2024.06.01英語ビジネス

グローバルマインドセットとは|グローバルに活躍する人材に必須のスキルを解説

国際社会で活躍するためには、「グローバルマインドセット」が必要不可欠だという話を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。

「グローバルマインドセット」って、分かるようで分からない概念ですよね。
グローバルマインドセットはどんな文化的背景を持つ人とも効果的にコミュニケーションをとることができる「国際的なバランス感覚」のようなものです。

ただ、どんなバランス感覚は、どうすれば身につくのでしょうか。

この記事では、グローバルマインドセットがどんなものか紹介し、グローバルマインドセットをどのように磨いていけばいいか詳しく解説します。

国際的なビジネスシーンで活躍したいと考えている方はぜひ参考にしてください。

グローバルマインドセットとは

グローバルマインドセット(Global Mindset)とは、世界で活躍するグローバル人材に共通するスキルセットです。
主に、多様な文化的背景を持つ人々と、効果的にコミュニケーションをとる能力を指します。

グローバルマインドセットには、以下のようなスキルが含まれます。

・自分と異なる考え方や価値観を理解し尊重する能力
・異なる文化・システム・言語に対応する能力
・異なる文化的背景を持つ人々と信頼関係を構築する能力

グローバルに活躍する人材は、自己の文化とは異なる文化的背景や習慣を持つ人々と絶えず接触することになります。
そういった時、自分と他者の違いを理解し、尊重し、受け入れる「土台」こそがグローバルマインドセットの本質といえるでしょう。

なぜグローバルマインドセットが求められるのか


グローバルマインドセットは、異文化を理解・尊重し、柔軟に対応できる「土台」ということでした。
それでは、なぜグローバルマインドを持った人材が求められるのでしょうか。
この章では、グローバルマインドを備えた人材が求められる理由を解説します。

全世界的にグローバル化が進んでいるため


グローバルマインドを持った人材が求められる理由の一つとして、近年のグローバル化が挙げられます。

グローバル化によって国境を越えた交流や経済活動が盛んになり、新たなビジネスチャンスも増えてきたといえるでしょう。

そんな中、異なる文化や価値観に柔軟に適応できるグローバルマインドセットが求められているのです。

海外企業と取引をする際や、海外赴任して現地の従業員と触れ合う際には、その国の文化や言語に対する知識が必要です。
コミュニケーションの取り方やビジネスの進め方も国によって異なります。

グローバルなビジネスシーンに対応するには、単に知識だけでなく、柔軟な発想力や状況判断力が求められるのです。

多様性への対応が求められているため

グローバルマインドセットが求められるようになった2つ目の理由に、多様性への対応が必要な時代であるということが挙げられます。

グローバルなビジネスシーンでは、様々な文化的背景を持つビジネスパーソンが集まります。

そして世界各国の企業はダイバーシティーを推進しているため、多様な価値観を尊重し、それぞれの価値観を受け入れる姿勢が重要視されるようになってきています。

様々な文化的背景を持つ人々が協力することで、新たなアイディアが生まれることもあるでしょう。
そのためにも、様々な文化や価値観・言語に精通した人材が重宝されるのです。

グローバルマインドセットの3要素

国際社会で活躍するために必要不可欠なグローバルマインドセット。ぜひとも手に入れたいですよね。
この章では、グローバルマインドセットを構成する3つのスキルを紹介します。

・知的資本
・心理的資本
・社会的資本

詳しく見ていきましょう。

知的資本(国際的な知識・理解力)

グローバルマインドセットに必要な3つの要素のうち1つ目は、「知的資本」、つまり国際社会に対する知識や理解力です。

グローバルなビジネスシーンにおいては、相手国の政治・文化・宗教などに対する知識はもちろん、その国の商習慣や法律について深い理解が必要です。

「大切にしている精神」や「重要視している価値観」はそれぞれの国にあります。

取引相手の国の文化や価値観を正しく理解しておくことで、「文化の違い」によるトラブルを回避することができます。

知的資本、つまり国際的な理解力を身につけるには、日頃から国際情勢に着目し、「自分ごと」として考えるクセをつけておくとよいでしょう。

それぞれの国の価値観や商習慣は、事前に学ぶことで理解できます。つまり知的資本は、学習することでカバーできるスキルといえます。

心理的資本(異文化に対する興味と柔軟さ)

グローバルマインドセットの3つの要素の2つ目、「心理的資本」とは、異文化や多様性に興味をもち、柔軟に対応する能力のことです。

グローバルなビジネスシーンで活躍するためには、人種・宗教・国籍など、あらゆる違いを理解し受け入れる柔軟な姿勢が不可欠です。

自分の考え方・価値観を押し通すのではなく、自分と異なる価値観を理解し、オープンマインドな姿勢を心がけましょう。

グローバルマインドセットの心理的資本、つまり異文化に対する柔軟さを身につけるには、むしろ自分の価値観を見つめ直すことが必要です。

そして自分の常識や価値観が必ずしも「当たり前」で「正しい」ものではなく、世界には様々な見方があるということを、さまざまな異文化に触れながら身につけていくとよいでしょう。

社会的資本(信頼関係を築く能力)

グローバルマインドセットに必要な3つの要素の3つ目は、「社会的資本」、つまり自分とは異なる文化的背景を持つ人たちと信頼関係を築く能力です。

グローバルな信頼関係を築くには、まず相手の国の文化を理解し、共感する必要があります。

ただし、相手を理解して相手に合わせるだけではなく、こちらの意見を適切に発信し、自分なりの「譲れない一線」を設ける交渉力も必要です。

グローバルマインドセットの社会的資本、つまり国際的な信頼関係を築く能力を手に入れるには、まず相手の話をよく聴く姿勢を身につける必要があります。

どんな意見も否定せず、ポジティブにとらえることで、相手が主張したいポイントを的確に理解することができます。

相手に共感しつつ、相手を傷つけないように適切に自分の意見を発信することで、効果的な協力関係を築いていくことができます。

語学力とグローバルマインドセット

グローバルマインドセットを手に入れるには、国際的な理解力・異文化への興味・信頼関係を築く能力が必要ということを紹介しました。

そして、グローバルマインドセットを手に入れるために身につけておきたいのが、語学力です。

英語をはじめとした外国語を学ぶことで、自国と異なる価値観や思考に触れることができますし、海外のビジネスパートナーとのコミュニケーションも容易になります。

特に英語は、国際的なビジネスシーンでは必要性の高い言語です。

ただ、「英語がペラペラなだけではグローバル人材とはいえない」ということもよくいわれます。

国際的なビジネスシーンでは、語学力だけではなく、適切にコミュニケーションをとる能力や、国際的なバランス感覚、つまりグローバルマインドセットが不可欠です。

語学力とグローバルマインドセットは、国際的に活躍する上で、どちらも同じくらい重要なスキルといえるのです。

まとめ

グローバルマインドセットとは、国際社会で活躍する人が共通して持っている、異文化への理解力や柔軟な対応力であるということを説明しました。

そして、グローバルマインドセットは「知的資本(国際的な理解力)」、「心理的資本(異文化に対する柔軟さ)」・「社会的資本(異なる文化的背景を持つ人と信頼関係を築く能力)」で構成されることを紹介しました。

グローバルマインドセットの3つの要素の中でも、「知的資本」は事前に相手の国のことを勉強しておくことである程度対処できるものです。
また、直接かかわりあいのない国についても理解を深めておくことで、国際的なバランス感覚を身につけることができます。

心理的資本や社会的資本は、実際に異文化に接する中で磨かれていくものといえるでしょう。

そして、グローバルマインドセットを身につけるためのカギとなるのが語学力です。

相手の国の言葉を学ぶことは、相手の国の考え方を知ることに直結します。また、相手とのコミュニケーションをよりスムーズに進めることができるようになります。


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