2025.11.30

「共有」を英語で!ビジネスパートナーとアイディアをシェアするフレーズ

ビジネスの現場では、アイディア・情報・資料を「共有」する場面が、毎日のように訪れますよね。
特に海外のクライアントやビジネスパートナーとやり取りする際、英語できちんと「共有」を伝えられるかどうかは、プロジェクトの進行や信頼関係の構築に大きく影響します。


「共有」を意味する単語といえば、真っ先に思い浮かぶのは「share」 かと思いますが、英語ビジネスシーンで「共有」を指す表現は、ほかにもたくさんあります。
そこでこの記事では、ビジネスでよく使う「共有」の英語フレーズを、ニュアンスの違いとともにわかりやすく解説します。


情報を共有する際に役立つ表現も紹介するので、ビジネスコミュニケーション力アップに役立ててください。


「共有」を指す基本の英語表現「share」

英語ビジネスシーンで、情報を「共有」するときにもっともよく使われる英語表現は、「share」ですよね。
アイディア・意見・資料・最新情報など、あらゆるタイプの情報共有に対応できる便利な表現です。
カジュアルなシーンからフォーマルなビジネスシーンまで幅広く使えるため、まずは「share」の使い方を、しっかりおさえておきましょう。


「share」の詳しい意味と具体的な使い方

「share」には、なにかを「分かち合う」「提供する」「知らせる」という意味があります。
そのため、自分の意見を一方的に発信するのではなく、相手のために情報を開示するというニュアンスを持ちます。
パートナーシップやチームワークが求められる場面で、とくに重要な表現です。


具体的な使い方としては、以下の例文を参考にしてください。

Could you share your ideas on this project?
このプロジェクトについて、あなたのアイディアを共有していただけますか?
I’ll share the latest updates after the meeting.
会議後に最新の進捗を共有します。
I’ve shared the file in the shared folder.
共有フォルダにファイルをアップしました。
Thank you for sharing your feedback so quickly.
迅速にフィードバックを共有いただきありがとうございます。

次の項では、これらの例文にも使われている、「updates(進捗)」や「shared folder(共有フォルダ)」など、shareと一緒に使われる英語表現を扱います。


shareと一緒に使われる英語表現

「share」を使いこなすにあたっては、shareとよく一緒に使われる英語表現を覚えておくと便利です。


  • share ideas(アイディアを共有する)
  • share insights(洞察・知見を共有する)
  • share updates(最新情報・進捗を共有する)
  • share files / documents(ファイル・資料を共有する)
  • share feedback(フィードバックを共有する)
  • share the details(詳細を共有する)

いずれもグローバルなビジネスシーンで非常によく使われる表現です。メール・会議・チャットツールなど幅広いシーンで使えます。


たとえば、相手を企画会議やブレインストーミング(ブレスト)に誘う場合は、以下の表現が使えます。

Could we set up a short meeting to share ideas for the new project?
新しいプロジェクトのために、アイディアを共有する短い打ち合わせを設定できますか?

データ分析やマーケティング・ビジネス戦略の職種なら、以下のような表現は欠かせません。

Let me share some insights from our market research.
市場調査から得た知見を共有させてください。

また、「共有」と「進捗」は、ビジネスシーンで切り離せない要素ですよね。
以下の例文を参考にしてください。

I’ll share the latest updates after the client call.
クライアントとの通話後、最新の進捗を共有します。

そして、先ほども紹介しましたが、「共有フォルダ」は「shared folder」といい、「documents(書類・資料)」などと一緒によく使われます。

I’ve shared the document in the shared folder.
資料を共有フォルダに入れてあります。

さらに、「フィードバックの共有」は、グローバルなビジネスシーンにおいて必須です。

Could you share your feedback by tomorrow?
明日までにフィードバックを共有してもらえますか?

最後に、「詳細は追って連絡します」と言いたい時の、「share」を使った丁寧な言い方を紹介します。

Let me share the details with you in a follow-up email.
詳細は追ってメールで共有します。

「share」だけじゃない!ビジネスで使える「共有」の英語フレーズ

「共有」という意味で最もよく使われる英語表現は「share」ですが、情報などを共有する「状況」に応じて英語表現を使い分けられると、ぐっと便利になります。
この記事では、以下の5つの表現をピックアップしました。


  • exchange
  • communicate
  • pass on / relay
  • brief
  • circulate

それぞれ例文とともに詳しく見ていきましょう。


exchange

exchange は「双方向でお互いに意見を出し合う」というニュアンスを持つ表現です。
プロジェクト初期のアイディア出しや、ミーティングの議論など、対等な立場での情報共有に向いています。


以下の例文を参考にしてください。

Let’s exchange ideas to refine the concept.
コンセプトをブラッシュアップするために、アイディアを共有 [交換] しましょう。
We exchanged insights during the meeting and aligned on the next steps.
会議で意見を共有 [交換] し、次のステップに合意しました。
Could we exchange thoughts on this topic later today?
今日この後、このテーマについて意見を共有 [交換] できますか?

communicate

「communicate」 は「意思疎通する」という意味の英単語ですが、「誤解なく伝える」「明確に共有する」という意味合いが強いです。
そのため、正式な連絡や、重要な情報の共有に向いており、リスク管理や社内連絡、ステークホルダーへの説明などでよく使われます。


以下の例文を参考にしてください。

We need to communicate the policy changes to all team members.
方針変更を全メンバーに確実に共有する必要があります。
Has this information been communicated to the client?
この情報はクライアントに共有されていますか?
I’ll communicate the key points in writing after this call.
この通話の後、要点を文書で共有します。

また、「意思疎通する」という意味での「コミュニケーション」に興味のある方は、こちらの記事も読んでみてください。


pass on / relay

pass on や relay は、「第三者から聞いた情報を別の相手に伝える」「指示や連絡事項を引き継ぐ」といった「伝達」のイメージを持つ表現です。


以下の例文を参考にしてください。

Could you pass on this message to your team?
このメッセージをチームに共有して [伝えて] いただけますか?
I’ll relay the details to the support department.
詳細をサポート部門に共有 [伝達] します。
Thanks for passing on the update so quickly.
迅速に情報を共有 [伝達] してくれてありがとうございます。

brief

「brief」 は「状況や要点を短く説明する」という意味合いで、「共有する」ことを指します。
プロジェクト開始前、ミーティング前など、「手短に概要を共有したい」ときに便利です。


以下の例文を参考にしてください。

Let me brief you on the current status.
現状について手短に共有させてください。
We were briefed on the new safety procedures.
私たちは新しい安全手順について説明を受けました。
Could you brief the team before the meeting starts?
会議が始まる前にチームへ概要を共有していただけますか?

circulate

circulate は「文書・資料・情報を回覧する」という文書共有に特化した表現です。社内配布、議事録の回覧、資料の周知などで使われます。


以下の例文を参考にしてください。

I’ll circulate the meeting minutes later today.
今日中に議事録を共有 [回覧] します。
Has the updated document been circulated to the team?
更新された資料はチームに共有 [回覧] されていますか?
Please circulate this file to the relevant departments.
このファイルを関係部署に共有 [回覧] してください。

英語ビジネスシーンで使える「共有」関連のフレーズ

英語ビジネスシーンで情報を共有するにあたって、「共有」とよく一緒に使われる表現も覚えておきましょう。
以下の7つは特に重要です。


  • FYI(For Your Information)
  • FYR(For Your Reference)
  • Please see below / Please see attached
  • As discussed / As mentioned
  • Keep me posted / Keep me updated
  • Loop you in
  • Let me share my screen

それぞれ例文とともに、詳しく見ていきましょう。


FYI(For Your Information)

英語ビジネスメールでは、しばしば「FYI」という略語が使われます。
FYIは「For your information(念のためお知らせしておきます)」の略語です。
相手に「知っておいてほしい情報」を送り、返信を求めないニュアンスがあるため、軽めの情報共有の時に便利です。


以下の例文を参考にしてください。

FYI, here’s the latest update from the client.
参考までに、クライアントからの最新情報を共有します。
FYI only — no action required on your side.
参考までに共有します。対応は不要です。

FYR(For Your Reference)

「FYR(For your reference)」は、FYIよりも少しフォーマルで、添付資料やリンク共有などの時に使います。


以下の例文を参考にしてください。

FYR, I’ve attached the design guidelines.
ご参考までに、デザインガイドラインを添付します。
FYR, adding you to this thread so you can review the materials.
参考のため、このスレッドに追加して資料を確認いただけるようにします。

ちなみに、「FYI(For your information)」に「必ずしも読まなくていい」という意味合いがある一方で、「FYR(For your reference)」には、「目を通してほしい」というニュアンスがあります。


Please see below / Please see attached

「Please see below / Please see attached(共有資料をご確認ください)」は英語ビジネスシーンのメールで非常によく使われる表現です。
「below」は本文内に情報がある場合、「attached」は「添付資料」を指します。


以下の例文を参考にしてください。

Please see below for the summary of today’s discussion.
以下に本日の議論まとめを共有させていただきます [記載しています]。
Please see attached for the meeting agenda.
会議アジェンダを添付しましたのでご共有 [ご確認] ください。

As discussed / As mentioned

「As discussed / As mentioned」は、すでに話し合った内容・共有済みの情報に基づいて動くときに便利な表現です。
「大事なことなので2回言います」と丁寧に伝える表現です。


以下の例文を参考にしてください。

As discussed, we’ll move forward with option B.
すでに共有した通り [話し合った通り]、プランBで進めます。
As mentioned earlier, the deadline is next Friday.
先ほど共有した [お伝えした] 通り、締切は来週の金曜です。

Keep me posted / Keep me updated

「Keep me posted / Keep me updated」は、「共有し続けてください」という意味で、継続的な情報共有をお願いするときの定番表現です。
進捗管理やトラブル対応などでよく使われます。


以下の例文を参考にしてください。

Please keep me posted on any updates.
何か進捗があれば随時共有してください。
Keep me updated if anything changes.
何か変更があれば共有してください。

Loop you in

「Loop you in」は、Slackなど、メールスレッドやチャットに、「情報共有のために関係者を追加する」 という意味です。


具体的には以下のように使います。

Looping John in for visibility.
共有のため、ジョンを追加します。
I’ll loop you in so you can follow the updates.
状況が共有できるよう、あなたをスレッドに追加します。

Let me share my screen

「Let me share my screen」は「画面を共有します」という意味です。
Zoomなどを使ったオンラインミーティングで、必ずと言っていいほど使う表現ですよね。


以下の例文を参考にしてください。

Let me share my screen to walk you through the details.
詳細をご説明するため、画面を共有します。
It seems my screen isn’t sharing. Let me try again.
画面共有がうまくいっていないようです。もう一度試します。

まとめ:「共有」の英語表現を使いこなして世界とつながろう

ビジネスでは、情報・資料・進捗を正確に「共有」する力が成果を大きく左右します。
今回は、「共有」を意味する英語として、以下の表現を紹介しました。


  • share
  • exchange
  • communicate
  • pass on / relay
  • brief
  • circulate

「共有」を指す代表的な英語表現は「share」ですが、それ以外の英語表現も、状況に応じて使い分けることで、ビジネスコミュニケーションがぐっとスムーズになります。

また、現代のビジネスシーンでは、メールでのやりとりや、オンラインミーティングが欠かせませんよね。
そのため、以下の表現も身につけておくことをおすすめします。


  • FYI(For Your Information)
  • FYR(For Your Reference)
  • Please see below / Please see attached
  • As discussed / As mentioned
  • Keep me posted / Keep me updated
  • Loop you in
  • Let me share my screen

英語での「共有」表現を使い分けられるようになると、誤解を防ぐことができますし、プロジェクトの進行スピードもアップします。
そして、海外のビジネスパートナーとよりよい信頼関係を構築することもできるでしょう。


日本人ビジネスパーソンは、優れたアイディアを持っていても、英語力がネックになってうまく発信できないことが多いですよね。
ぜひ、この記事で学んだ知識を有効活用し、自信を持ってあなたのアイディアを世界と共有してください。

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ホール 奈穂子

株式会社ギャビーアカデミー代表取締役

元九州大学職員。TOEIC 990、IELTS 7.5(Speaking 8.0)を誇る、英語学習独学のスペシャリスト。27歳から英語を学び直し、自らの人生で英語習得がもたらす可能性を証明。米国赴任、留学プログラムや海外大学との共同学位取得プログラムの設計・運営に携わった経験から、日本人の英語学習における課題を深く理解し、効果的な学習方法を追求。その集大成として、東京大学と共同で、脳科学に基づいた独自の英語スピーキング習得メソッドを開発。現在カナダ・バンクーバーに在住。世界を舞台に活躍する日本人ビジネスパーソンの育成に情熱を燃やし、日本とバンクーバーを往復しながら精力的に活動中。趣味はカナダを舞台にしたサケ釣り。

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