2023.12.09英語学習・フレーズ

ネイティブが毎日使う英語フレーズ10選!カナダ在住者が自然な言い回しを解説

「日常会話で使える自然な英語表現って?」
「ネイティブが毎日使うフレーズが知りたい」

このように、ネイティブが本当に使う英語を知りたい方は多いのではないでしょうか。

日本で教材から覚えた英語の言い回しは、ネイティブの日常英会話で不自然に聞こえることがあります。例えば、英語の授業で呪文のように唱える「How are you?」「I’m fine, Thank you」などが良い例です。文法として間違ってはいないものの、ネイティブが頻繁に使うフレーズとは少し異なります。

本記事では、ネイティブと暮らすカナダ在住の筆者が、日常英会話で頻出する英語フレーズを紹介していきます。

ネイティブが毎日使う英語フレーズ10選


私がネイティブから毎日聞くフレーズを10つ、場面別に紹介します。

教材から英語を学ぶと、フレーズが適する場面や言葉のニュアンスが汲み取りにくいことが少なくありません。

例文も踏まえて英語フレーズを紹介するので、実際に使える場面を考えてみましょう。

文や会話の合間で使える英語フレーズ


●Speaking of〜 〜といえば

前に話していたトピックに関する話題から、次の会話につなげる時に使いやすいフレーズです。

I heard you’re planning a trip to Europe. Speaking of Europe, have you ever been to Italy?
— ヨーロッパに旅行するって聞いたよ。ヨーロッパといえば、イタリアは行ったことある?



●I was like〜 その時私は〜

過去に起きた出来事の感情を、その時の感情のまま相手に伝えたい時に使います。カジュアルな言い回しですが、ネイティブの使用頻度はかなり高いフレーズです。

She told me the news, and I was like, ‘No way!’
— 彼女からそのニュースを聞いて、もう私は「あり得ない!」って感じだったよ。



●That makes sense. それは納得だね

論理的に合ってるねという同意を表すために使用されるフレーズです。

She said she couldn’t attend the meeting due to a family emergency./That makes sense, family comes first.
— 彼女は家族の緊急事態があって会議に出席できなかったの。/それなら納得だね、家族が第一だよ。



●Unless〜 〜でない限り

Unlessの後に条件を述べることで、前文の事柄が起きるかを左右することを伝える表現です。

※参考:unless - 実はシンプル!例外条件を表す「unless」の使い方をマスターしよう | Gabby

​​I won’t be able to attend the party unless I finish my work on time.
— 仕事が定時に終わらない限り、パーティには出席できないよ。



●Especially 特に

「特に〜」という、特定の人、物、状況を強調できる副詞で、場面を問わず使いやすい英語です。

I love all types of music, especially classical and jazz.
— 私はどんな音楽も好き、特にクラシックとジャズ。

感情を伝えるときの英語フレーズ


●Thanks to you. 感謝してるよ

「Thank you」は「ありがとう」という意味ですが、「Thanks to you.」は「感謝、ありがたさ」の意味合いが強いです。

Thanks to you, we were able to complete the project on time.
— あなたに感謝してるよ。プロジェクトを期限通り進められたからね。



●Never mind. 気にしないで

「Never mind」は、自分に対して相手に気遣ってもらう必要がないときの「気にしないで」のニュアンスとして使えます。例えば、人を励ますときの「気にしないで!」は「Don’t worry」です。日本語の「気にしないで」は汎用性が高いので、直訳で覚えないようにしましょう。

Can you tell me the time? Oh, never mind, I found my watch.
— 時間を確認してくれない?あ、やっぱり気にしないで、時計見つけたから。



●It is what it is. それはどうしようもならないよ

状況を改善する方法がない時、「ありのままに受け入れよう」というニュアンスをもつ慣用表現です。

I’m disappointed that the event got canceled due to the weather, but it is what it is.
— 天気のせいでイベントがキャンセルになってガッカリだよ。でもどうしようもないね。

返答に使える英語フレーズ


●No worries./No problem. 大丈夫、問題ないよ

例えば、ドアを開けてあげた相手から「Thank you」と言われた返しに、「No worries./No problem. 」を使うと自然です。
「You’re welcome(どういたしまして)」よりも、相手に対して気を遣わせないようなニュアンスが強くなります。

A. I accidentally spilled some coffee on your table.
B. No worries, I’ll clean it up.

— A. 間違えてコーヒーをこぼしてしまいました。
— B. 大丈夫ですよ、私が掃除します。



●I’m good/I’m okay 結構です、大丈夫です

「I’m good/I’m okay」は、レストランのシーンで頻出する言い回しで、「大丈夫です」と相手にNOを伝えるときに使えます。似た言葉に「No thanks」がありますが、少し直接的な表現になるので、使うときは口調を柔らかくするなど意識しましょう。

A. Would you like another drink?
B. No, I’m good for now.

— A. 飲み物のお代わりはいかがですか?
— B. 今のところ大丈夫です。

ネイティブはHow are youになんて答える?


日本ではHow are you?に対して「I’m fine, Thank you.」と答えると、英語の授業で習った人は多いかと思います。しかし、実際は「I’m good.」「I’m great.」のように答えるネイティブが多いです。

How are you?は、1日で最も使う英語といっても過言ではありません。「I’m」を省いて「Good」「Great」だけで返答する人もいます。

ちなみに「I’m fine.」と答えると「あまり元気ではない」というニュアンスになるので、気をつけましょう。

また、「I’m good. 」のあとに「You?」と付けるだけで、「あなたは?」という意味になります。相手を気遣う良い印象を与えることができるので、ぜひ聞き返してみましょう。

I’m good.
I’m great.
— 元気だよ

ネイティブのような英語を話すには?


教材から文法や基礎を学ぶことは大切ですが、実際のネイティブとの会話から学べることは非常に多いです。

実際の会話でネイティブの表情を見ることで、英語フレーズの細かなニュアンスまで知ることができます。特定のシチュエーションでどのような言い回しをするかも理解できるので、より実践的な英語力が身に付くでしょう。

英語コーチングのギャビーでは、業界最高峰のネイティブコーチが在籍しており、マンツーマンで英語学習をサポートしてくれます。ネイティブと会話をする機会として、ギャビーの英語コーチングも検討してみてください。

まとめ


ネイティブが実際に使う英語は、教材の英語と異なることがあります。教材だけでなく、ネイティブが話す英語をインプットすることで、テキスト英語と実際に使われる英語のギャップを埋めることができるでしょう。今回紹介した英語フレーズを、ぜひネイティブとの会話で使ってみてください。


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