2023.02.11英語留学

【就活必勝法】現地の就職事情をカナダの大学を卒業した私が教えます

今後海外大学に進学しようと考えている方、現在海外大学生の方、将来海外で就職を考えている方で、現地に残りたいけど何からしていいかわからないという方がほとんどではないでしょうか。実際に私もそうでした。
スキル重視、新卒採用がないカナダで就職活動をするのは決して簡単なことではありません。大学を卒業したからといって必ずいい企業に勤めれるといった保証もないのが現状です。でもそれは、諦める理由にはなりません!現地の就職事情を知り、自分が今から何ができるか、そのあとはどう自分が動くかが重要です。
今回はカナダ大学生の就職事情を海外進学を経験したからこそ感じる生の声、私の経験とともに紹介します。


カナダと日本の大学生の就職活動の違い

現地で就職するためには、まず現地の就職事情を把握しておくことが大事です。

1.就職活動の期間

日本の就職活動とは違って、カナダでは新卒採用という考え方がありません。大学を出たからといって必ずしも仕事があるというわけでもなく、企業側も通年採用を行っており、すでにキャリアがある人達と同じように就職活動をするため、競争率も高くなかなか難しいのが現状です。

2.大学の専攻の重要性

カナダで求人内容を見ると、総合職ではなく、ポジション採用している企業がほとんどであるため、大学の専攻内容が応募条件に示されています。そのため学生も大まかに自分の将来像を考えて専攻を選んでいるケースが多いです。

3.学歴よりも経験を重視される

もちろん学歴も大事ですが、スキルや職務経験がある人のほうが企業にとって即戦力となるため好まれます。アルバイト、インターンシップ、ボランティア活動などを通して培ったスキルが就職活動でのアピールポイントです。

4.ジェネラリスト vs スペシャリスト

2でも少しお話ししましたが、カナダ企業は総合職といったものがほとんどありません。
スキル重視なため、「○○スペシャリスト」と求人サイトに出していることが多くみられます。浅く広くといった考え方よりも、自分が得意とするスキルをどれだけ企業にプラスになり、さらに磨くことができるか、です。そのため、ある程度キャリアを積んだ人でも、キャリアアップのために、より専門性の高い学校に戻るといったことも稀ではありません。


カナダの大学生の就職活動の仕方

自分が将来どんな職業に就きたいか、どういった企業に就職したいかなどを早い段階で考えている学生が多い印象です。実際に学生はどのように学生期間を過ごしているのかをまとめてみました。

1.Co-opプログラムやインターンシップ

カナダの大学は夏休み期間が4ヵ月と長いため、この期間を利用し、学生はサマージョブを探す人が多いです。夏の期間は特に、学生向けのCo-opやインターンシップを募集している企業があたくさんあります。
そして学生は、学校がない分フルタイム勤務が可能になるので、今後の就職活動のためにも職務経験・人脈を増すことができます。経験重視のカナダなので、学生の間の夏休みをどう有効活用するかが非常に大事です。仕事ぶりが評価されたり、成果が出たりすると、企業側にとっての即戦力人材と認めてもらえて、リターンオファーをもらうことができたりして、今後のキャリアにもつながることもあります。
私が学生の時にメンターの方にいつも「夏は授業を受けずに、働いたり、ボランティア活動をして、学生の間にしかできない時間をうまく使った方がいいよ」と言われていました。

(詳しくは前の記事で)
海外のメンター制度について知りたい方はこちら
https://gabbyacademy.com/blog/mentorship-overseas

2.大学を休学する

カナダの大学は入学してからが本番。毎日の課題やテストに追われるフルタイム学生の方が働いている人たちより忙しいのではないかと思うほどです。
そのため、勉強と両立して働くことが難しいと感じる人も多いため、実務経験を増やすために学校を休学する人もいます。大学は4年で卒業するものという固定概念がないため、入学時期が同じでも卒業時期がみんなバラバラといったことが普通にあります。そして企業側からもマイナスに思われることもなく、むしろ経験が増えてスキルアップにつながることであれば評価されます。

3.就職活動イベント

大学側もCareer Fairといって就職イベントを学校で春や秋に行っているので、採用担当の方とお話をしてネットワーキングを広げるのも非常に重要です。自ら情報収集を積極的に行うのがキーポイントです。

(詳しくは前の記事で)
【実証済】海外就職で現地法人の探し方と受かるための4つの必須ツール
https://gabbyacademy.com/blog/finding-job-overseas

4.LinkedInで積極的に

カナダでは特にLinkedInは就職活動で活発的に利用されています。ビジネススクールではプロフィールの作り方や効果的なメッセージ方法などを学ぶ授業があるくらいです。
まだ経験が少ない学生からすると、LinkedInを使って採用担当の人とつながったりコーヒーチャットを申し込むことができる環境は非常にありがたく、便利なツールです。LinkedInの有効的な使い方は詳しくは(記事)を参考にしてください。

(詳しくは前の記事で)
海外・外資系就職の履歴書!LinkedIn活用法を海外就職者が解説
https://gabbyacademy.com/blog/finding-job-overseas-linkedin

最後メッセージ

自らの経験とともにカナダでの就職事情をご紹介しましたがどうでしたか?
常にアンテナを張って情報収集して、積極的に行動することで、現地で働く、希望の職種、企業、そして自分が描く将来像につながると思います。現地就職を考えている方に少しでも役に立てればと願っています。


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