2023.09.30英語ビジネス

海外でのキャリア構築に欠かせない英語資格の重要性|受験方法の解説付き

「海外を視野に入れたキャリアアップに英語資格は重要?」
「資格の種類が多すぎて、何を取っていいかわからない」

このように、海外でグローバルに活躍するためのキャリアを作るための英語資格について、悩んでいる方は多いのではないでしょうか?

英語資格を持っていると、就職、転職、昇進など、ビジネスシーンで有利になる傾向があります。日本国内で英語を使う仕事、外資系就職、海外就職まで選択肢は幅広いです。

というのも、下記のような理由からです。

①国際的なコミュニケーション
多くのビジネス環境では、英語は国際的なコミュニケーションの共通言語となっています。特にグローバル企業や国際的な取引を行う企業では、英語を流暢に使える人材は重宝されます。

②グローバル展開:
多くの企業が海外市場への進出や展開を目指しており、その際に英語力は必要不可欠です。海外との取引やパートナーシップを築く際に、相手国の言語でコミュニケーションが取れることは大きな利点です。

③情報アクセス
インターネットを通じて世界中の情報にアクセスできる時代です。英語で書かれた情報を理解し、活用できる能力は、研究や市場動向の把握、競合他社の情報収集などで役立ちます。

④多様性への対応:
現代のビジネス環境では、異なる文化やバックグラウンドを持つ人々と協力する機会が増えています。英語を話せることで、多様な人々との関係を円滑に築くことができます。

ただし、英語資格だけが全てではありません。海外では英語資格で示せるような実力がわかることも大切ですが、実力は単に言語スキルだけでなく、専門知識や職務遂行能力、チームワークなど幅広い要因によって評価されます。ビジネスにおいて成功するためには、英語力だけでなく、他のスキルや資質も重要です。

しかし、英語資格を持つことに意味がないわけではありません。英語資格を取ろうと思っても種類が多くどれが自分に必要なものか迷ってしまうこともあるでしょう。

英語資格の選び方、それぞれの資格の特徴から英語学習の方法まで、詳しく解説していきます。

英語学習における英語資格の重要性とその選び方

海外で働くためのグローバルキャリアを作るために、「英語力を上げながら資格も取得をしたい」と考えている人は多いでしょう。

「英語資格はそもそも本当に重要なの?」「英語が話せれば資格はいらないのでは?」と考えている人もいるのではないでしょうか?

結論、海外でキャリアアップを目的とするなら、英語資格は重要になります。

例えば、「ただ海外の人と楽しく話せればいい」と考えている人には、英語資格は必須ではありません。しかし、ビジネスレベルの英語力をつけていきたい人にとって、英語資格のスコアは、今自分のいるレベルを把握するための道標になります。

また、採用している側の企業は、まず履歴書にある英語資格でレベルを判断します。全員と面接して英語力をチェックする時間はありません。

キャリアアップにおける英語資格の重要性について、詳しくみていきましょう。

英語資格の重要性とメリット

英語が話せる人が少ない日本において、英語資格は企業への強いアピールポイントとなります。

2022年度のEF英語能力指数では、日本は111カ国中80位で、能力レベルは「低い」に位置付けされていて、日本は英語があまり得意ではない国です。

正直、筆者もカナダでセフォラという化粧品店で働いていましたが、海外にいる日本人でさえ、ネイティブと対等に話せる人は少ないという印象を受けました。

「少しだけ英語が話せる」という人はいても、ビジネスレベルで相手とコミュニケーションができる日本人はさらに少ないです。英語初心者レベルとビジネスレベルを見分けるためにも、英語資格は活用されます。

日本人にとって英語資格を持つことは、国際的なビジネスパーソンとしてキャリアを築くためにはとても有利に繋がるはずです。

参考:EF EPI 2022 – EF 英語能力指数

他の英語学習方法との比較

オンライン英会話、独学で勉強するなどの英語学習に比べて、資格をベースにした英語学習は自分のレベルが把握がしやすいです。

日本人が英語を習得するためには「2,200時間」の学習時間が必要と言われ、多くの人が想像しているよりも長い時間がかかります。だからこそ、「英語が伸びているのかわからない」と途中で挫折してしまう人が少なくありません。

実際に、筆者も英語学習を始めて少し経った頃、英語の伸び代が感じられずに悩んでいました。その時に、IELTSの受験をしたことで、数字で自分のスコアが見えて自信につながりました。

ゴールが見えないままただ英語学習をするよりも、数字でスコアが見える英語資格は、学習を続けるモチベーションにもなります。

英語資格選びのポイント

英語資格を選ぶときは、自分の目的に合わせましょう。

資格によっては、実践的な英語力が必要ないものもあります。例えばTOEICが良い例です。TOEICはリーディングとリスニングのみで構成されている資格です。日本の就活業界ではTOEICの得点は高得点であればあるほど評価されますが、実践的な英語力をアピールすることは海外でキャリアを築くためには難しいです。

もし、日本に本社を置き、海外展開している会社で働きたいならTOEIC、日本の外資系企業ならTOEFLなど、自分がキャリアを作りたい企業に合わせて、求められる英語力を証明できる資格を取得するようにしましょう。

企業によっては、求人の条件にTOEIC900点以上と記載のある企業もあるので、求人情報を調べてみるのも1つの手です。

英語資格の未来と新しいトレンド

英語資格のスタイルも年々新しくなっており、2020年からIELTSはコンピューター受験を開始しています。TOEICは、団体受験のみオンライン受験が可能です。

最近は、AIによる英語力診断をする方法もあります。英語資格の「VERSANT」や、無料アプリの「PROGOS」などが例です。ギャビーアカデミーでも無料トライアルで発音評価AIがあなたの英語力を数値化してくれます。自分のパソコンから受験でき、結果が1〜2分で出るので、すぐに自分の英語レベルを確認できます。

以前は、「英語試験=会場に行く、結果通知まで時間がかかる」という認識でしたが、今は気軽に英語力がチェックできる時代になりました。

海外で働くために持っていた方が良い資格

英語資格には、4技能が判定できるもの、一部スキルしか測れないものなど様々あります。

自分が英語資格を取ってどんな企業で働きたいのかによって、取得するべき英語資格も変わってきます。

海外で働くために活用できる英語資格について、それぞれの特徴をみてきましょう

TOEFL(Test of English as a Foreign Language:トーフル)

TOEFL(トーフル)は、主に大学への入学基準として世界的に使われています。対象の国は160か国以上にもなります。

TOEFLには、下記の2種類があります。

●TOEFL IBT:リーディング、リスニング、スピーキング、ライティング
●TOEFL ITP:リーディング、リスニング、文法

TOEFL IBTは個人向けのコンピューター試験、TOEFL ITPは団体向けで紙媒体の試験です。4技能のスキルが証明されるので、海外企業で働ける実践的な英語力の証明になります。

おすすめの勉強法は、頻出単語を覚えることです。特にリーディングのセクションでは語彙問題が多く、知っているか知らないかで点数が大きく変わってきます。

下記公式サイトから、試験日程を確認、会場を選んで受験できます。

参考:TOEFL公式サイト | TOEFLテスト日本事務局

IELTS(International English Language Testing System:アイエルツ)

IELTS(アイエルツ)とは、30年以上の歴史がある英語試験で、TOEFL同様、世界で認知度が高いです。アメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリアなど英語圏の国々での留学、就労、移住のためにも使われています。

IELTSには、下記の2種類があります。

●IELTSアカデミック:大学や専門機関への入学のため
●IELTSジェネラル・トレーニング:就職・移住のため

リスニング・スピーキングは、上記どちらも同じ試験内容です。ライティング・リーディングは、「アカデミック=大学入学に適したトピック」、「ジェネラル=一般的なトピック」と内容が異なります。

IELTSは、4技能のスキルが証明されるので、TOEFL同様に外資系企業など実践的な英語力を求めている企業から評価されやすいです。

おすすめの勉強法は、まずは時間を測らず解いてみることです。IELTSは問題のレベルがかなり高いので、どれくらい自分は問題を理解できるのか知る必要があります。

主催は、公益財団法人日本英語検定協会が主催です。下記公式サイトから、試験日程を確認、会場を選んで受験できます。

参考:IELTS(アイエルツ)公式サイト|英語検定・試験のIELTS公式サイト

CELTA(Certificate in Teaching English to Speakers of Other Languages:セルタ)

CELTA(セルタ)とは、第二言語として英語を話す人のために、英語を教えるための指導資格です。CELTAのコースを受講し、完了すると資格がもらえます。

コース受験のためには、上級レベルの英語力(IELTSおよそ7.0以上、TOEFL IBTおよそ95点)が必要です。主に、英語ネイティブが英語を教えるときに取る資格なので、まず受験資格を満たすことが第一難関となるでしょう。

高い質が保証されているCELTAなので、世界中で英語教師として働ける可能性が高くなります。1つ上のランクのDELTA(Diploma in Teaching English to Speakers of Other Languages)は、受講のために英語指導経験が1年以上求められます。

CELTAは日本国内のスクールを対面で受講、もしくは海外のスクールを使ってオンライン受講ができます。

※CELTA、DELTAへのコース参加条件は、提供機関により異なります。

参考:CELTA | Cambridge English

TESOL(Teaching English to Speakers of Other Languages:テソル)学位

TESOL(テソル、ティーソル)は、CELTA(セルタ)と同様、英語を教えるための国際的な資格です。

プログラムを受講するための条件は、英語中〜上級レベル(TOEICおよそ800点以上、英検準1級レベル)が目安です。

TESOLは、取得の難易度がCELTAよりも低いので、初めて英語教授資格を取りたい人に向いています。日本ではもちろん、海外もしくはオンラインで英語教師として働くときに有利になるでしょう。

コース受講は、日本の大学・大学院、もしくは海外の語学学校で可能です。日本で英語を教えるために、留学・ワーキングホリデーでTESOLを取得して帰国する人も多いです。

参考:TESOL | International Association

Cambridge English Qualifications(ケンブリッジ大学英語検定試験)

Cambridge English Qualificationsは、日本語で「ケンブリッジ英検」(正式名称:ケンブリッジ大学英語検定試験)と呼ばれます。受験者数は、世界130ヵ国以上、年間250万人で、世界的に名の知れている英語試験です。

4技能テストがあり、レベルはPET(初級)〜CPE(最上級)と別れていて日本の英検と似ています。

日本の英検は、アジア圏のみで認知されているので他の国では通用しにくいですが、ケンブリッジ英検は世界で認知度が高いので、アメリカなどの英語主要国で働くときにも使えます。

ケンブリッジ英検の勉強法としては、ケンブリッジ大学出版の「English Grammar in Use」という文法本から基礎をつけていくとよいでしょう。

Cambridge Englishから、認定試験センターを探して申し込むことができます。

参考:Cambridge University Press & Assessment

ビジネス関連の資格(例:TOEIC、BEC)

ビジネス関連の英語力資格には、TOEIC、BECがあります。

日本でいう「TOEIC」は「TOEIC Listening & Reading Test」で、「聞く&読む」スキルだけを計ります。スピーキングとライティングスキルのチェックはありません。主に、日系企業で「TOEICで高得点が取れること自体」を企業が評価する傾向があります。

アジア圏のみで認知されている資格なので、幅広い海外展開をしている外資系や欧米系の企業へのアピールとして使うのは難しいでしょう。とはいっても、日本での認知度は非常に高いので、国内就職、転職、昇進に役立つといえます。

勉強法としては、TOEICの頻出単語を覚えること、数多くの問題を効率よく解いていくために過去問を繰り返し練習することがオススメです。

下記公式サイトから、申し込みできます。

参考:【公式】テスト申込|TOEIC Listening & Reading Test|【公式】TOEIC Program|IIBC
次に、BEC(Business English Certificates)は、別名「ケンブリッジESOLビジネス英語認定試験」ともよばれます。ビジネスで通用する英語力があることを雇用者に証明する資格です。

●BEC Preliminar:初級
●BEC Vantage:中級
●BEC Higher:上級

上記のようにレベル分けがされていて、ビジネスシーンにおけるプレゼンテーション、メールの書き方、交渉力などを高めることができます。よって、海外企業でのビジネス英語力のアピールに最適です。

経済学、ITなどの知識が問われる問題もあるため、ファイナンスの知識に自信がない人は理解に時間がかかる可能性があります。高得点を取るためには、海外留学でのBEC取得コースも検討してみましょう。

一般財団法人「<国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)」が実施しており、下記サイトから試験を選択、センターを探して申し込むことができます。

参考:ビジネスパーソン対象 ケンブリッジ英語検定| Cambridge English

参考記事:TOEICで高得点をとってもビジネス英語は話せない!?使える英語を習得する方法とは

VERSANT(バーサント)

VERSANT(ヴァーサント)は、イギリスのピアソン社が開発した英語力測定試験です。スピーキング、ライティング、プレイスメント(4技能)の3種類のテストがあります。

リアルタイムで英語を理解、返事をする実践的な英語スキルが求められます。試験内容も、「英語を聞いてから英語で話す」というシーンで行われます。

特徴は、AIを活用した自動採点で、一貫した英語力判定ができることです。自分のパソコンから受験可能、結果も約5分でわかるので、最も気軽に受験できる英語資格ともいえるでしょう。

国内外の大手グローバル企業でも採用されていて、米国国防総省やオランダ政府移民局などの 政府機関でもそのシステムが導入されています。日本、海外を問わず信頼性の高いテストです。

高得点を取るには、素早く文章を組み立て話すスキルが大切です。言葉が出てくるまでの間、無言の時間などは、減点の対象となります。

個人受験をご希望の方は、下記VERSANT販売代理店からの申込ができます。

●株式会社ディスコ
●株式会社ドリームブロッサム

また、英語コーチング会社のギャビーアカデミーの受講者は、スピーキングテストをオプション料金で申し込み可能、6ヶ月コース受講者は無料で2回受験できるキャンペーンが利用可能です。

参考:VERSANT|本当に話せる英語力の証明

参考記事:【スピーキングテストならVERSANT】グローバル人材として通用するビジネス英会話力を証明しよう

日本国内の外資企業転職にも役立つ理由

英語資格は、海外はもちろん日本国内の外資企業でも役立ちます。

「TOEIC900点以上」から外資系にチャレンジできるといわれていますが、あくまで目安です。TOEICでスピーキングテストがないにも関わらず、外資系では英語面接で円滑に話せるスピーキング力が重要になってきます。

よって、日系企業ではなく外資系を目指している人は、初めから4技能テストがある資格を選んでおくと、実践的な英語の練習になるでしょう。

外資企業の採用基準

外資企業は、採用の時点で「英語力必須」を条件としている企業が多いです。

外資系に入ってから英語力を伸ばそうという考えは少し甘く、企業は「英語ができる+仕事ができる人」を優先的に採用していきます。

また、外資系はインターンシップから人を採用するケースが日系企業よりも多く、経験を重視した実力主義であることが分かります。

よって、ネイティブレベルのリスニング力やスピーキング力を証明できる資格があると、倍率の高い外資系へのキャリアアップを叶えられる可能性が上がるでしょう。

グローバルチームでの働き方

外資企業の多くは、日系企業のような年功序列制度がほとんどありません。

成果を出す人がキャリアアップをしていく実力主義なので、結果が出ないと辛いのも外資系の特徴です。例えば、英語スキル必須のポジションに採用されたら、自分のレベルが低くても、どうにかして周りの英語についていかなければなりません。

全員が即戦力として採用されるので「新人」という概念もあまりないので、英語資格取得を通じて、先にどれだけ英語力をつけておけるかが大切です。


キャリアアップの可能性

英語資格は、外資系でキャリアアップしたい人にとってメリットが多いです。

理由は、外資系は、英語資格に対しての知識が日系企業よりもあるからです。

例えば、「IELTS 6.0」「TOEFL iBT 80」などのレベルが理解できる企業は、日本では多くありません。しかし、実践的な英語力をしっかり評価してくれる外資系企業は、英語力を上げた分だけ評価してもらえる傾向があります。

モチベーションと目標設定の重要性

キャリアアップで通用する英語資格を取得するのは、そう簡単なことではありません。難易度の高い資格であるほど、長い勉強時間を必要とします。

社会人で英語資格を取る場合、働きながら勉強時間の確保が必要です。途中で挫折してしまって、今までの努力を無駄にするのは避けたいですよね。

筆者自身、海外で働くまでに日本で約2年間英語学習をしてきましたが、英語力アップには継続が何より大切であると感じています。

英語資格においてのモチベーションと目標設定の仕方を、解説していきます。

日本における英語学習の課題

日本の課題は、英語学習がそもそも実践ベースで作られていないことです。英語学習ときくと、読み書き重視、机に向かって勉強するものというイメージが染み付いています。

しかし、英語はあくまでコミュニケーションツールになるので、最終的には実際に使えなければ意味がありません。

原因として、日本人は音声学習が足りないことがあります。英文法を理解し、単語量があっても、口から出す音、耳から聞こえてくるべき音への理解が不足しています。

英語資格を取得するときに、スピーキングテストがあるものを選ぶと、日本人の苦手とする「英語の音」への対策ができるでしょう。

モチベーションの重要性

英語学習は、「継続が命」です。英語資格の取得においても、長期的に学習を続ける必要があります。今全く英語ができない状態であれば、「1年かけて初級〜中級レベル」「3年かけてビジネスレベル」くらい気持ちに余裕を持つことが大切です。

IELTSを例とすると、スコアを0.5ポイント上げるのに「200〜300時間」かかるといわれています。スコアが5.5(初中級者)の人が、6.5(中上級者)を目指したい場合、1日2時間しても5ヶ月かかります。

よって、すぐに結果が出るものと考えず、長期的に英語学習を続ける意思をもちましょう。

目標設定の重要性

キャリアアップのために英語資格を取得を考えているなら、企業で通用するスコアを目標としましょう。

下記が、各資格において履歴書でアピールできるスコアの目安です。

●TOEFL iBT:80点
●IELTS:OA 6.5
●ケンブリッジ英検:B2 First
●TOEIC:700点
●VERSANT:50点

すぐに上記の目標スコアが取得できなくても、最終的なゴールがわかるだけで英語学習は続けやすくなります。

英語学習の楽しみ方と活用法

英語学習を楽しむコツは、「ご褒美を用意する」「好きなことで英語に触れる時間を作る」ことです。

資格の勉強を楽しみながらできる人は少数派でしょう。問題が理解できない、スコアが上がらないなどで、つらい時間の方が多くなってしまうのが英語学習です。

脳科学的に、「つらい、大変だ」と感じる行動は、習慣化が難しくなります。そうならないために、英語学習をすることで得られる「嬉しい、楽しいこと」を一緒に用意してみましょう。

例えば、英語学習のあとに好きな映画を見る、好きなデザートを用意するなど何でも大丈夫です。

失敗と成功の経験から学ぶ

人間は、できれば失敗したくないと考える生き物ですが、英語学習は失敗から学べることが多いです。

例えば、筆者は英語学習を始めたときに、ひたすら英単語帳で繰り返し勉強していましたが、元々読むことが嫌いな私にとっては苦痛なものでした。しかし、オンライン英会話を活用して英単語を学ぶようにしてから、学習そのものが楽しくなりました。

何かの学習方法にトライして失敗しても、自分に能力がないという訳ではありません。

英語学習においての心構えを、みていきましょう。

英語学習の個別性

英語はあくまで言語であるため、「これが正解」という学習方法はありません。英語を学ぶ上で、「なぜ学ぶのか?今のレベルは?どんな学習スタイルが好きか?」などの背景によって、自分に合った英語学習は異なります。

4技能においても、人それぞれ得意不得意があります。話すのが得意な人、読むのが得意な人がいて当たり前なので、必要以上に周りの人とレベルを比べないようにしましょう。

失敗と成功の経験

特に英語のリスニング力、スピーキング力を伸ばすにあたって、失敗の経験から学べることが多いです。

脳は印象に残ったことを記憶する仕組みなので、何か印象的な失敗をしたとき、その経験に関連した英語は自然と脳に残りやすくなります。例えば、「発音が合っていると思った単語が相手に伝わらなかった」などの経験は、英語学習において大切です。

失敗するからこそ、成功するために何が自分に不足しているのか分かるようになります。

試行錯誤の大切さ

英語学習は、自分に合った学習法を見つけるのに時間がかかります。

例えば、「シャドーイング」という英語学習法がありますが、これは英語初心者には難しいです。それを知らずに、「シャドーイングができないから私に英語は向いてないのかも…」と諦めてしまうのはもったいないです。

英語資格においても同じで、例えば「〇〇点取るための勉強法」などを鵜呑みにするのではなく、一度トライしてみてうまくいかなかったら、別の学習法に変えてどちらが自分にベストか比べてみましょう。

自分に合った学習方法の見つけ方

人それぞれ、自分に合った英語学習方法は異なります。

近年は、SNSでいろんな人の英語勉強法を知ることができるようになりましたが、その人の方法が自分に合っているとは限りません。

例えば、「人と話すのが得意でない人」が、「とにかく人と話して英語を伸ばした」という人のアドバイスを実践しようとしても、ストレスの方が大きくなってしまいます。自分と性格が似たタイプの人から情報収集をして、自分に合った学習方法を見つけてみましょう。

まとめ

グローバルに働くための英語資格はたくさんありますが、資格の強みと内容はそれぞれ違います。日系企業、外資企業、海外就職などの目的によって、必要な資格は少し変わってくるので、まずは自分のゴールとするキャリアと必要な英語レベルを知りましょう。


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