2023.05.30英語ビジネス

カナダ在住8年で現地就職をした私がカナダでの面接成功するための秘訣教えます!

インタビューと聞くと、ストレスに感じ、不安でいっぱいになる人が多いのではないでしょうか。
また日本語ではなく、慣れない英語でとなれば尚更ですよね。

カナダ8年目になる私も、毎インタビューごとに緊張と不安に押しつぶされそうになり、全く慣れないものです。
しかし、ちょっとした準備や練習をしておくことで、いつか必ず報われます。そこで今回は、カナダでの面接の成功のカギをいくつかご紹介したいと思います。また、よく聞かれる典型的な質問もリストアップしています。

この記事を通して、これからインタビューを控えている人達が、成功してカナダで仕事に就けるよう、少しでもお力になれることを願っています。


まず、カナダの企業では、面接の際に押さえておきたい面接形式が二つあります。

1.Situational interview


仮定の状況を提示され、自分だったらどう行動するかを問う形式です。自分の過去の経験に基づいてではなく、将来・想像上の出来事においての行動力なため、対応力と行動力、またその人のポテンシャルも問われています。

例:How would you handle it if your colleagues or managers do something wrong?
(同僚や上司が間違ったことをしたら、どう対処しますか?)

2.Behavioural interview


これまでの経歴や職務経験に基づき、ある状況にどう対応したかという自分自身の経験談にフォーカスがあたる面接形式になります。
具体的に自分がどう行動したかを説明する必要があり、採用担当者は、企業が求める行動性や考え方とマッチするかを見ています。

例:Tell me about when you handle a difficult situation or client.
(あなたが困難な状況やクライアントを対応した時のことを教えてください。)

上記の二つの面接形式を押さえたところで、効果的でわかりやすく相手に伝える方法を伝授します。

1.STAR (スター) メソッド


質問に対して効果的で簡潔に伝える有名なテクニックです。このメソッドを利用することで、限られた時間の中で、具体例を含んだ回答を相手にわかりやすく伝えることに役立ちます。

Situation (状況) :その時の状況や背景
Task (課題) :どのような課題に直面したか
Action (行動) :自分は具体的にどう行動したか
Result (結果) :行動した結果はどうだったか

以上を踏まえて、自分の経験を整理し準備しておくと、面接時にスムーズに伝えることができます。
私は今までの自分の経験談を基に、項目ごとに書き出して、面接でどんな質問を聞かれても、引き出してこれるように準備しています。

2.具体例を準備しておこう


採用担当者は少なくとも、特定のシナリオでどのように行動したかという内容の質問をします。
そのため、過去の仕事やボランティア活動に関する具体的なエピソードをいくつか用意しておくことが大切です。

また、ポジションのresponsibilityという欄に注目して、それに合うストーリーを準備しておくと、会社が求める存在によりマッチしているとアピールポイントにもなります。

3.重要な数字をメモしておこう


売上高、エンゲージメント数、チームの規模など、自分の行動の影響力を伝えるために使えるものを準備しておくことも大事です。
面接時にしっかりとした数字を伝えることで、相手が、どれだけ仕事の成果がすごいのかがわかりやすくなります。

4.面接官への質問準備


面接最後のほうに、面接官に質問があるかと聞かれることが多いです。Not really / Not for now, などはできるだけ避けて、応募する会社や業界に興味があるとアピールするためにも、質問を準備しておくことをお勧めします。

例:What do you think is the best thing about working here?
( この会社で働いていてどんなところが一番好きですか?)

絶対に聞かれる面接の質問4選


1.Tell me about yourself.


一番最初に聞かれる自己紹介文。職歴や学歴、そこで培ったスキルや趣味などを約1分間でまとめることが理想です。
第一印象は大事なので、簡潔にわかりやすく伝わるように準備しておきましょう。

2.What are your strengths/weaknesses?


自分の強みと弱みをあらかじめリストアップして、それを裏付けることができる具体例などを用意しておくと、スムーズに答えることができます。

3.Why do you want to work here?


会社やそのポジションのリサーチをして、なぜそこで働きたいのか、なぜ自分がそのポジションにピッタリなのかということをアピールできるようにしましょう。
もちろん具体例も付き添えて答えることで、より相手からの信頼度があがります。

4.What are your 1- and 5-year goals?


採用担当者の目線で考えると、キャリア目標や将来の目標を明確に提示できるほうが、やる気があり、積極的で、良く働いてくれる人だという印象が強いからです。
習得したいテクニカルスキルをはじめ、個人的な対人スキルアップなどでもお話しするといいでしょう。


以上がインタビューの最初のほうに聞かれることが多く、応募者がどういう人なのかというのを知るための質問になっています。
次に聞かれることが多いのは、上記で説明した Situational Interview と behavioural interviewに基づく質問です。

5.Can you recall a time you went above and beyond for a customer?


カスタマーサービス系のインタビューで聞かれることが多い質問で、期待を上回った自分の行動や成功した結果を話すことで、自らの積極性をアピールすることができます。

6.In the case of a difficult situation or client, how do you handle it?


プレッシャーに耐えられるのか、ストレスにうまく対処する能力があるかどうかを見ています。
混乱に陥っても冷静でいられた事例を紹介し、そんな中で冷静でいられることができ、プレッシャーにうまく対応できたことを説明することが大事です。


応募する職種やポジションにもよりますが、自分の今までのストーリーをたくさん準備しておき、質問内容に応じ、言い回しを変えたりとアレンジすることが可能になります。

まとめ


いかかでしたか?

これからインタビューを控えている方は、早速自分の経験談を書き出してみてはどうでしょう。想像される経験談に基づく質問をいくつか挙げて、STAR Methodに沿って整理してみましょう。あとは練習あるのみ!頑張りましょう。


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