ビジネスの現場では、アイディア・情報・資料を「共有」する場面が、毎日のように訪れますよね。
特に海外のクライアントやビジネスパートナーとやり取りする際、英語できちんと「共有」を伝えられるかどうかは、プロジェクトの進行や信頼関係の構築に大きく影響します。
「共有」を意味する単語といえば、真っ先に思い浮かぶのは「share」 かと思いますが、英語ビジネスシーンで「共有」を指す表現は、ほかにもたくさんあります。
そこでこの記事では、ビジネスでよく使う「共有」の英語フレーズを、ニュアンスの違いとともにわかりやすく解説します。
情報を共有する際に役立つ表現も紹介するので、ビジネスコミュニケーション力アップに役立ててください。
「共有」を指す基本の英語表現「share」

英語ビジネスシーンで、情報を「共有」するときにもっともよく使われる英語表現は、「share」ですよね。
アイディア・意見・資料・最新情報など、あらゆるタイプの情報共有に対応できる便利な表現です。
カジュアルなシーンからフォーマルなビジネスシーンまで幅広く使えるため、まずは「share」の使い方を、しっかりおさえておきましょう。
「share」の詳しい意味と具体的な使い方
「share」には、なにかを「分かち合う」「提供する」「知らせる」という意味があります。
そのため、自分の意見を一方的に発信するのではなく、相手のために情報を開示するというニュアンスを持ちます。
パートナーシップやチームワークが求められる場面で、とくに重要な表現です。
具体的な使い方としては、以下の例文を参考にしてください。
このプロジェクトについて、あなたのアイディアを共有していただけますか?
会議後に最新の進捗を共有します。
共有フォルダにファイルをアップしました。
迅速にフィードバックを共有いただきありがとうございます。
次の項では、これらの例文にも使われている、「updates(進捗)」や「shared folder(共有フォルダ)」など、shareと一緒に使われる英語表現を扱います。
shareと一緒に使われる英語表現

「share」を使いこなすにあたっては、shareとよく一緒に使われる英語表現を覚えておくと便利です。
- share ideas(アイディアを共有する)
- share insights(洞察・知見を共有する)
- share updates(最新情報・進捗を共有する)
- share files / documents(ファイル・資料を共有する)
- share feedback(フィードバックを共有する)
- share the details(詳細を共有する)
いずれもグローバルなビジネスシーンで非常によく使われる表現です。メール・会議・チャットツールなど幅広いシーンで使えます。
たとえば、相手を企画会議やブレインストーミング(ブレスト)に誘う場合は、以下の表現が使えます。
新しいプロジェクトのために、アイディアを共有する短い打ち合わせを設定できますか?
データ分析やマーケティング・ビジネス戦略の職種なら、以下のような表現は欠かせません。
市場調査から得た知見を共有させてください。
また、「共有」と「進捗」は、ビジネスシーンで切り離せない要素ですよね。
以下の例文を参考にしてください。
クライアントとの通話後、最新の進捗を共有します。
そして、先ほども紹介しましたが、「共有フォルダ」は「shared folder」といい、「documents(書類・資料)」などと一緒によく使われます。
資料を共有フォルダに入れてあります。
さらに、「フィードバックの共有」は、グローバルなビジネスシーンにおいて必須です。
明日までにフィードバックを共有してもらえますか?
最後に、「詳細は追って連絡します」と言いたい時の、「share」を使った丁寧な言い方を紹介します。
詳細は追ってメールで共有します。
「share」だけじゃない!ビジネスで使える「共有」の英語フレーズ

「共有」という意味で最もよく使われる英語表現は「share」ですが、情報などを共有する「状況」に応じて英語表現を使い分けられると、ぐっと便利になります。
この記事では、以下の5つの表現をピックアップしました。
- exchange
- communicate
- pass on / relay
- brief
- circulate
それぞれ例文とともに詳しく見ていきましょう。
exchange
exchange は「双方向でお互いに意見を出し合う」というニュアンスを持つ表現です。
プロジェクト初期のアイディア出しや、ミーティングの議論など、対等な立場での情報共有に向いています。
以下の例文を参考にしてください。
コンセプトをブラッシュアップするために、アイディアを共有 [交換] しましょう。
会議で意見を共有 [交換] し、次のステップに合意しました。
今日この後、このテーマについて意見を共有 [交換] できますか?
communicate

「communicate」 は「意思疎通する」という意味の英単語ですが、「誤解なく伝える」「明確に共有する」という意味合いが強いです。
そのため、正式な連絡や、重要な情報の共有に向いており、リスク管理や社内連絡、ステークホルダーへの説明などでよく使われます。
以下の例文を参考にしてください。
方針変更を全メンバーに確実に共有する必要があります。
この情報はクライアントに共有されていますか?
この通話の後、要点を文書で共有します。
また、「意思疎通する」という意味での「コミュニケーション」に興味のある方は、こちらの記事も読んでみてください。
pass on / relay
pass on や relay は、「第三者から聞いた情報を別の相手に伝える」「指示や連絡事項を引き継ぐ」といった「伝達」のイメージを持つ表現です。
以下の例文を参考にしてください。
このメッセージをチームに共有して [伝えて] いただけますか?
詳細をサポート部門に共有 [伝達] します。
迅速に情報を共有 [伝達] してくれてありがとうございます。
brief

「brief」 は「状況や要点を短く説明する」という意味合いで、「共有する」ことを指します。
プロジェクト開始前、ミーティング前など、「手短に概要を共有したい」ときに便利です。
以下の例文を参考にしてください。
現状について手短に共有させてください。
私たちは新しい安全手順について説明を受けました。
会議が始まる前にチームへ概要を共有していただけますか?
circulate
circulate は「文書・資料・情報を回覧する」という文書共有に特化した表現です。社内配布、議事録の回覧、資料の周知などで使われます。
以下の例文を参考にしてください。
今日中に議事録を共有 [回覧] します。
更新された資料はチームに共有 [回覧] されていますか?
このファイルを関係部署に共有 [回覧] してください。
英語ビジネスシーンで使える「共有」関連のフレーズ

英語ビジネスシーンで情報を共有するにあたって、「共有」とよく一緒に使われる表現も覚えておきましょう。
以下の7つは特に重要です。
- FYI(For Your Information)
- FYR(For Your Reference)
- Please see below / Please see attached
- As discussed / As mentioned
- Keep me posted / Keep me updated
- Loop you in
- Let me share my screen
それぞれ例文とともに、詳しく見ていきましょう。
FYI(For Your Information)
英語ビジネスメールでは、しばしば「FYI」という略語が使われます。
FYIは「For your information(念のためお知らせしておきます)」の略語です。
相手に「知っておいてほしい情報」を送り、返信を求めないニュアンスがあるため、軽めの情報共有の時に便利です。
以下の例文を参考にしてください。
参考までに、クライアントからの最新情報を共有します。
参考までに共有します。対応は不要です。
FYR(For Your Reference)

「FYR(For your reference)」は、FYIよりも少しフォーマルで、添付資料やリンク共有などの時に使います。
以下の例文を参考にしてください。
ご参考までに、デザインガイドラインを添付します。
参考のため、このスレッドに追加して資料を確認いただけるようにします。
ちなみに、「FYI(For your information)」に「必ずしも読まなくていい」という意味合いがある一方で、「FYR(For your reference)」には、「目を通してほしい」というニュアンスがあります。
Please see below / Please see attached
「Please see below / Please see attached(共有資料をご確認ください)」は英語ビジネスシーンのメールで非常によく使われる表現です。
「below」は本文内に情報がある場合、「attached」は「添付資料」を指します。
以下の例文を参考にしてください。
以下に本日の議論まとめを共有させていただきます [記載しています]。
会議アジェンダを添付しましたのでご共有 [ご確認] ください。
As discussed / As mentioned

「As discussed / As mentioned」は、すでに話し合った内容・共有済みの情報に基づいて動くときに便利な表現です。
「大事なことなので2回言います」と丁寧に伝える表現です。
以下の例文を参考にしてください。
すでに共有した通り [話し合った通り]、プランBで進めます。
先ほど共有した [お伝えした] 通り、締切は来週の金曜です。
Keep me posted / Keep me updated
「Keep me posted / Keep me updated」は、「共有し続けてください」という意味で、継続的な情報共有をお願いするときの定番表現です。
進捗管理やトラブル対応などでよく使われます。
以下の例文を参考にしてください。
何か進捗があれば随時共有してください。
何か変更があれば共有してください。
Loop you in

「Loop you in」は、Slackなど、メールスレッドやチャットに、「情報共有のために関係者を追加する」 という意味です。
具体的には以下のように使います。
共有のため、ジョンを追加します。
状況が共有できるよう、あなたをスレッドに追加します。
Let me share my screen
「Let me share my screen」は「画面を共有します」という意味です。
Zoomなどを使ったオンラインミーティングで、必ずと言っていいほど使う表現ですよね。
以下の例文を参考にしてください。
詳細をご説明するため、画面を共有します。
画面共有がうまくいっていないようです。もう一度試します。
まとめ:「共有」の英語表現を使いこなして世界とつながろう

ビジネスでは、情報・資料・進捗を正確に「共有」する力が成果を大きく左右します。
今回は、「共有」を意味する英語として、以下の表現を紹介しました。
- share
- exchange
- communicate
- pass on / relay
- brief
- circulate
「共有」を指す代表的な英語表現は「share」ですが、それ以外の英語表現も、状況に応じて使い分けることで、ビジネスコミュニケーションがぐっとスムーズになります。
また、現代のビジネスシーンでは、メールでのやりとりや、オンラインミーティングが欠かせませんよね。
そのため、以下の表現も身につけておくことをおすすめします。
- FYI(For Your Information)
- FYR(For Your Reference)
- Please see below / Please see attached
- As discussed / As mentioned
- Keep me posted / Keep me updated
- Loop you in
- Let me share my screen
英語での「共有」表現を使い分けられるようになると、誤解を防ぐことができますし、プロジェクトの進行スピードもアップします。
そして、海外のビジネスパートナーとよりよい信頼関係を構築することもできるでしょう。
日本人ビジネスパーソンは、優れたアイディアを持っていても、英語力がネックになってうまく発信できないことが多いですよね。
ぜひ、この記事で学んだ知識を有効活用し、自信を持ってあなたのアイディアを世界と共有してください。
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ホール 奈穂子
株式会社ギャビーアカデミー代表取締役
元九州大学職員。TOEIC 990、IELTS 7.5(Speaking 8.0)を誇る、英語学習独学のスペシャリスト。27歳から英語を学び直し、自らの人生で英語習得がもたらす可能性を証明。米国赴任、留学プログラムや海外大学との共同学位取得プログラムの設計・運営に携わった経験から、日本人の英語学習における課題を深く理解し、効果的な学習方法を追求。その集大成として、東京大学と共同で、脳科学に基づいた独自の英語スピーキング習得メソッドを開発。現在カナダ・バンクーバーに在住。世界を舞台に活躍する日本人ビジネスパーソンの育成に情熱を燃やし、日本とバンクーバーを往復しながら精力的に活動中。趣味はカナダを舞台にしたサケ釣り。



