2023.02.08英語留学

親子留学にかかる費用相場と節約する方法を解説

親子留学を体験したいけれど、渡航費や学費以外にかかる費用がわからないと思っていませんか。まずは、親子留学にかかる費用相場を知ると、留学する国や期間などを計画しやすくなります。
この記事では、親子留学にかかる費用相場や内訳、節約方法について解説します。


親子留学とは、異文化に触れながら英語の習得ができる

海外生活をすると必然的に英語を話す環境にいるため、英語の習得が早くできます。異文化に触れる中で、親子が同じ体験を共有できることは、絆も深くなります。

親子留学をタイプ別に分けると、「子どもが学習して、親が付き添いになる」、「親が学習して子どもはデイケアや幼稚園などに行く」、「親と子どものどちらも学習する」の3つです。

親子留学にかかる主な費用の内訳

親子留学は、主に渡航費、学費、滞在費があります。留学先の国や学校、期間、滞在先で費用は変動します。留学費用の詳しい内訳を以下に解説します。


留学先への渡航費

留学先の渡航費に含まれるものに、航空運賃(往復)、ビザの申請費があります。航空運賃は各航空会社で規定は変わりますが、幼児運賃(2歳未満)、小児運賃(2歳以上12歳未満)の2つになります。


ビザの申請費用

留学する国の滞在期間が30日から60日以上になった場合、ビザの申請が必要になります。

ビザの申請方法は、オンラインで申請できる(主に観光ビザ)、郵便で書類を送り申請する(学生ビザなど)などです。


渡航依頼にかかる費用

有料の留学エージェントから親子留学を申し込んだ場合にかかる費用代です。
有料の留学エージェントを利用すると、約10万円以上の手数料がかかります。エージェントのサービスは、学校や滞在先の手配、ビザの申請手続きサポート、現地の送迎、英会話教室などがあります。


海外留学保険

海外で治療が必要となったときに、海外留学保険に加入していると高額の診察料を請求をされずにすむので、安心です。海外留学保険に必ず加入することが義務付けられている、留学先もあります。

海外生活は環境の変化で体調不良になることもあります。備えとして海外留学保険に加入しておきましょう。


留学先の学費

留学先の学費は、入学金、語学学校・大学の授業料、教材費、子どもの場合は公立・私立の小学校や幼稚園の費用、アクティビティのプログラム参加費用です。

入学金

語学学校の授業料以外に請求されるのが、入学金です。主に学校の設備や教材などに当てられます。留学先の滞在期間が短い場合、入学金の支払いが少ないこともあります。

授業料

授業料は、学校の規模や立地場所、プログラム、資格取得のコース単位などで変動します。

たとえば、語学学校はフルタイムとパートタイムと2つに分かれ、フルタイムは1日4時間から6時間の授業、パートタイムは1日2時間から3時間の授業時間です。フルタイムの場合、週ごとに授業料が計算されます。

子どもが私立や公立の小学校や幼稚園に通う場合、留学先の国によって授業料が免除されることもあります。

教材費

教材費は、学校で使われるテキスト代や授業で使う学習用のプリント代などです。学校によって教材費が授業料の中に含まれている場合もあります。

留学先の滞在費

留学先の滞在費に含まれるものは、宿泊費、食費、交通費、通信費などです。

宿泊費

宿泊費は、どの滞在先にするかで費用に変動があります。ホームステイは、主に食事(スティ先で2食または3食付き)、水道・光熱費込みの料金です。コンドミニアムやアパートは、家賃、初期費用、水道・光熱費の支払いがかかります。

食費

食費は、留学費用の中で一番節約しやすい経費です。滞在先をホームステイや寮などの食費込みの場合は節約が難しいですが、コンドミニアムやアパートを滞在先に選択すると食費を節約しやすくなります。

交通費

滞在先から語学学校や小学校へ行くためには、交通費がかかせません。現地ではバスや地下鉄を利用するか、自家用車が必要な場合があります。バスや地下鉄などの利用は、定期券がお得です。

娯楽費

海外に滞在したら、体験したいこと、観光したい場所があるでしょう。娯楽費を用意して、英語学習の息抜きにスポーツ観戦や観光などを楽しむと、親子留学の貴重な体験になります。

親子留学の人気の地域で見る費用相場

期間                  1ケ月   6ケ月    1年

北米(アメリカ・カナダ)        50~120万円 150~500万円 400~1000万円
欧州(イギリス)            50~100万円 200~500万円 350~9000万円

オセアニア(オーストラリア)      50~90万円 2000~400万円 400~750万円

アジア(フィリンピン、マレーシアなど) 25万円~70万円 130~150万円 180~350万円 (費用は2人分)

(参考サイト 留学くらべーる     親子留学の費用
  https://ryugaku.kuraveil.jp/purposes/parent-child-study-abroad#cost)

親子留学で選ばれる人気な地域は、北米や欧州、アジアがあります。日本に近ければ渡航費が安くなり、物価の安いアジアを選ぶと費用全体が安くなります。

アメリカンイングリッシュを学びたい人の留学先・ハワイやカナダ

親子留学で人気のハワイは、費用の目安は1ヶ月で約50万円から120万円です。

ハワイの費用相場の内訳は、滞在先がホームステイで約30万円、コンドミニアム(アパートのようなもの)が、12万円から28万円です。
ホームステイの場合、食事が2食込みが多くあり、コンドミニアムよりも安く滞在できます。

カナダの場合、1ヶ月の親子留学にかかる費用の目安は、約50万円から80万円となってアメリカに比べると費用を安くできます。
滞在先をホームステイにした場合、約15万円、アパートやコンドミニアムは、約17万円です。
カナダは滞在する都市と、親が学生ビザの取得と大学のプログラムなどを受講している条件を満たすと、子どもの小学校の学費が無料になります。

日本に近くて人気の留学先、オーストラリア

オーストラリアと日本の時差が1時間と子どもにも渡航後の負担が少ない、オーストラリア。
親子二人の授業料は、約20万円から30万円です。オーストラリアの主な滞在先は、ホームステイで約16万円、アパートやコンドミニアムの場合は約10万円、ルームシェアをすると約7万円に抑えられます。

マンツーマンレッスンで英語習得を目指せるフィリピン

フィリピンは、日本から5時間で到着出きる距離のうえ、マンツーマンレッスンが体験できる親子留学の人気の留学先です。フィリピン・セブ島は1ヶ月の費用目安が、約25万円からと北米と比べると安くできます。

主な滞在先は学校にある寮で費用は約13万円から20万円です。食費は寮の滞在費に含まれていて、3食込みか、2食となって費用を安く抑えられます。

費用を抑える方法

親子留学は、親と子どもの二人分の費用がかかります。留学費用の中でも節約できる部分をご紹介します。

・航空運賃が安い時期や留学する日から早めに購入する
・滞在先をアパートやコンドミニアムにして、食費を節約する
・無料の留学エージェントを利用する
・現地のアクティビティに申し込む

航空運賃を早めに購入する

航空運賃は、夏休みやクリスマスなど季節のイベントがあるときや、留学する日から近い日に購入すると、高くなります。留学する日を航空運賃が高くなる時期を避けて渡航する、航空券は早めに購入する、ブラックフライデーなどのキャンペーン中に購入するなどして、費用を抑えましょう。

滞在先を変えて、食費を節約する

アパートやコンドミニアムに滞在するか、ルームシェアをすると食費を抑えられます。食材を選ぶときになるべくまとめ買いをする、外食を避ける、お弁当は持参するなど工夫をして、節約できます。

無料の留学エージェントを利用する

有料の留学エージェントは、学校や滞在先などのサポートをする代わりに手数料を払う必要があります。有料留学エージェントではなくて、無料の留学エージェントを利用して自分でできることをする方法です。

自分で航空券の購入、ビザの申請、現地で語学学校の支払いをすれば、節約できます。無料の留学エージェントを利用しても、学校の紹介や滞在先のサポートなどのサービスは受けられるので、安心してください。

現地のアクティビティに申し込む

留学先の国で現地の異文化の体験を楽しむときに、現地の語学学校が紹介しているスポーツ観戦やヨガなどのアクティビティに申し込むと節約できます。多くの生徒が学校からアクティビティに参加するため、チケット代が安くできます。

まとめ

親子留学の費用は、留学する国や滞在先、期間、学校によって変わります。留学する時期を観光シーズン以外で選ぶ、アパートに滞在して自炊を心がけるなど節約方法はあります。

英語の習得以外にも日本で体験できない海外生活を満喫するために、「何を目的に親子留学をするのか」親子で話し合ってみてください。


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