「海外で使えるスキンケア英単語が知りたい」
このように、英語でスキンケアはどう説明すればよいのかと疑問に思う人は多いのではないでしょうか?
まず、スキンケアは英語でも「Skincare」と表現し、肌のお手入れのことを指します。
しかし、日本と海外ではスキンケアの文化が少し異なり、実際にスキンケアの内容を英語で説明できる人は多くありません。
たとえば、日本のスキンケアで王道の「化粧水」は、海外では使う習慣がほとんどなく品揃えも少ないです。
私自身も海外で美容部員として働いていて、日本と海外のスキンケア習慣の違いや英語表現の難しさに苦労しました。
また、スキンケアの英語表現は、ネット翻訳すると違和感のある英単語に変換されてしまうこともあるので注意が必要です。
この記事では、実際に私が美容部員として店頭で使うスキンケア英語を紹介していきます。
海外と日本のスキンケアの違いって?
理由は、日本と海外スキンケアの違いを知っておくと、英語表現がより覚えやすくなるからです。
主な日本と海外のスキンケアの違いが、下記の2つです。
日本の「クレンジング」は、海外だと「洗顔」を意味する
海外スキンケアは「化粧水」よりも「美容液」が主流
日本語には「クレンジング」のようにカタカナのスキンケア表現が多いですが、そのまま英語に変換してしまうと、違う意味になってしまうことがあります。
日本と海外でのスキンケアのニュアンスの違いと、正しい英語表現を詳しくみていきましょう。
スキンケア英語:「洗顔」は何ていう?
クレンジング(メイク落とし):Makeup remover
洗顔:Face cleanser
海外での「Cleanser」という表記は、ほとんどの場合、日本でいう「洗顔」を指します。
実は、海外ではメイク落としと洗顔が1つになっている商品が多く、日本のように「メイク落とし+洗顔」を分けて買う習慣があまりありません。
また、海外の洗顔料の多くは「ジェル状」です。
泡立ちはあまり重視されず、日本の商品のようにモコモコ泡を作れるような洗顔フォームは少ない傾向があります。
よって、海外でメイク落としが欲しいなら「Makeup remover」、洗顔なら「Cleanser」の表記を探しましょう。
海外スキンケアで「化粧水」は使われない?
【海外のスキンケア】
ステップ①:美容液(Serum)
ステップ②:保湿クリーム(Moisturizer)
【日本のスキンケア】
ステップ①:化粧水(Toner/ Essence)
ステップ②:乳液(Emulsion)
海外のスキンケアは「美容液(Serum)」で始まることが多く、化粧水を使う人は少ないです。
また、日本でいう「乳液」の文化がなく、「保湿クリーム(Moisturizer)」として区分されます。
乳液は、日本でたまに「エマルジョン」と呼ばれますが、海外の店頭で働いていて使ったことはほとんどありません。
よって、海外では、化粧水や乳液よりも「Serum」や「Moisturizer」の品揃えが多くなります。
スキンケアでよく使われる英単語
主に、「肌悩み・お手入れ・成分」に関しての英語表現を求められることが多いです。
スキンケアの単語は日本語でもむずかしく感じる人もいると思うので、私が実際に海外で働きながらよく使う英単語を中心に解説していきます。
それぞれのトピックでよく使われる、スキンケア英単語を詳しくみていきましょう。
肌悩みに関するスキンケア英単語
Dryness:乾燥
Redness:赤み
Dullness:たるみ
Dark spots:シミ
Pimples:ニキビ
Acne scares:ニキビ跡
Pigmentation:色素沈着
Puffiness:腫れぼったさ
FIne lines/Wrinkles:しわ
Dark circles :目の下のクマ
Clogged Pores:毛穴の詰まり
Anti- Aging:アンチエイジング
また、英語で肌質は、下記のように表現できます。
Dry skin:乾燥肌
Oily skin:脂性肌
Sensitive skin:敏感肌
Combination skin:混合肌
Acne prone skin:ニキビ肌
ニキビ自体を「Pimple」というのに対して、ニキビ肌のことは「Acne skin」と呼びます。
肌の状態に関するスキンケア英単語
Plump skin:ふっくら肌
Dewy/Glow skin:ツヤ肌
Youthful skin :若々しい肌
Nourishing skin:栄養のある肌
Hydrating skin:うるおいのある肌
特に、「Dewy(ツヤ)」はよく使われる英単語なのですが、ネット翻訳だと「涙に濡れた」という意味として出てきます。
また、日本では「美白(ホワイトニング)スキンケア」と呼ばれる、肌の白さを上げるような商品が人気ですが、海外では「色白=美しい」という概念があまりありません。
英語で美白は「Brighening 」という表現になり、「肌を明るくする」というイメージで使われます。
スキンケア成分に関する英単語
【店員側】
Are you looking for something?:何かお探しですか?
Do you have a specific skin concern?:何か肌悩みはありますか?
this one is a nice lightweight serum:軽いテクスチャーの美容液です
It hydrates your skin nicely:よく保湿してくれます
【お客さん側】
I’m looking for a moisturizer:保湿クリームを探しています
My skin type is combination and sensitive:私の肌は混合肌で敏感です
I need something hydrates my skin:肌を保湿してくれるものが必要です
It feels very moisturizing:すごくしっとり感があります
スキンケア英語のまとめ
特に日本語のカタカナ表現は、そのまま英語に翻訳すると違う意味になる時もあるので、気をつけましょう。記事で紹介したスキンケア英語表現を、機会があればぜひ使ってみてください