また、疲れがたまっていたり、家族との時間を大事にしたくて休暇を取りたい時もあるでしょう。
この記事では、仕事を休みたい時に使える英語表現を紹介します。
欠勤の時何といえばいいか知っておきたい方はぜひ参考にしてください。
「仕事の休み」には「off」を使う
その中でもよく使われる表現が、「take a day off」と「take time off」です。
take a day off
以下の例文を参考にしてください。
Can I take a day off? I’m feeling really sick.
とても体調が悪いので、お休みをいただいてもいいですか?
I need to take a day off for a doctor’s appointment.
病院の予約があるのでお休みをいただきたいです。
I took a day off last week and it really helped me recharge.
先週休みをとってリフレッシュできました。
「take a day off」は広く一般的に「仕事を休む」ことを表すことができますが、基本的に短期間の休みを指す言葉です。
take time off
以下の例文を参考にしてください。
She’s taking time off to travel.
彼女は旅行のために休みをとっています。
He’s taking some time off work to spend with his family.
彼は家族との時間を過ごすために休みをとっています。
He decided to take time off to focus on his health.
彼は健康に専念するために休みをとることにしました。
このように、「take time off」は、有給休暇や、病気・家族の事情による長い休みなど、広い意味での「休暇」を指す英語表現です。
「病欠」は「sick day」
比較的短期間の休みについては「sick day」、長期の休みには「sick leave」がふさわしいといえるでしょう。
sick day
以下の例文を参考にしてください。
I’m not feeling well, so I’ll take a sick day.
体調が悪いのでお休みさせてください。
I need to take a sick day due to a severe headache.
ひどい頭痛がするのでお休みさせてください。
I’m taking a sick day today and will check my emails intermittently.
今日は体調不良で休みますが、メールはこまめにチェックします。
Due to illness, I’ll be taking a sick day today. I’ll update you once I return.
体調不良で今日は休みます。復帰次第対応します。
「Can I take a sick day?(おやすみさせてもらっていいですか?)」だけでも意味は通じるのですが、ビジネスシーンにふさわしい表現とはいえません。
体調不良の事情や現状を簡潔に伝え、可能ならばフォローアップの対処もすることで、病欠を相手に理解してもらいやすくなります。
sick leave
She is currently on sick leave and will return next week.
彼女は病気で休んでいますが、来週復帰予定です。
I’m taking sick leave due to a severe cold.
ひどい風邪のため(しばらく)休みます。
I will be taking sick leave for hospitalization.
入院するため休みます。
このように、体調不良による比較的長期の「休み」を表したい時は「sick leave」を使いましょう。
病気以外の理由なら「leave of absense」
以下の例文を参考にしてください。
She is taking a leave of absence to care for her baby.
彼女は育児休暇をとっています。
He’s on a leave of absence for personal reasons.
彼は一身上の都合で休暇を取っています。
He is currently on a leave of absence due to family matters.
彼は家庭の事情で休暇を取っています。
このように、病気以外で何らかの問題を抱えていて、長期間仕事を休む場合は、「leave of absense」を使いましょう。
「休息」を表す英語表現
仕事の合間の休憩には「break」または「rest」を使います。
break
以下の例文を参考にしてください。
We’ll have a quick break and then continue with the presentation.
短い休憩をとってから、プレゼンテーションを続けます。
We need to take a break from the screen for a few minutes.
数分間、画面から離れて休憩する必要があります。
rest
以下の例文を参考にしてください。
A quick rest can help clear your mind and improve focus.
短い休憩をすることで、頭をスッキリさせ、集中力を高めることができます。
If you’re feeling tired, take a moment to rest and regain your energy.
疲れていると感じたら、少し休憩して活力を取り戻してください。
「break」は「中断」を表すため、一度業務をストップして休憩するというニュアンスがあります。
それに対し「rest」は、心や体を休めるというのがおもな意味なので、必ずしも業務をストップするとは限りません。
もし余裕があれば、この微妙なニュアンスの違いも覚えておいてください。
「有給休暇」を指す英語表現
ここでは、2種類の「有給休暇」の言い方を紹介します。
paid vacation
以下の例文を参考にしてください。
I’m planning to take a paid vacation next month.
来月有給休暇を取る予定です。
How many paid vacation days do I have left this year?
今年の有給休暇はあと何日ですか?
You should use your paid vacation days to relax and recharge.
有給でも取ってリフレッシュした方がいいですよ。
先ほど紹介した「take a day off」や「tale time off」でも「有給休暇」を表すことができるのですが、これら2つの表現は、楽しい旅行などの休暇と入院などによる休暇の両方を指します。
それに対して「paid vacation」には「vacation」という単語が使われているので、ネガティブな理由での「休み」に使われることはありません。
paid leave
以下の例文を参考にしてください。
She is currently on paid leave to recover from her surgery.
彼女は現在、手術の予後のために有給休暇を取っています。
He used his paid leave to handle some family matters.
彼は家族の事情に対処するために有給休暇を使いました。
I need to take paid leave to attend a professional development workshop.
職業開発ワークショップに参加するために有給休暇を取る必要があります。
「paid vacation」と違って「paid leave」は、病気や入院などの個人的な理由による長期の休暇を、「有給で取得した」と強調したい時に使う表現です。
まとめ
また、きちんと休息をとることで、心身の健康を保つことができ、仕事自体のパフォーマンスもアップします。
ただし、病気での欠勤や何らかの事情があって仕事を休む際は、きちんと欠勤の理由や現在の状況を伝えることが大切です。
海外のコミュニケーションはフランクな傾向が強いですが、ある朝突然「Can I take a day off?」とだけ伝えては、外国人の上司も困惑してしまうでしょう。
必ず「I have a terrible headache.(ひどい頭痛がするんです)」「I have a high fever.(高熱があるんです)」などと理由を添えるようにしましょう。
ちなみに「忌引き」については、日本独自の文化なので、海外企業だとなかなか説明が難しいかもしれません。
とりあえずは「My mother just passed away so I will be taking the day off. (母が亡くなったので休みをいただきます)」と伝えた上で、きちんと状況について説明しましょう。
「mourn(悼む)」などの語彙が使えます。
いずれにしろ、会社を休む際は、欠勤の理由をきちんと伝え、フォローアップもケアしておく必要があるのは、日本でも海外でも同じです。