなるかもしれません。
    しかし、海外で充実した暮らしをするならば、英語力は「あるに越したことはない」のです。

    海外移住先で必要な英語力をシチュエーション別に解説

    日常生活でのコミュニケーション


    日常生活では、スーパーでの買い物、公共交通機関の利用、地元の人との交流など、さまざまな場面で英語が必要になりますよね。

    結論からいうと、日常生活でのコミュニケーションにおいてそれほど高度な英語力は必要ありません。
    初級程度の英語力でも何とか生活していけるでしょう。

    ただ、海外移住先で現地の人とコミュニケーションをとりたい時に、初級程度の英語力しか持っていないと、こちらから話しかけても、あまり耳を貸してもらえない可能性があります。

    「初級レベルの英語でもなんとかなる」といえますが、「中級レベルの英語力があるに越したことはない」のが日常生活でのコミュニケーションです。

    海外で仕事をする場合

    日常生活でのコミュニケーションでは高度な英語力は必要ないとお伝えしましたが、海外にビジネス、または学術目的で移住する場合は、全く話が違ってきます。
    就職目的で海外移住する場合は、高い英語力が必要です。

    ビジネスシーンにおいて、英語を使ってプレゼンをしたり、会議に参加したりすることは避けては通れない道です。
    また、同僚とも適切なコミュニケーションをとっていかないと、ビジネスでの現場がぎくしゃくしたものになってしまいます。

    さらに、それぞれの業種の専門分野について、英語でなんというか深い理解も必要になります。
    ビジネス・学術目的で海外移住する人には、中〜上級レベルの英語力が必要といえるでしょう。

    ちなみに、ビジネス目的の海外移住なら、「ビジネス英語」を学ぶことをおすすめします。

    ビジネス英語はある程度「型」が決まっていて、日常英会話よりわかりやすい側面もあります。
    そのため、日常英会話の延長線上としてビジネス英語を学ぶより、最初からビジネス英語を学んだ方が効率がよいといえます。

    緊急時

    普通に日常生活を送るぶんには高い英語力は必要ないのですが、誰にとっても英語力が必要となるのが緊急時です。

    特に犯罪に巻き込まれた時や、自分や家族が体調を崩した時などには、状況を速やかに正確に伝える必要があります。
    特に小さなお子さんを抱える家族にとって、医療は大きな問題です。
    「英語が話せないから説明できない」では通用しないのです。

    また、犯罪や医療ほど深刻な問題ではありませんが、たとえば海外の住居は良く水漏れなどのトラブルを起こします。
    修理業者に対して、「どこがどんな不具合を起こしているか」正しく説明できなくては、非常に困った事態に陥ってしまいます。

    安心で快適な海外生活を送るには、自分が抱えている問題を正確に説明できる程度の英語力が必要といえます。

    万一の時に備えるのであれば、中級レベルの英語力をもって海外移住するのが無難です。

    海外移住に必要な英語力を手に入れる方法

    ビジネス目的で海外移住する場合、中〜上級レベルのビジネス英語を身につける必要があります。
    また、ビジネスが目的でなくても、緊急時やいざという時に備えて、自分の状況を正確に説明できるぐらい中級レベルの英語力は、身につけておきたいものです。

    英語力を短期間で効果的に身につけたい方におすすめなのが、「英語コーチング」の利用です。

    英語コーチングでは、受講生それぞれに合わせたカリキュラムをカスタムメイドしてくれ、コーチがマンツーマンで目標達成まで伴走してくれます。

    特にビジネス英語を学びたい人におすすめなのが、グローバルビジネスで活躍する人材を多数育成してきた英語コーチングサービス「ギャビーアカデミー」です。

    ギャビーアカデミーでは、世界トップレベルの発音評価AIなどを駆使して、発話力と発音力を同時に鍛えるため、着実に英語が話せるようになります。

    グローバル企業や世界中の政府機関で採用されている英語力測定テスト「VERSANT(ヴァーサント)」や、TOEICのスコアが、大きく向上した受講生を多数輩出しています。

    英語コーチングサービスを利用して、確かな英語力を身につけてから海外に移住すると、より豊かな海外生活を送れるかと思います。

    まとめ:英語力を身につけて豊かな生活を

    海外で普通に日常生活を送る上では、英語力はあまり必要ないといいます。
    スーパーで買い物をする際は、ほぼ無言でも買い物は成り立ちますし、隣人と話せないと暮らしていけないということもありません。

    ただ、パートナーの海外赴任で一緒に移住したという女性の話ですが、「一番英語が話せなくて困った」のは、やはり「子どもが熱を出した時」だそうです。

    医療関係で英語を話せないというのは、命にかかわります。自分自身についてもそうですし、大切な家族の話ならなおさらでしょう。

    そういった「困った時、英語でどういえばいいか」について事前に英語コーチに教わって練習しておくと、かなり助けになるということです。

    ビジネスで海外赴任している人も、プライベートでレストランを予約する時、「辛い物は苦手だから除いてほしい」「大勢でシェアできるよう大皿で持ってきてほしい」などと自由に言えたら、日常生活がぐんと豊かになるかもしれません。

    服を買う時も、「この服のもう少しサイズの小さいものがほしい」「色違いのものが欲しい」などと細かく指定できたら、買い物がずっと楽しくなるでしょう。

    海外移住は、長いスパンで海外に滞在することになります。その間に何が起こるか分かりませんし、慣れない土地で長く過ごしているとストレスがたまることもあるでしょう。

    言葉が通じると、それだけで生活の質が変わってきます。海外に移住する予定のある方は、できる限りの準備をしていくことをおすすめします。


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